朝から大雨だ。この大雨ではどれだけお客さんが来るか怪しものだが、とりあえず早々に準備だけは済ますと、土砂降りの中、本屋に行ってきた。目的は猪苗代湖の地図が欲しかったためだ。というのも、猪苗代湖の大きさが周囲60キロほどと聞いてから、それくらいの大きさなら、走って一周することができるんじゃないかと考えているからだ。
まだまだ20キロも走ればヘロヘロ状態だが、今から計画を立て、目標としておいても損はないだろう。とりあえず詳細な地図を手に入れ、実際にどこを走れるか、だとしたら走行距離はどのくらいになるかなど、ぼちぼち調べておきたい。たとえ計画倒れになったとしても、今住んでいる地域の地理を頭に入れるというのは無駄ではないだろう。
山登りをする人たちがよく利用する国土地理院発行の地図を求め、本屋ではまっすぐに地図のコーナーに向かう。が、それらしき地図は見当たらない。確か大きな引き出しのついた棚のようなものがあるはずなんだよなと思いながらブラブラすると、壁際にそれらしき引き出しが見つかった。近くに行くと確かに引き出しに2万5千分の1とか、5万分の1とか書いてある。おお、これだこれだ。引き出しを開けると50センチ四方ほどの地図が、地域ごとに分かれて入れてある。
2万5千分の1の地図では、猪苗代湖全体を見ようと思えば2枚が必要だ。もう少し詳細な地図がいいかなと思い5万分の1の方も開けてみると、こちらは詳細すぎて8枚ほどは必要になりそうだ。ここまで細かいと、かえって見るのが面倒なので、2万5千分の1の方を2枚持ってレジに行く。値段が書いてなかったので尋ねると、いろいろ調べた結果1枚375円というので、750円を払って買って帰った。
国土地理院の地図を買うのは、これが2度目だ。前回は中学生の時、同級生二人と僕とで自転車で一泊二日のキャンプに行こうということになり、本屋で目的地までの地図を何枚も買った。ほぼ無計画だったので、目的地まで何キロあるのか、どのくらいの時間で着くのか見当もつかないまま出発した。家を出て数キロも行かないうちに分かれ道でどっちへ行くのかわからず、早速道端で地図を広げて調べたが、この分じゃ何日かかるのかと心配になった。
山越えルートを取ったために、自転車はほぼ降りて7時間押し続け、夕方には土砂降りの雨に遭遇するも雨具は持って来ていなかったので、3人とも濡れネズミになり、なんとか暗くなる前にキャンプ場に到着したが、ほとんど泣きそうな状態だった。
というようなことを、本屋で国土地理院の地図を物色しているうち、ふと思い出した。ナビで目的地へ自動的に連れて行ってくれる今の技術では、こうした思い出は作りにくいだろうな。



























