東日本大震災の後、やたらに復興五輪だとアピールして、東京はオリンピック招致に成功した。あの時期は、とにかく日本のみならず世界中が被災地に対して何かできることはないかと考えていた。次期オリンピックが東京に決まったのは、そういった背景が少なからずあったのは間違いないだろう。だからこそ、東京オリンピックと言いながら、宮城でカヌー競技をやるとか、福島で野球を開催するとか、やたらに東北を全面に押し出していた。
が、決まってしまえば、果たして復興五輪なのかと疑問が湧く。東北で復興に当たっていた日本中の土建屋さんたちは、潮が引くように東北から撤退し、より稼ぎのいい東京へと集中した。今では、総理大臣も東京都知事も復興五輪などとは言わなくなってしまった。
ニュースでは、オリンピックの券がいよいよ売り出されると言う。開会式が一番高くて30万円だそうだ。競技も人気のあるものや日本人選手が活躍する種目は高くなるらしい。400メートルリレー決勝は13万円、バスケットボール決勝が10万8000円とかなりの高額だ。日本はこんなに復興しましたよ、と言うのではなく、オリンピックで集めたお金を復興に使おうつもりなのだろう。でなければ、とても普通の人はおいそれと観に行ける金額ではないのである。
酷暑の中、マラソンのスタート時間を早めるとか、サマータイムを導入しようとかいう議論をしていたが、陸上100メートルの決勝などは午前中にやることがさっさと決まったらしい。涼しい夜にやればいいのにと思ったら、アメリカ人に人気の競技は、アメリカ国内のゴールデンタイムに合わせるんだそうだ。なんだかなあ。

















