ホームセンターに行くと、種芋がたくさん売っていた。ということは、そろそろジャガイモを植える時期なのだろう。
毎年畑の準備が遅れ、慌ててホームセンターに行くと、種芋やら野菜の苗やら、ほとんどなくなっている状態になっている。次こそは早めに準備をしようと思っているが、気がつくといつでも出遅れている。
朝、スーパーに出かけるために車を飛ばしていると、道路脇の畑で鍬を持ってせっせと畝を作っている老夫婦の姿を見かけた。もしかしたら、この春もすでに我が家は出遅れているのか。今日は朝からのどかな春模様で、ランニングにはもってこいの日なのだが、今日走ってしまうとそのあと畑に行って作業するなんて無理になってしまう。仕方ない、今日のところはランニングは中止にして、畑を耕すことにするか。
午後、昼飯を食った後に畑に出かける。大根や白菜の終わった畑は、オオイヌノフグリやハコベラが密集する雑草畑になっていた。こりゃまずいな。早速鍬を入れると、芝生のように雑草に覆われた表面がペロリと剥がれる。これを耕していると言うのかは、はなはだ疑問だ。
それでも3時間かけ、なんとか作業は終了したが、巨大なマリモが点々と転がったような畝では、畑とは到底言えないだろう。ここに肥料やら石灰やらをまき、もう一度丁寧に耕して、いい土にしないことには、野菜のミニチュアみたいなものしか収穫できないに違いない。
とにかく、この春はなんとかみんなと同じスタートラインにつけそうだ。我が家の庭先にフキノトウが二つほど出ていたので、今夜は天ぷらでも作って、しっかりと早い春を味わうことにしよう。