豊田の生活アメニティ

都市デザイン、街歩き・旅行、くらし

石巻市役所

2012-09-09 | 都市計画・まちづくり

石巻の宿泊は一人素泊まり4500円で、アパートのような作りですが、作業者が多く泊まっていました。夕飯を食べるためと市街地を散策しました。豪華なうなぎやさんやレストランは営業していましたが、手頃な飲食店はなかなか見つかりませんでした。看板を訪ねていったら閉店の所もありました。解体して空き地の所もありました。やっと見つけた飲食店で刺身とビールを頼みました。そこの店では2mほど浸水したとのことで、津波被害の写真を見せてくれました。石巻駅周辺では1mほどの浸水でした。市役所は手狭なので、閉店した百貨店を数年前に再利用していました。1階は食品売り場でした。市の財政事情も厳しいようです。県の指導もあってか合併して人口15万人を超え、特定市になりたかったのでしょうか。建築制限条例の状況や議会の論議も調べてみたいと思います。写真のピンクとえんじ系の建物が石巻市役所です。
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石巻市被災状況

2012-09-09 | 都市計画・まちづくり

石巻市は平成合併で大きくなっています。人口は16万3千人、死者行方不明者が3940人と多く、全半壊した建物は33,378棟で、仮設住宅は7,298戸と沢山あります。雄勝から市街地のビジネスホテルに向かう途中、沢山の仮設住宅がありました。写真は大森地区の仮設住宅団地で数百戸規模でした。さらに総合公園では千戸近くはあるような、大規模な仮設住宅地でした。大規模な被害のため量の確保が優先され、集落単位の入居は難しかったようです。
<特記>
9日NHKで復興予算19兆円が、岐阜県のコンタクトレンズ工場など、直接関係ないものに使われていることが報道されていました。石巻市の廃棄物処理の水増しの疑いもあります。直接に店舗や住宅の再建に使われるよう監視することが必要です。
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雄勝の高台移転計画

2012-09-09 | 都市計画・まちづくり

 雄勝の後、石巻市の市街地と気仙沼に行きました。一番関心のあることは高台移転の計画がどうなっているかということで、旧雄勝町では計画案の住民合意ができていません。経過を調べるためにネットで検索したところ、広原さんのブログで雄勝のことが追加調査され、アーキエイドの問題など書かれつつあります。石井さんの雄勝の復旧・復興を考えるブログも、8・19日の説明会の様子が書いてあります。正田さんは復興まちづくり協議会の資料掲載がアップしてあります。支所の情報公開はまったくできていません。合併と震災で機能を失っています。河北新聞のニュースや元NHKの松館さんの取材記や、室崎さんの生業復興が第1、神戸の違いなどコメントもあります。これらの資料を読みながら私の見解をまとめようと試みましたが、資料が多くて読みこなせていません。地元の調査を十分行っているわけではないし、具体的な提案をするには時間がかかります。復興を急ぐ必要性と、納得のいく計画作成のあり方は、そこに住む人が熟議する必要があります。東松島市では10月から被災者の意向を、ヒアリングすると報道していました。とりあえず、雄勝関連資料と情報の収集を続けます。もう一度年内に調査にいこうと思います。被災地にとって、消費税、TPP、原発、復興予算、水産への民間企業参入、コミュニティ形成など復興への道のりは険しく感じられます。写真は旧雄勝支所前で営業している仮店舗です。
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