おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

ひっ、膝が

2015-10-31 12:57:32 | 福島

 昨日に引き続き、今日もジョギングに出た。昨日のあまりの不甲斐なさに、決意も新たに走り出すアベさんなのである。

 お宮までの前半は快調なペースで飛ばす。昨日の結果を考えると調子に乗り過ぎかなと思うが、それでも今までのベストの走りからはほど遠い。

 お宮ではでかい鈴を再びガランガランとならし、二礼二拍手のあと、「はっらいた~ま~え~、きっよめた~ま~え~」と神拝詞(となえことば)を唱える。「元気で毎日過ごせますように。犬たちが長生きできますように。おいしいものをいつまでもおいしく食べられますように。ついでにお金もたくさんください」。

 後半戦も前半同様快調なペースでスタートする。これなら30分そこそこのタイムが出せるかも。

 なんて考えは3キロを過ぎた頃には無惨にも打ち砕かれた。急に右足の膝のあたりがカックンとなると、それ以降は痛くて満足に膝が曲がらない。特に下りになると体重がかかるからか、痛くて歩くのもままならなくなる。ヒアルロン酸が不足しているのかな。それともコンドロイチンかな。あるいはシジミエキスか、黒酢ニンニクが必要なのか。

 というわけで、その後は歩いたり走ったりで、タイムは34分ちょうど。それでも昨日より1分30秒早かったから、前半の貯金が効いたのだろう。

 一体いつになったら長距離走っても平気な体になるんだろう。と、軟弱な自分の体を恨みながら、膝にインドメタシンを塗り込むアベさんであった。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

形状記憶体

2015-10-30 10:25:56 | 福島

 ジャーニーランの本にすっかり感化され、いつか長距離を平気で走れる体になり、走って旅行がしたいものだと漠然と憧れている。大体アベさんはすぐに凄い人に感化され、しばらくは影響下に四苦八苦するが、結局は凄い人がどれだけ凄いかを確認して終わるのが常である。

 が、せめて気分だけでも憧れに向けて小さな一歩を踏み出している気になりたい。というわけで、久しぶりにジョギングに出た。今週は一日病に臥せっていたというのもあるし、ここ2週間くらいは忙しくて満足に走る暇もなかった。どれだけ体力が落ちているか、自分でも知りたい。

 風は冷たいが青空が広がり、上々のジョギング日和。体はどことなく重たいが折り返しのお宮まではなんとか走りきった。お宮ではガランガランとでかい鈴を鳴らし、「払いたまえ~清めたまえ~守りたまえ~幸いたまえ~」とお祈りをあげる。

 しかしながら体力はここまで。3キロほど走ったところで心臓はバクバクし始めるし肺はキリキリ痛む。足は上がらない。無理しても仕方ないので、今日のところはここまでかと、それからは歩いたり走ったりして家に帰る。タイムは35分30秒。ひと月ほど前には29分30秒で走っているので、6分も遅いタイムなのだ。

 そもそもジョギングを始めた頃のタイムが35分ほどだったから、2週間ほどさぼっている間に、僕の体はすっかり元に戻ったと言える。形状記憶合金や形状記憶ワイシャツのように、僕の体もどうやら形状記憶の性質があるらしい。どうせなら、一番早かった頃に戻ってくれるといいのに。

  それにしても5分タイムを縮めるのに半年近くかかったのに、2週間あれば元に戻る。僕のジャーニーランの夢は、まだまだ地平線の向こうにある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勘違い

2015-10-29 15:08:04 | 福島

 あちこちで文化祭が開かれる季節になり、三春町でも美術協会の展覧会が11月6(金)~8(日)日に、この辺の岩江地区でも7、8日の2日間文化祭が開催される。で、僕はすっかり今週末だとばかり勘違いしてた。従って、すべての予定を一週間前倒しで進めていた。

 というようなことで、今日はてっきり三春美術展の展覧会場の設置準備の日だと思っていたので、午後2時にはカフェを閉め、作品を持って三春のまほらホールまで行かなきゃならないなと考えていた。

 朝、念のため時間を確認すると、「あれ、開催は1週間先だぞ」と今頃気づく始末。なんだ、それならカフェをお休みしなくてもいいじゃないか。1週間後ろに間違っていたら大変だったが、前倒しなので問題はない。ただ問題なのは、もしかしたら、ひょっとしたら、認知症の気配がちらほら見え隠れしているんじゃないかということだ。で、岩江地区の文化祭の開催日もしっかり1週間前倒しで間違えていた。

 11月になったらファンヒータを出さなきゃなと思っていたが、このところ一日の寒暖差が大きく、特に曇った日などは肌寒い。窓だらけのカフェは、太陽が顔を出せばかなり暖かいが、曇った日は冷気が入り込みやすい。

 というわけで、ついでなのでこちらも前倒しで出番に備えて、点火してみる。九州では12月に入らなければストーブの準備はしなかったが、東北では11月は暖房が必要になる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

凄い人

2015-10-28 14:49:28 | 福島

 ただ単に僕が知らないだけで、世の中には物凄い人がいる。今読んでいる本は、中山嘉太郎という人の「シルクロード9400km 走り旅」というやつだ。で、まだ読み始めたばかりだが、この人は子供の頃から特別スポーツが得意というわけではなく、中学と大学で軟式テニスをかじった程度で、試合で勝ったことは数えるほどしかなかったという。その後登山に少しばかり熱中したことがあったが、会社勤めをするようになると、サイクリングもやるようになった。

 20代の後半になり、スポーツ雑誌で「トライアスロン」という競技があるのを知り、とっさに申し込みをしてしまう。泳ぎは平泳ぎで25mほど、自転車は競技用のものを買い替え、荒川の土手をランニングして練習する。で、初めての大会で完走したのに味を占め、トライアスロンの次は、ダブルトライアスロン、トリプルトライアスロンとグレードを上げて行く。ダブルはすべての競技の距離が倍、トリプルは3倍だ。

 最終的には10倍のトライアスロン、つまり水泳38km、自転車1800km、ランニング422kmに出て、302時間で完走してしまう。

 が、これを機に、人とタイムを争うことに興味がなくなり、これ以降はランニングと旅を併せたジャーニーランに取りつかれる。で、本のタイトルのシルクロードを走るところまで行くわけだが、「ジャーニーラン」という言葉を聞いて、僕も俄然興味が湧いて来た。

 以前カヌーイストの野田さんが、それまで日本国内では競技カヌーしかなかったのを、川遊びに用い、カヌーで川を旅することを始めたが、「ジャーニーラン」にも同様の響きがある。

 最近河原の土手を走るようになった僕は、マラソン大会に出ることにはまったく興味が湧かない。大勢でぞろぞろ走っている姿は、行列を作って登る登山くらいつまらなさそうだ。もっとも、世の中には大勢でわいわいお祭り気分でないと参加する気が起きないという人もいるだろう。

 まだまだ走り始めたばかりだが、次第に走る時間を延ばし、一日走っても大丈夫な体ができたら、いつか四国八十八ヶ所を走って回ってみたいと思うアベさんなのである。

 ちなみに犬と一緒にゆっくり歩いて四国八十八ヶ所を回るという夢も、昔から抱いている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

沈没

2015-10-27 11:02:17 | 福島

 日曜日、創作展の搬入と片付けの後、反省会でしこたまアルコールを摂取した。いつもだと自分で運転するので飲まないが、今回は運転手がいるので安心して飲める。

 というので、ついつい飲み過ぎ、気がつけば会の人はほぼ帰った後だった。家に帰っても、ぐだぐだテレビを見たり、のそのそと風呂に入っているうちに寝てしまったが、翌日体が猛烈に重い。二日酔いかとも思うが、ともかく犬の散歩にと出かける。

 家に帰り着くと急に寒気に襲われたので毛布にくるまっていたが、そのくらいでは凍死しそうだ。きっと猛烈な寒波がやって来たに違いない。こうなったら布団に潜り込むしかないと、頭まで布団にくるまった。2時間も横になっていればすっきりするだろう。

 ところが、寄る年並には勝てないのか、お昼頃になると布団から頭を出すのでさえ苦痛なほど寒い。犬たちは心配して足下と枕元でそれぞれ添い寝してくれている。おお、おまえたち、心配かけるねえ。

 夕方になり、さすがに腹が減って来たので、ごそごそと起きだし、風邪薬を飲んだり栄養ドリンクを口に入れたりして、夕飯におかゆを食べた。熱を測ると37度5分。どうやらかなりの高熱が出ていたようだ。二日酔い+風邪で、せっかくの休日をまるっと一日ダメにしてしまった。もったいないなあ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

体験教室

2015-10-25 11:27:42 | 福島

 自分ができることは、当たり前のように他人もできると思っていることが多い。が、逆に他人ができることが、当たり前のように自分も同じようにできるとは考えていない。わかりやすく教えてもらうことは難しいが、わかりやすく教えることも同様にむずかしい。

 昨日、カフェをお休みして、「仲間たちの創作美術展25周年記念」の企画として行われた、パソコン画の体験教室を開いてきた。

 「パソコンで絵を描く」というと、かなりの人が、勝手にパソコンが絵を描いてくれると思っている人が多く、「絵心はまったくないけど、そんな私でもできるかしら」と尋ねてくる。絵の具だろうがパソコンだろうが絵は描くか描かないかの二者択一なのだが、できるかできないかという選択肢で尋ねられるとどう答えていいかわからない。

 それでも何かしらは返答しなければいけないので、「パソコンで描くのも絵の具で描くのも同じです。絵の具の代わりにパソコンを使うだけですから」。

 例えば、スイッチひとつで自分の撮った写真が絵に変換されたとして、それのどこが面白いだろう。自動演奏する電子ピアノを買って、スイッチひとつで勝手に鍵盤が動いて曲を弾いたところで、本人が弾いたことにならないのは一目瞭然だ。

 で、そういう説明をして、あとは手取り足取り、ナスやら柿やら、簡単なカットを描いてもらうことにする。ところが、「はい、円を描いてください」と言っても、結局ひとりでさえ満足に円を描くことはできない。まさかこんなところで躓くとは。

 そんなこんなで、ひとりひとり大幅に時間延長しながら教え、無事一日は終了した。あ~疲れた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

顔なじみ

2015-10-23 15:48:39 | 福島

 ここ三日間ほど、続けてキジを見かけた。犬を連れて散歩していると、田んぼのあぜ道を盛んに地面をつつきながら歩き回っている。「キジも鳴かずば打たれまい」という言葉の通り、よほど気をつけていなければその姿を見かけることはできない。冬の間は、大きな声でケーンケーンと鳴いているので、姿を見なくてもキジの存在はわかる。あまり飛ぶのは得意そうじゃないキジだけに、夏の間はどこか避暑に出かけているとは思えない。一年を通して近くにいるにも関わらず、繁殖期以外はほとんど鳴かないから気づかないだけだろうか。

 それに引き換え、小さな野鳥たちは大空を自由に飛び回っているから、春や秋になると移動を始める。渡り鳥としてはツバメが真っ先に思い浮かぶが、その他の鳥たちも結構場所を移動する。夏になると高山で過ごし、秋には里に下りてくるのがいる。今日は夏の間はまったく姿を見かけなかったカワラヒワを数羽見かけた。冬から春にかけては身近な場所で群れになっているのを見かけるので、そろそろどこかから舞い戻って来たということだろうか。

 そして久しぶりと言えば、今日は我が家の玄関先のフリーシアの木にジョウビタキがやって来た。カチカチ、ギーギーと鳴いていたので、最初はてっきりモズかと思っていたら、ひょっこり目の前に黒と黄色の翼を持つジョウビタキが顔を見せた。その性質は、野鳥の中でも警戒心が薄く、すぐ近くまでやって来てくれる。

 だんだん寒くなるのは寂しいが、こうして顔なじみとまた会えるのは、これからの季節の楽しみのひとつだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

震度4

2015-10-22 15:19:12 | 福島

 昨日、震度4の地震があった。4にしてはちょっと大きく、グラッと来てから少しだけ長く揺れた。ガタガタと家が音を立てて揺れるので、すかさずテラスに通じるサッシを開けた。家が傾きドアやサッシが開かなくなる可能性があるからだ。揺れが収まってからもしばらく様子を見ていたが、これ以上は揺れないと判断したのでテレビをつけた。この辺はこのくらいでも、もしかしたら東京は大変なことになっていたり、南海トラフが動いていたりするかもしれない。が、ニュースは福島の中通りが震度4で一番大きく、津波の恐れもないと報じていた。

 揺れの割には意外と小さかったなと安心し、犬たちの様子を見に行くと、トトは体を固くして、花壇の土を前足でほじくっている。「まさかそこに隠れる気か」。あるいは最悪の事態に備えて墓穴を掘っているつもりなのか。

 ドリはと見ると、小屋の中で長々と寝たまま、地震なんかにはまったく動じることもなく昼寝をしている。確かに小さな犬小屋がどこよりも安全かもしれない。それに東日本大震災に比べれば震度4なんて、地震のうちに入らないのかもしれない。それにしてもだ、薄目くらい開けたらどうだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

船頭多くして

2015-10-21 10:12:00 | 福島

 2年ほど前から、「仲間たちの創作美術会」という趣味のグループに参加している。近所に会長さんが住んでいて、カフェを覗きに来てくれたのが縁で出品するようになったが、すでに今年で25周年を迎えるという長寿な団体なのだ。従って、参加者は仕事を退職したような年配の人たちばかりで、僕のようにパソコンを使って絵を描くなんてのは珍しい。そういうこともあって、25周年の企画として、僕が「パソコン画体験教室」をやることになった。一体全体、どうやってパソコンで絵を描くのか、みんな興味津々なのである。

 というわけで、今月24日(土曜日)に一日、郡山の洋菓子店「エンゼル」の2階で開催しているので、どうしても見てみたいという変わり者は、足を運んでもらうといいだろう。

 で、昨日はエンゼルでの展覧会が今日から始まるので、展覧会の準備の手伝いに行ってきた。店内に百数十点の絵や写真を飾るので、とにかくスペースというスペースに作品を展示しなければならない。よほど考えて飾らないといけないのだが、あっちでもこっちでも飾ろうとするから、場所が足りない、作品をぶら下げるワイヤーが足りないと大騒ぎだ。25周年というのに、これでは今回が初めてのような騒ぎなのである。手順というのを確立しないのが、この会の方針なのだろう。

 最後に開催日の間に、クジ引きによる小作品プレゼントを5日間分に仕分けしないといけないのだが、ここでもそれぞれが勝手に仕分けを始めるので、なかなか仕事がはかどらない。会長さんは「これじゃあひとりでやったほうが早い」と苦笑する。

 結局夕方6時から始まった準備は、9時半までかかった。「船頭多くして船山に登る」を地で行く光景に、これはこれで面白いと笑ってしまったアベさんなのであった。

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夕陽を見に行く

2015-10-20 08:40:01 | 旅行

 秋と言えば、紅葉。福島で紅葉と言えば裏磐梯か浄土平あたりが有名だが、どちもらも出かけたことがあるし、紅葉自体里山ばかりの三春に住んでいると、当たり前の風景になってくる。では、秋の休日に日帰りでどこに出かけようかということになると、高齢の犬連れだと制約が多くなる。

 というわけで、秋の季語と言えば夕暮れ。夕暮れのきれいなところと言えば、やはり日本海だろうということで、新潟に向けて出発した。

 高速を飛ばすこと2時間、新潟市で下りると、一般道を日本海に沿って南下する。すぐに漁港があったので、犬たちにトイレをさせようと立ち寄ると、思いのほか広々とした砂浜が続き、ぶらぶら散歩してくることにした。

 波が怖いドリはさほどテンションが上がらないが、子供の頃から海に親しんでトトは、久しぶりの砂浜に驚くほどテンションが高い。リードを離すと波打ち際を散策したり、カラスを追いかけたり、落ちていたボールを投げると走って追いかけて行く。その様子はまるで子供の頃に返ったかのようだった。

 お昼は寺泊に行けば食堂くらいあるだろうと踏んでいたら、びっくりするほどの観光客が押し寄せる大きな鮮魚店が軒を並べるにぎわいだった。鮮魚店の2階にある観光客向けの大きな食堂で、のどグロの刺身定食を頼んだ。のどグロはテニスプレーヤーの錦織が好物と発言したことで有名になった魚だ。僕は今回が2回目。前回が塩焼きだったので今回は刺身にしたが、白身のいたって淡白な味で、絶品というわけではない。が、地元の人は食べなれた懐かしい味なのだろう。

 昼飯の後はさらに南下し、良寛さんの里と名乗る町で車を止める。日本海に面した古い街道筋という雰囲気で、家々の壁の作りが独特で面白い。

 良寛さんの資料館というのが崖の上にあり、夕日を見るには絶景ということだったので、30分ほどかけて歩いて行くと、資料館内の公園はペットお断りだった。だったら入らないよ~だ。

 岸壁に打ち付ける波しぶきを見学したり、テトラポットのカモメを見学した後、最後の目的地出雲崎まで足を伸ばす。時間的にここがちょうど日没になるのである。

 夕暮れ、海に面した遊歩道を歩き、夕日を写真に収める。途中、海に向かってイーゼルを立て、油絵を描いているオッサンがいたので、どんな絵が描けているのか確認すると、描いていたのは木立の間の細い道の絵だった。オッサンはただ自分の描いた絵を、観光客に自慢したいだけなのだろう。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする