豊田の生活アメニティ

都市デザイン、街歩き・旅行、くらし

仁川開発戦略とエピローグ

2012-09-23 | 平和・人権・環境・自治制度

 今回の韓国地方自治、平和、環境の旅で、韓国と日本の共通項が多いこと、そして違いを学ぶことが目的です。地方自治シンポは消化不良、環境は済州島のスマートグリッド実験の見逃しなどスケジュールに問題がありました。もちろん光州やインサドン、KTX、国立博物館など新発見も多くありました。期待はずれもありましたが、台風はすり抜け天気もまずまずでした。最終日は水原から仁川空港に向かったため、大橋と海岸の埋め立て開発を見ることができました。家賃が高いため入居はあまり進んでいないとのことです。今回現地ガイド3ヶ国語を話す人、歴史をよく勉強している人など優秀な人でした。韓国ではガイドは国家試験で地位も高く、そのため中にはプライドの高い人もいます。
 ガイドの話では韓国はインドネシアと違って、8億ドルの賠償金を高速道路などインフラ整備したとのことです。朴政権の軍事政権は開発独裁であったが、経済成長を遂げたことをどう評価するかは、見解の分かれるところだと思います。また、日本の侵略が南北分裂に繋がったという話、あるいは年末の大統領選挙など注目すべきテーマであります。研究所の反省会はまだですが、私の感想はこれで終了です。
 次のテーマは石巻市雄勝地区の高台移転問題、トヨタシンポジウムと環境モデル都市、反貧困ネットワークの雇用・福祉・消費税を中心に追っかけます。
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世界遺産水原華城

2012-09-23 | 平和・人権・環境・自治制度

 そしてもう一つ期待してたのが水原華城でした。ま、はっきり言って期待はずれでした。ぱっと見て城壁がわずか残っているだけで、ほとんど復元です。日本統治時代と朝鮮戦争で破壊されました。その価値は城郭の遺構から当時の暮らし、政治が想像できる「文化遺産」でしょうか。写真では小学生が社会見学で学習していました。リクエストで外周を走行する簡易電車に乗ることができました。
 「水原華城は京畿道水原市に築造された朝鮮時代(1392-1910)後期の城。西暦1789年に朝鮮第22代の正祖大王が自分の父親である荘献世子の墓を楊州から、水原の管轄下にあった華山の麓に移し、そこにいた住民を八達山の麓に移住させて新都市である水原を建設し、華城と改称して八達山一帯が新しい中心地となりました」(慶州旅行情報)。
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