おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

大声援

2012-07-31 09:26:25 | 日記

 梅雨明けからお盆までの間が、一番夏らしい日が続く。空は青く、白い雲がモクモクと発達している。

 九州豪雨でしばらくは梅雨明け後もサウナ風呂のような日が続いていたが、ここにきて早朝はからりと爽やかになった。そよそよと南風が吹き、セミの群れが大音響で鳴いている。

 連日、オリンピックを見ているが、その大声援にも負けないくらいの声量で、セミたちは夏を応援しているのである。

 一体庭木にどれくらいのセミがいるのだろうかと確認に行くと、一本の木だけでも50センチくらいの間に20羽ほどのクマゼミがひしめいていた。黒々とした体が、まるでゴキブリのようにも見え、これはちょっと気持ちが悪い。木によってはクマゼミではなく、アブラゼミが群れをなしている。同じ木のように見えるが、セミの種類によって好き嫌いが分かれるのだろうか。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日も入道雲

2012-07-30 09:03:59 | 日記

 猛烈な暑さが続く。あっついなあ~と窓の外を見ると、真っ青な空にはモクモクと今日も入道雲が発達している。家の外はもっと暑そうだが、広々とした場所で、巨大な入道雲が見たくなる。

 床下で避暑をするトトを連れ出し、農道をぶらぶらする。

 カメラでパチパチと撮影しながら歩いていると、向こうから健康のためにウオーキングをしてきたオッサンに声をかけられる。「シャッターチャンスはありますか。何を狙っているんですか」

「今日は大きな入道雲が出ていたので、それを撮ろうと思って」
「雲は毎日姿を変えますからね。逆光でも撮ったりするんですか」
「逆光でも撮りますよ」
「人物を撮るときは、逆光のほうがきれいに撮れると聞いたことがあります」
「なんでもはっきり見えないほうが、きれいに見えるんでしょう」
「では、さようなら」
「さようなら」

 というような会話をしているうちに、空はまったく違った表情に変わっていた。やばい、夕立がきそうだ。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の雲

2012-07-29 08:06:38 | 日記

 猛暑が続く。 家にいても暑いばかりなので、図書館に逃げ込んだり散歩に出たりして、日中は家にいないようにしている。外に出ると、空にはモクモクと次から次へと白い雲が湧いている。雲フェチ人間の僕は、いろんな雲の中でも、入道雲が一番好きだ。あの勢いよく盛り上がっていく姿を眺めていると、どこか遠いところから、懐かしい匂いが胸いっぱいに広がっていくような気がする。

 目の前にデーンと構える堂々とした雄姿が、元気一杯な子供を連想させるのだろうか。

 次第に陽が傾いてくると、雲の勢いもなくなっていく。夕日を浴びて西の空にわずかに残る入道雲は、青春期の終わり。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

避暑

2012-07-28 10:27:26 | 日記

 梅雨明けしてから、天気がいい日が続く。人間とは都合のいいもので、雨ばかり降っていたら雨ばかりだとぶつぶつ言い、天気がいい日が続くと暑い暑いとぶつぶつ言う。

 寝起きをしている部屋に温度計を持ち込んでみると、日中は38度あった。扇風機を回しながら昼寝をしていたが、体温より暑いとあっては、昼寝をしたまま帰らぬ人となってしまう可能性もある。これじゃあ、外を歩き回っているほうが涼しかったりするのである。

 トトは庭につないでいるが、午後になると別の場所に移動させる。そこは家の床下に潜り込める場所で、一日中陽があたらないのと風が通り抜けるため、家の中で一番涼しい場所なのだ。ここを発見したのは、かつて我が家を根城にしていた白い野良犬で、いつの間にかこの床下に潜り込んで涼を取っていた。その姿を見ていたトトは、白犬なきあと、ここを自分の避暑地と決め込んでいるのである。

 いいなあ、おまけは避暑地があって。僕は僕で図書館にでも行って涼んでくるかな。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

決定力不足

2012-07-27 09:01:21 | 日記

 五輪開幕前にサッカーがスタートし、なでしこに続き男子も優勝候補のスペインに勝利した。

 ボール支配率では劣るものの、決定機は多く、おっ、意外とやるじゃないかと興奮気味に観戦する。と、庭につないでいるトトが激しく吠え立てる。夜になると近所をうろうろしている野良犬が、トトをからかいにくるのだ。窓からそっと様子をうかがっていると、野良犬はトトの鎖が届く範囲を正確に知っていて、突進しようとするトトがわずかに届かないところにいて、悠然と挑発している。ガウガウガウ。うるさーい。トトを怒鳴ると、野良犬はビックリしてどこかへすっとんで逃げる。それもつかの間、サッカー観戦に熱中していると、再びガウガウガウガウとトトが騒ぎ始める。

 試合は日本男子が先制し、その後スペインが退場者を出しひとり少なくなったにもかかわらず、日本は再三再四絶好のチャンスを逃し続ける。あー、イライラする。トトが外でガウガウやる。あー、うっとうしい。

 結局日本は勝ちはしたものの、決定機を逃し続けた後味は、敗戦に似たものがある。トトも夜通しガウガウやるわりには、野良犬を撃退するところまで行かず、日本代表同様、決め手に欠けるのである。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

過密

2012-07-26 08:09:40 | 日記

 暑い。梅雨が明けた途端、蒸し風呂のような暑さが待っていた。少し体を動かすだけで、全身から滝のような汗が出る。こういうときは、お昼はソーメンでも食いながら、クーッとビールを飲みたい。

 と、言いたいところだけど、飲酒運転が厳しいので、午後に車で出かける用事があるともかぎらず、ただひたすら夜まで我慢している。これが少し前だったら、まあビールくらいならというのが普通だったんだけど。

 子供の頃は、飲酒に関してはもっと世間は鷹揚で、学校の先生が家庭訪問に来て酒を飲み、次の家でまた飲まされるなんてことは当たり前だった。もちろん、移動は自家用車だ。勧めるほうも、「今日は車だから、お酒は止めてビールでも出しましょうか」と言っていた。「車だからビール」というのは、ビールというのは酒ではないという認識だったのである。

 隣に住んでいた巡査は大の酒好きで、べろんべろんに酔っ払っていて警察のバイクを運転し、谷底へと転がり落ちていったこともあった。今だったら、警察官が飲酒運転ということで大々的に報じられるところだが、当時はみんなで大笑いして済まされていた。

 どうしてこう何もかもが厳しくなっていくのだろう、と考えてみると、都市の人口の過密化が原因としか思えない。アラスカの原野を想像すれば、他人が近くにいない世界では、大概のことが許される。ところが、あまりに過密化が進むと、ちょっとした過ちが大事故を起こしかねない。酔っ払ってちょっとハンドルを切りそこなうだけで、歩行者の列に突っ込んでしまうということは、おおいに予想される。かつては本人が谷底に転がり落ちるだけで済んだことも、そうは行かない世の中になってしまったのだ。

 ネズミを使った実験では、狭い場所に過密にネズミを入れると、いじめや同性愛が増えるという実験結果がある。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の庭

2012-07-25 08:23:02 | 日記

 梅雨が明けたので、早速庭に出てペンキ塗りの仕事を始めた。周りは住宅街だが、庭木にはたくさんの蝉がいて、まるで鎮守の森のような大騒ぎである。

 汗だくになりながらひと仕事を終え、深呼吸とともに顔を上げると、目には真っ青な空と白い雲が飛び込んでくる。

 ああ、夏だなあ。暑いけど、気持ちは入道雲さながら盛り上がる。

 ついでに庭をブラブラしながら、カメラを構える。アゲハチョウやタテハチョウは、じっとしてくれないのでちっとも撮影できない。ナスの苗にカミキリが飛んできたけど、カメラを用意している間にどこかへ行ってしまった。と、そこにオニヤンマかギンヤンマらしき影。

 木立の鳴き声をたよりに蝉を探すと、アブラゼミとクマゼミを発見。日本の二大騒々しい蝉がいるのだから、うるさくないわけがないのだ。

 緑のカーテンのつもりで春先に植えていたゴーヤも、発育が悪いながらも夏らしい姿を見せてくれた。

 一日汗を大量にかき、夕暮れ時に蝉時雨を聞きながら、いっきに飲む冷えたビール。これぞ夏の風物詩だ。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クマゼミ

2012-07-24 10:28:17 | 日記

 梅雨が明けた途端、朝からシャーシャージージーという猛烈な蝉時雨が、ほかの物音を掻き消すほどの大音量で降り注ぐ。蝉時雨というより、蝉ゲリラ豪雨といったほうがいい。

 中でも蝉の王者のクマゼミの鳴き声はとりわけ騒々しく、クマゼミの声を聞くと夏真っ盛りという気分になる。日本最大級であり、黒光りしている体が、いかにも高級感に溢れ、蝉の王様の雰囲気をかもし出している。

 ところがこのクマゼミは、西日本を中心に分布し、東日本には生息しない。ということは、同じ日本人でも、東日本に住み夏に西日本を訪れたことがない人は、このクマゼミによる夏気分を味わったことはないということになる。ミンミンゼミやアブラゼミでは、この朝からうだるような夏気分は半減してしまうのだ。

 時代劇などを見ていると、舞台が江戸であるにもかかわらず、木立からクマゼミの声が聞こえたりするのは、撮影が京都の太秦だったりするので、気をつけてテレビを見ていると面白い。

 近頃は地球温暖化の影響なのか、このクマゼミの生息域がだんだんと北上しているようである。北陸では金沢で抜け殻が見られたり、神奈川で姿が確認されたりと、今や東京進出を目の前にしているのである。

 がんばれクマゼミ。その大音量と暑苦しい鳴き声で、日本全土をうっとうしさで覆いつくす日も近いぞ。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨が明ける

2012-07-23 07:46:39 | 日記

 いよいよ九州も梅雨が明けた。長雨のうえに大雨だったから、梅雨明けはいつもの年よりも数段嬉しい。さあ、ここからが性根をいれないと、夏ばてしてしまうのだ。九州の夏は半端なく暑いのだから。

 夕方、久しぶりに空が明るくなったので、カメラを持っていそいそと散歩に出た。

 カッと照りつける太陽に、世の中に蝉しかいないんじゃないかと思わせる蝉時雨。それでも、梅雨明けの喜びに、野鳥も虫も人間も地蔵様も喜んでいる。

 早速、畑に出てトラクターで耕し始める人。

 空を舞うアオサギ。

 自転車に乗って犬を散歩させるおばあちゃん。

 三輪車にまたがり犬に散歩させられているおじいちゃん。

 みな、一斉に家から飛び出してきたようだ。

コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小さな花

2012-07-22 10:45:00 | 日記

 なかなか梅雨が明けない。散歩に出ても灰色の雲が空を覆いつくし、ムッとする暑さだけが体にまとわりつく。カメラを持って散歩に出たものの、爽快な景色はどこにもなく、視線は自然と足元ばかりに集中する。

 この季節、あたりは旺盛な緑一色になるが、よくよく目を凝らすと、盛り上がった緑の中に小さな花を見つけることができる。目立って大きな花はないが、それなりに花は咲いているのだ。

 モンシロチョウが舞い、オニヤンマやギンヤンマが空を行き交う。木立の中からはクマゼミのシャワシャワと騒々しい鳴き声が聞こえてくる。田んぼの水は、生ぬるくドロンとしている。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする