世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

番外編・プリウス急加速問題(47)

2010-06-07 00:04:10 | Weblog

メリットの
第四には、リチウムイオン2次電池の選択肢が広がる事だ。

(4)現在テスラが「ロードスター」に使っている2次電池は、90年代にソニーが開発した主にパソコンなどに使われている通称「18650」と言う円筒形(Φ18×65mm)の電池を6,831個も束ねて使っている。これに対して、トヨタのプラグインハイブリッド車に使われているリチウムイオン2次電池は、パナソニックEVエナジー社製の角型電池だ。テスラとしては、条件が合えばどこのバッテリでもよいので、これも選択肢の一つとなる。


そしてこのジャーナルでは、テスラ、トヨタ双方のメリットをまとめてみると、「テスラ WIN!」だ、と結論付けている。トヨタもここは頑張りどころだ。しかしこの業界関係者がびっくり仰天した提携話もおいそれと進むとは限らないようだ。テスラは今年の1月29日に株式公開の申請をしているが、この提携話は多分にその公開申請が認められなければ成り立たない形になっているようだ。だからまだ、「開発や受注契約」については一切合意していないと言う。これはトヨタが念には念を入れているからなのであろうか。それともテスラがごねているのか。まだまだ紆余曲折があるのであろう。

しかしよく考えてみると、このブログでは、オバマは「トヨタ潰し」にかかっていると推測している。するとこのテスラとトヨタとの提携話にも、オバマの「ちょっかい」が入らないとも限らない。いくらテスラの勝ちだといわれていても、トヨタにテスラの良いとこ取りをされるわけにはいかない、とオバマは考えているかもしれない。だから、このテスラの株式公開の認可には、何らかの条件をつけられることも念頭に置かなければならないだろう。例えば、認可の条件として米国政府が出資するとか、テスラにGMも参加させるとかだ。一筋縄ではいかないだろう事も、トヨタとしては考慮していたのであろう。だからまだ具体的な合意は無い、としている。



p98米テスラ、トヨタとの共同開発で「合意できない可能性も」
2010年 05月 28日 08:23 JST REUTERS
 [サンフランシスコ 27日 ロイター] 電気自動車メーカー(EV)の米テスラ・モーターズは27日、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)との電気自動車の開発に関する契約が、まだ正式に結ばれていないことを明らかにした。
 テスラは株式新規公開(IPO)に向けた申請書類で、トヨタと「協力する意向を表明した」としながらも、「受注を含む契約については一切合意していない。合意に至らない可能性もある」とした。
 前週、トヨタとテスラはEVの開発などで提携すると発表。両社がカリフォルニア州パロアルトのテスラ本社で行った記者会見には、トヨタの豊田章男社長のほか、カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事も出席した。
 テスラは申請書類で、トヨタが合意した総額5000万ドルの出資は、年内にテスラが株式を公開できなかった場合、実現しない可能性があることも明らかにした。
 また、トヨタが閉鎖したサンフランシスコ地域の工場を約4200万ドルで買い取ることに加え、この契約がテスラの株式公開後数カ月以内に正式に成立する見通しを明らかにした。
 テスラは電気自動車「ロードスター」のメーカー。同車は10万9000ドルで販売されている。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-15547320100527



トヨタとしても何かと気になることがある。それは、自身の研究成果と比べてもテスラの言う航続距離には納得のいかない点もあったのではないかなあ、と思えるのである。テスラ・ロードスターの航続距離は380kmと言われているが、先の記事p-9では最大航続距離としているが393kmと言っている。それぞれ前提条件が異なるのであるが、このように電気自動車での航続距離の定義の仕方も決まってはいない。電気自動車のベンチャー企業の多くは、PRをかねてバッテリーを限界まで使い尽くす形で出した航続距離を発表している。それらは、いわゆる実用的な航続距離ではないのである。そのため多くのバッテリー技術者は、それらの航続距離を6掛けで見ていると言う。

事実大メーカー系では、ダイムラーの「smart ed」は115km、日産自動車の「リーフ」は160km、三菱の「i-MiEV」も160kmだけなのである。この日産と三菱の航続距離の一致は、多分に日産が無理をして三菱と同じの航続距離を公表しているのではないかとも、勘ぐれるのである。と言うのも後発の日産は三菱なんぞには、負けたくないと言う思いが強い筈だからである。

ダイムラーもテスラに資本参加しているが、これは「smart ed」にバッテリーを供給してもらうためのものであり、バッテリーの本命としてはまだ検討中であろう。なんとなればダイムラーは、中国のBYD (Beyond Your Dream)社と折半出資で会社を設立して電気自動車の開発に取り掛かることになった。だから、BYDの電池を使う可能性が高いのである。
(続く)
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