おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

ランニングシューズと腕時計

2022-02-14 11:34:59 | 日記

 ランニングシューズと腕時計をネットで新調した。今日の休日は、ふたつとも初めて機能を試すことになるので楽しみだ。

 ランニングシューズはこれが3足目だ。それまでは普段履いてるスニーカーで走っていたのだが、長い距離を走ると膝が痛くなってしまうので、もしかしたら靴のせいかもしれない(なんだって道具のせいにしたがる)と考え、生まれて初めてランニング専用の靴を購入した。が、最初の靴は走り方が悪かったのか、すぐに小指のところが破れてきた。そもそも薄い素材で軽くできているランニングシューズは、山登りのトレッキングシューズと違って華奢な作りなのである。僕の重厚なドタバタ走りでは、小指の部分に余計な力が入っていたに違いない。

 2足目は、少し大きめにして爪先に負担がかからないようにした。今のように厚底靴がブームではなく、速く走ろうと思えばなるべく靴底の薄いものが主流だったので、ちょっとだけ格好をつけて薄めのものにした。それで速く走れる気がしたのだ(なんだって道具のせいにしたがる)。

 この靴は丈夫にできていたのか、何年履いても破れることはなかったが、靴の裏が擦り切れ、ついには靴裏の凸凹が一切なくなり、ビーチサンダルみたいになってきた。薄手の靴底がますます薄くなり、履いている感触はほどんと地下足袋である。あんまり薄いので、疲れてくると路面の凸凹がモロに足裏に響き走るのが嫌になってくる。

 先週走った時は、信号に間に合うようにスピードを上げた途端、爪先がアスファルトに引っかかり、車の往来の多い交差点で思いっきりずっこけそうになった。ビーチサンダルではそうなるのである。

 というようなことがあったので、思い切ってランニングシューズを新調した。今度のは最近のランニングシューズらしく、ある程度靴底に厚みがあり、爪先が反り返っている。これだったら爪先が引っかかってずっこけることがないだろう。

 腕時計の方はサラリーマン時代は革バンドのアナログ時計だったが、山登りを始めてラバーのバンドのものを使い始めた。雪山で金属の時計をはめてウロウロするなんて、凍傷のもとなのだ。で、頻繁に山登りをするようになると、次は方位だけでなく、高度計のついているものが欲しくなった。ところが、この高度計というやつは、気圧の変化で測るために、天気次第で数値が変わってきてしまうので、結局のところほとんど役に立たなかった。

 ランニングをするようになると、方位や高度計よりもストップウォッチがついたものが必要になる。それに1グラムでも軽いものの方が走る負担が減る。と考えて小さく軽いランニング用の時計を購入したら、文字が小さすぎて走りながら数値が読み取れない。確認のたびに立ち止まり、目の前に腕時計をかざして確認しているうちに、「文字が小さすぎて読めなーい」と使うのをやめた。

 次はウルトラマラソンで世界的に有名な鏑木さんが、脈拍が140を超えないように走っていると話しているのを聞いた。筋肉に乳酸が溜まり疲れてしまうからだという。そこで早速脈拍が測れる腕時計にして、測りながら走っていたが、何度か走るうちに、苦しさと脈拍の相関関係がわかってきて、脈拍を測らなくても、苦しさから大体の見当がつくようになって使わない機能になってしまった。

 で、その腕時計の電池が切れたのをいい機会だと、とにかく文字がデカくて、走りながらでもわかるような老眼の人間用の腕時計を買うことにした。ネットで調べると、「老眼のジイさん用にプレゼントした」とコメントのあった2500円のデジタル時計があったので、それを買ってみた。

 で、使ってみると、確かに文字が恥ずかしいくらい馬鹿デカく、これなら走りながらでもすぐにタイムが確認できるのである。なんだか回りまわって、自分に必要なものは案外安価で揃うことがわかった次第である。腕時計とランニングシューズの初使用の結果は、過去最高か二番目の速さで走ることができたと報告しておく。

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