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平和の反対にペテン有り

2013-10-06 | 平和・人権・環境・自治制度

 6日豊田の9条の会主催で、アーサー・ビナードさんの講演会がありました。彼は詩人、絵本作家で、東京に住むアメリカ人です。大学では英文学を専攻し、日本語に興味を持ち住みついた人です。講演の印象に残った言葉が、ペテンと勃発でした。日本語を学ぶために図書館で絵本を読み、新聞を読んだそうです。そんな時にイラク戦争が仕掛けられ、新聞に勃発と書いてあり、言葉の意味を調べたそうです。アメリカに有名な憲法がありますが、棚上げされていること、日本では戦争と憲法が新聞にも載ること等興味を持ったそうです。そして、金は出したが集団的自衛権は憲法に縛られ行使できませんでした。だから今、虚構の自民党多数政権で「集団的自衛権」を、解釈で改憲しようとしているのです。それまでイラクはアメリカに支援され、武器を蓄えました。しかし、イラクでは結局大量殺りく兵器はありませんでした。アメリカは第2次大戦後、憲法による宣戦布告がありません。アメリカ大統領府ではwarが消え、defenseにすり替えられたということでした。日本でも「平和」、「防衛」を口実に軍備拡張は進められてきました。真珠湾攻撃を例に、やらせの戦争ではなかったか、なぜなら空母はハワイにいなかった、情報は察知していたなどを挙げていました。原爆投下はアメリカでは戦争を早く終わらせるためと、宣伝されているそうですが、本当は莫大な予算を秘密に使って、マンハッタン計画を進めていたからで、1~2年前に戦争は終結できていたといいます。日本もソ連と密かに戦争終結を模索していましたが、ソ連が連合国側につき敗戦は確実になっていました。もっと早く降伏していれば多くの命が救われたはずです。利権・政治家のペテンに騙されず、歴史の真実を学ばなくてはなりません。今や世界で戦争は出来ない時代だといいます。なぜなら、武器を使えばエスカレートし、原子爆弾を使わなくてもロケットで日本の原発が攻撃されます。六ヶ所村を狙われれば、使用済み核燃料で北半球は住めなくなります。子どもや孫のために、今こそ憲法9条を守り、「集団的自衛権」の解釈改憲に反対しましょう。平和の反対は戦争ではなくペテンであるという言葉が印象的でした。言葉の意味と歴史の真実をアメリカ人に教わりました。(写真は講演するアーサー・ビナードさん)

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2 コメント

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鋭い指摘 (ノブ)
2013-10-06 23:39:54
 鋭い切り口で新鮮。本質を突いていると思う。
 ウソとごまかしを見破らないと、ミサイルの打ち合いになってしまう。後悔は先に立たず。
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未来の子どもと地球 (amenity)
2013-10-07 17:16:57
目先の金儲けのために、自民党政府や大企業は必死に宣伝しています。長い目で「維持可能な社会」(sustainable society)を、作ることが大事ですね。
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