ドイツという国は、日本の原発事故を受け、ただちに反原発へと舵を取った。憲法改正も、戦後60回ほど行っているという。また、最近ドイツは国の借金をすべて払い終わったことでも知られている。こういう話を聞くと、第二次大戦で原爆を二発も落とされ、福島原発ではメルトダウンを起こし、何度も被曝しているにも関わらず、いまだ原発推進などと愚かなことを言っているこの国はどうなってるんだと不思議に思う。憲法にしても、いくら現代に合わなくなっていようと、まるで神聖なものででもあるかのように、かたくなに守り続けるのだ。
ここ何日か、ギリシャが破産するというので世界中で大騒ぎになっている。というのも、お金を貸しているEUが、「借金を減らす努力をしなさい。それには年金の減額、公務員の削減、増税をしなさい」と忠告したにも関わらず、ギリシャの首相は国民の支持欲しさに一度クビにした公務員を再雇用した。で、EU、特にEUの中心でもあるドイツが、「うちだって努力して借金を返済したのだ。でなきゃ、もう金は貸さんぞ」と怒ったからだ。
さて、翻って日本は、ギリシャ以上の借金1000兆円を抱える。政府の説明だと、まだまだ資産があるから大丈夫だと言う。今の日本を簡単に言ってしまえば、年収400万円の家庭が、借金をしながら年間900万円を使って生活している。借金はとうとう1億円を超えたが、「我が家には資産があるから、それを売れば借金は返せる」と豪語する。が、いつかは借金は返さなければならない。資産を売り飛ばせば借金は返済できるかもしれない。その代わり、その年から年間400万円の支出で生活していかなければならないのである。資産を売り飛ばした以上、新たな借金はできない。
900万円の生活を400万円の生活に切り替えられるなら、資産を売り飛ばす前にその努力をするのが普通の感覚である。日本という国に、そういった変化できる力があるのなら、ギリシャの二の舞にはならないだろう。今のうちに社会保障の減額、公務員の削減、増税、これだけでいいのだから。
もし、日本が破産したとき、国民は粛々とその現実を受け入れることができるだろうか。北朝鮮や中国が攻めてくるというような空想以上に、破産という状況のほうがよほど戦争やテロが起りやすいのではないだろうか。現在国会で安保法制でガチャガチャやっていたり、憲法をどうするかで侃々諤々になっているが、本当に平和であり続けるために考えなければならないのは、日本国が抱える多額の借金のほうを解決するのが先決だと僕は思うが、政治家はそんなことは考えないのだろうか。













