おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

建国記念の日

2022-02-11 09:50:59 | 福島

 ニュースでは、東京に雪が積もるかも、と大騒ぎしていた。雪が積もるなら、さっさと冬タイヤに履き替えるなり、チェーンを用意するなりしておけば騒ぐ必要はない。転ばないような靴だっていくらでも売っている。まったくバカバカしいと、雪が降るのが当たり前の地方ではシラけているのである。

 東京で積もるかもしれないと言う時には、こちらは間違いなく積もっている。今朝も窓を開けると、辺りは真っ白になっていた。

 昨日は一日中霙まじりの雪が舞っていたが、今日は朝から青空が広がった。お天道様は偉大だ。お陽さまが差しているだけで、気分まで明るくなる。

 雪が降った朝は、いつものように雪かきで始まる。ちゃんとやっておかないと、あっという間に凍りつき、二、三日は路面がツルツルになってどうしようもなくなるからだ。

 さて、今日は世間は「建国記念の日」で休み。僕はずっと建国記念日だと思っていたが、正式には「建国記念の日」と言うようだ。建国記念日でも間違いではないが、これだと一般名詞になり、世界中の建国記念日を指すのである。法律で決められた今日の祝日の名前は「建国記念の日」なのである。

 で、大体が「建国記念の日」って、どうして今日なのだろう。外国なら革命なり、独立宣言があったりして建国するのでハッキリしているが、日本は大昔からずるずるなんとなく日本だったので、何を持って建国と言うのだろう。昔は「紀元節」と言ったということは知っていたが、調べてみると「紀元節」というのは、古事記や日本書記に日本の初代神武天皇の即位日をもって旧暦の1月1日をそう呼ぶようになったとあった。

 第二次世界大戦で日本が負けると、占領軍のアメリカは「紀元節」を廃止させた。日本がなくなったのだから、日本ができた日を記念するというのはおかしいということだったのだろうか。で、日本としたらなんとか「紀元節」を復活させようと知恵を絞り、新たに「建国記念の日」という言葉をひねくり出し、1966年に法律で決め、翌1967年から国民の休日になったということである。

 言葉が違えば中身は別物だ、と主張してシラを切り通すところは、さすがに「言霊の国」の面目躍如だ。

コメント
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