長い間コンタクトを利用していたが、最近再び眼鏡に戻した。コンタクトにしたのは、寝転がってテレビを見ていたり、体を激しく動かしたりするときに、眼鏡だとどうも都合が悪かった。特に山登りのときに、崖の下を覗き込んだ拍子にうっかり落としでもしたら大変なので、コンタクトをして、眼鏡はコンタクトを落としたりしたとき用に持ち歩いていた。
が、老眼がますます進み、遠くのものを見るときは眼鏡が必要だが、手元を見るときには裸眼のほうがよく見えるようになってきた。こうなると、かけたり外したりが簡単な眼鏡のほうが便利だ。
今回の福島入りでは大工仕事が主な仕事なので、必然的に眼鏡ばかりを利用していたが、今日、突然眼鏡を支える鼻のところの金具がぽっきりと折れてしまった。なくても眼鏡のとして使えるのだが、片っぽの金具がないので眼鏡が歪んでくる。仕方ないので、フレームを買いに行くことにした。
新しいフレームを購入して帰ろうとすると、「壊れたフレームはどうしますか」と店員さんが聞いてくる。
「もういらないので捨ててください」
「でも、何かあったときに部品がつかえますよ」
そう言われたらもったいなくなり持って帰ったが、よく考えたら部品を使ってどうしようと言うのだろう。大工仕事にでも使えと言うんだろうか。