水墨で絵を描いているが、そこに習字を練習しているので文字を入れてみたい。昔の中国や日本の絵には、文字が入っているものが多い。純粋絵画なんてのは、西洋画が入って来てからのことで、「絵は絵でなければならない」みたいな風潮がある。が、そんなことには興味がないので、せっかく絵を描いて習字もやっているので、合体させてみたいのである。
というわけで、どんな文字にしようかと考え、この前池内紀さんの本で見つけた吉田一穂の詩「魚歌」を題材にしてみることにした。
では、絵の方はどうしよう。「魚歌」というからには、海辺か漁村あたりの絵がいい。と思うものの、そんなに都合がいい題材がすぐに見つかるわけもなく、自分で撮った写真や自分が描いた絵をひっかき回し、それっぽい海辺の絵があったので、改めて水墨で描き直してみることにした。
以前描いた時には当然カラーで描き、爽やかな夏の絵になっていたのだが、水墨にしてみるとなんとなく晩秋あたりの寂しげな絵になり、「魚歌」っぽくなっている。
で、次は空の部分に「魚歌」の詩(と言っても漢字が18字並んでいるだけの詩だ)を書く番である。が、一発勝負となるので、どんな具合にしたらいいか、半紙を切って練習してみる。
とりあえず草書・行書の書体で書いてみたが、大きさも均一だし、墨の濃さも同じなので面白味はない。字の大きさを変えたり、墨の濃さを変えたりしたら、違う雰囲気になるのだろうが、果たしてうまく行くのかどうか。うまく行けば、この先もう少しいろいろ挑戦してみるつもりである。
というわけで、どんな文字にしようかと考え、この前池内紀さんの本で見つけた吉田一穂の詩「魚歌」を題材にしてみることにした。
では、絵の方はどうしよう。「魚歌」というからには、海辺か漁村あたりの絵がいい。と思うものの、そんなに都合がいい題材がすぐに見つかるわけもなく、自分で撮った写真や自分が描いた絵をひっかき回し、それっぽい海辺の絵があったので、改めて水墨で描き直してみることにした。
以前描いた時には当然カラーで描き、爽やかな夏の絵になっていたのだが、水墨にしてみるとなんとなく晩秋あたりの寂しげな絵になり、「魚歌」っぽくなっている。
で、次は空の部分に「魚歌」の詩(と言っても漢字が18字並んでいるだけの詩だ)を書く番である。が、一発勝負となるので、どんな具合にしたらいいか、半紙を切って練習してみる。
とりあえず草書・行書の書体で書いてみたが、大きさも均一だし、墨の濃さも同じなので面白味はない。字の大きさを変えたり、墨の濃さを変えたりしたら、違う雰囲気になるのだろうが、果たしてうまく行くのかどうか。うまく行けば、この先もう少しいろいろ挑戦してみるつもりである。