冷え込みが厳しく、霜が降りていた。こう寒くっちゃあ、休日のランニングに出るのが億劫になる。厚着をしているので、まずこれを脱いで裸になって、ランニング用のシャツやらタイツやらパンツに履き替えるというのが面倒だ。
と、くじけそうになるのをなんとか振りはらいながら、着替えを済ますと水分補給のためのポカリスエットだとか、汗をかいた時のためのタオルだとかをリュックに詰める。テオとアンは布団の上でヌクヌクと寝ているから、午前中いっぱい家を空けていても大丈夫だろう。
ランニングシューズを履いて玄関を出ると、思ったより空気が冷たい。手袋ははめてこなかったけど凍えないだろうかと心配になるが、とりあえず出発する。
朝から気が乗らない時というのは、何かと出かけなくていい理由を探すものだが、これといった重大な用事が見つからない。こういう時に限って体調も万全だ。仕方ない、ここまできたら腹をくくって走ってこよう。
で、最近あまり長い距離は走っていなかったので、三春の滝桜まで行くことにした。ペースは上がらないが、途中で休まないようにして滝桜まで走ると、1時間20分かかった。かなりヘトヘトだが、これから同じだけ走って帰らなければならない。疲れたから、歩いて帰ろうかと、肩の上に現れた小さな悪魔が耳打ちする。
帰路は、途中で膝が痛くなってきて、どうしてもペースを上げることができない。下りだと膝の負担が大きいが、上りだとちっともパワーが出ない。それでもなんとか家にたどり着くと、2時間50分かかっていた。久々に全力を使い切り、しばらくは何もできずにコタツでひっくり返っていた。
せっかくのお休みだから、午後は読書でもと思っていたが、そんな余力はどこにも残っていないのだ。ここで、くじけた。


























