休日の昨日、犬たちを引き連れ長い散歩に出た。前日までペットホテルに預けられていた犬たちは、きっと普段ほどは歩いていないに違いない。どう考えても、一匹一匹に対し、最低でも1時間くらいは歩いて欲しいと思っているが、人間の方がそんなに歩きたくないと考えているに違いない。
僕の場合は一日歩いていても構わないので、二匹を引き連れ、首からカメラをぶら下げて、普段よりも遠くまで足を伸ばす。目指すは小さな農業公園・岩江パークだ。ちんたら歩いて回ってくると2時間はかかるだろうから、午後の3時には家を出る。
野鳥の写真を撮りたければ早朝がいい。日が高く昇ってからなんて考えていると、意外と野鳥の姿は消えている。見かけるのはスズメばかりということになる。
野鳥の影も薄く、桜もまだ咲いていないとなると、狙うのは足元の植物たち。犬たちが急にダッシュしたりしないよう最新の注意を払ってから、しゃがみ込んでカメラを近づける。その間、万が一でも近くに散歩中のほかの犬や野良猫が近づくと、2匹で猛ダッシュをかけ、僕はたちまち田んぼの藻くずとなってしまうからである。

田んぼの畦では、至る所からツクシが顔を出している。

その姿が踊りを踊っているように見える「オドリコソウ」。西日本では見覚えがない草だが、この近辺ではええじゃないかのように群衆で踊る。

スプリングエフェメラル、日本語で春の妖精と呼ばれる山野草のひとつカタクリ。なぜだか花は下を向いて咲く。近くに「カタクリの里」と銘打って地域おこしをしようとしている地区があるが、僕が見たいのは人間ではなくカタクリの花なので、岩江パークの雑木林の中を歩く。ここは知っている人が少ないカタクリの群生地なのだ。
















