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おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

赤い鳥

2020-03-31 11:37:01 | 福島

 青い鳥と言えば、まず頭に浮かぶのが、メーテルリンクが書いたチルチルとミチルの物語「青い鳥」だろう。子供向けのお話なので、今読んでも面白いものではないが、そのテーマは重要だ。つまり、幸せを探してあちこちほっつき回ってはみたが、結局すぐ身近なところに幸せの青い鳥はいたのである。幸せの青い鳥だから物語にもなるし、桜田淳子の歌にもなる。これが幸せの青い雲だったら、青雲のコマーシャルになってしまう。

 「アトリエ・カフェ 青い犬」も、メーテルリンクの青い鳥にあやかっているところがある。すなわち、幸せの青い犬は、我が家にいるということだ。

 実際に青い鳥となると、めったにお目にかかることはない。僕が目撃した青い鳥となると、ルイ色が鮮明なオオルリ、緑がかった水色のカワセミ、爽やかな水色のオナガ、ビビットな青が可愛いルリビタキくらいだ。

 今朝は朝から霧がかかったスッキリしない天気だったが、朝食を食べながら何気なく裏の空き地を眺めていると、木の枝に見慣れない野鳥がいた。慌てて目を凝らして正体を探ると、紅色が印象的なベニマシコではないか。毎年お正月近辺で一、二度見かけることがあるが、今年はお目にかかってはいなかった。きっと、今年の冬の見納めとばかり、向こうからやってきてくれたのだろう。

 久しぶりのベニマシコにテンションが上がっていると、次はキツツキの代表的な存在アカゲラがやって来た。散歩中にドラミングの音を聞くことはあっても、なかなか近くで目撃する機会は少ない。

 青い鳥同様、赤が印象的な野鳥もなかなかお目にかかれるものではない。ちなみに赤い鳥と聞いて思い浮かぶのは、昔のフォークグループ赤い鳥くらいだ。「竹田の子守唄」が有名だが、歌詞の意味はよくわからないな。

 守りもいやがる盆から先にゃ 雪もちらつくし子も泣くし

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チンアナゴ風

2020-03-30 12:01:17 | 福島

 昨日積もった雪がしっかり固まって、雪の中を歩き回っても靴が濡れることがない。雪が溶けるとテオもドロドロになって、散歩の後が大変なのだ。

 小学校の跡地まで来ると、早々とボーダーコリーのケンくんがボール投げをしてもらって遊んでいた。ボール投げだけでも犬はテンションが上がるのに、今朝は雪もあって大はしゃぎだ。

 早速テオはケンくんのボールを奪い逃げ回る。犬が走り回る姿は、いつ見てもいいものだ。それにしても、冬も終わろうとしている今になって、この冬一番の積雪があるとは、まったく季節が変なことになっているのである。

 東北らしい雪景色。雪は困るが、雪がないのも寂しい。冬枯れの景色は、写真を撮っても大して面白いものではない。その点、銀世界が広がると、普段見慣れた景色が一変するだけに興奮する。

 普段はカメラを向けることがない田んぼだって、思わずパチリと撮ってしまったりする。

 顔を出し始めたツクシが、雪の中から頭だけを出していた。この光景はどこかで見覚えがあるなと思ったら、水族館で見たチンアナゴそっくりではないか。水族館では、海底の砂の中に体の一部を埋めたまま、数多くのチンアナゴが立ち上がっていたが、あれと同じ光景なのである。おお、チンアナゴだ、チンアナゴだ。気持ち悪っ。

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雪の日の訪問者

2020-03-29 11:12:27 | 福島

 天気予報で、関東甲信越地方は雪と言っていた。関東で雪ということは、福島では当然のように雪が降るんだろうなと思っていたら、朝からミゾレ混じりの重たい雪が降っていた。

 道路の雪はどんどん溶けてシャーベット状態だが、樹木や空き地にはカキ氷のように盛り上がって積もっている。

 今年の灯油の配達が、今日で終わりになるはずだったが、最後の最後で雪になるとはと、配達をする人が苦笑いしていた。「急に注文が殺到するんじゃないですか」と尋ねると、10日後にもう一度配達に寄ってみますと言う。

 昨日までは四月から五月の陽気だったため、急に真冬に逆戻りしたようだ。困っているのは人間だけではなさそうで、朝から我が家の給餌台は、野鳥たちで大賑わいになった。

 まずやって来たのはシメ。体は大きく顔もイカツイ。

 一年中顔を出し、我が家の家族のようになっているシジュウカラもやって来る。

 スズメはおこぼれのヒマワリのタネを、ヨチヨチ歩きながら食べて回る。

 気の強いカワラヒワは、他の野鳥が来るたびに喧嘩をふっかけ、給餌台から追い出してしまう。もう少し仲良く食事をしてくれればいいんだが、餌の少ないこんな日は、我も我もと我を通す。新型コロナウイルスで、食料品確保に行列を作る人間も同じだけどね。

 

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増えとるやないか

2020-03-28 09:47:50 | 福島

 強風で倒れてしまった道標を作り直し、早速道端に立ててみた。

 先日背中の切開手術をし膿を取り出してもらったが、切開後の背中一面にオムツみたいなのを当てられ、それを絆創膏でこれでもかと固定されていた。すると、その日の夜から背中に猛烈な痒みが襲って来た。どうやら絆創膏にかぶれたようで、傷口の痛みもどこかへ吹っ飛び、痒さのあまり寝ることもできない。背中を鏡に写してみると、ミミズがのたくったように背中いっぱいに赤い筋ができている。

 しっしん、かゆみ止めの薬を塗るも効果はなく、とにかく一刻でも早く絆創膏を剥がしてもらいたい。昨日、ようやく診察の日が来たので、痛みよりもかぶれのほうが大変なことになっていると訴えると、医者も看護婦も「こりゃ大変。すごいことになっている」とビックラこいている。「かぶれ用の軟膏を処方しておきますから」と言うが、病気がひとつ増えとるやないか。ただでさえ、飲み薬の中に胃を守る薬まであるのに、今度は絆創膏のかぶれのための軟膏だなんて、どんどん病気になっている気がするぞ。

 傷口の治療は、ずいぶんと痛みもなくなったが、傷口をどうやって保護するかが問題だ。看護婦さんは「肌に一番優しい絆創膏にしますから」と言う。「ただ、粘着力がないのですぐに剥がれるかも」と注意してくれたが、ウチに帰り着いた頃には、背中からごっそりと剥がれていた。

 仕方がないので、スポーツをするときに筋肉や筋を保護するテーピングのテープで止めることにする。さて、お医者さんは思ってもみないかぶれのためか、「では明日も診察しましょう」と言う。診てくれるのはいいが、出かけるのが面倒なんだよな。

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看板が壊れる

2020-03-27 11:56:46 | 福島

 朝、空を見上げると、不思議な形の飛行機雲ができていた。普通はまっすぐに伸びる飛行機雲が、なぜだかブツブツと同じような間隔で途切れている。おまけにそれが大気の動きで微妙に形を変え、ひとつひとつの雲がドーナツ状に変化しようとしている。

 まるで雲の鎖か、あるいは宇宙人が文字を使って何やらメッセージを送ってでもいるかのようだ。きっと宇宙人はこう伝えたいのだろう。「春ですね」

 坂道を下りたところでチビ丸くんと遭遇する。ひとしきりテオがチビ丸くんの顔をペロペロ攻撃し、坂の上と下とに分かれる。チビ丸くんも愛護センターからもらわれて来た犬だが、テオよりもふた回りくらい大きい。賢い犬で飼い主さんの言うことをキチンと聞く。まるで自分を引き取ってくれたことを感謝しているように。テオもあれくらい賢くなれよ。

 今日はコブシの蕾はどのくらい膨らんだかなと楽しみに出かける。昨日はまだ堅いと思われた蕾も、今日は少しだけ緩んで来ているようだ。暖かければ、明日明後日には開花するかもしれない。

 去年秋の台風19号や、その後の荒れた天気によって、道路脇に立てていたカフェの看板が風の強い日に倒れてしまった。木製の足が虫に食われていたというのもあって、新調しないことには役に立たなくなってしまった。カフェにも家の壁とフェンスの二ヶ所にお店の看板を掲げているが、こちらも雨風にさらされるフェンスの看板がボロボロになってしまった。

 というわけで、今日は朝から道標作りだ。ここに「青い犬 100m」と書き入れる予定。

 フェンスの看板は、文字の部分が使えそうだったので、腐っている周辺をノコギリで切り落とし、裏板を当て、枠だけ新たな木材で作った。以前よりずいぶん小さくなってしまったが、しばらくは役に立ちそうだ。

 

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ちょっと

2020-03-26 11:37:17 | 日記

 最近、歯の治療だ、背中のコブの切開だと、何かと病院づいている。予約をしていても、時間よりは早く行かなければならないし、診察が終わっても会計を待ったりと、結構暇な時間が多い。そこでいつもポケットに文庫本を一冊入れて行く。待合室で観察すると、本を持って来ているのは僕くらいで、ほとんどの人がスマホを見ているか何にもしていないかのどちらかだ。

 文庫本は高橋秀実さんの「不明解日本語辞典」というヤツ。高橋さんの本の中では「はい、泳げません」が一番笑った。いい歳をして泳げないオッサンが、一念発起、スイミングスクールに通って泳げるようになるまでを書いたノンフィクションだ。初めて高橋さんの本で読んだのは、「からくり民主主義」。これは当時問題になっていた諫早湾の干拓のためのギロチンや、オウム真理教があった上九一色村のその後など、日本各地で騒動になっていた場所に出向き、現地の人に直に聞いて回った話で、マスコミで取り上げられていた話とずいぶん違っていて、印象がガラリと変わってしまった。例えれば、韓国で反日が激しくなると日本大使館前で日本国旗が燃やされたりするが、そんな過激な人たちはほんの数人でも、ニュース映像の激しさから、韓国全体の印象まで変わりかねないのと同じだ。

 で、「不明解日本語辞典」には、普段何気なく使っている日本語が32語取り上げられ、それぞれに考察してある。「あ、どうも」とか、電話で「あ、高橋です」という時の「あ」とは一体何かとか、話をつなぐ「えー」とは何かといった具合である。特に面白かったのが、「ちょっと」の項目で、辞書で引くと「少し」という意味だが、職場などで「あの人はちょっと怖いから注意したほうがいいよ」と言われた時には、「すごく怖い」という意味になるなど、正反対の用いられ方もしている。親に怒られる時に「ちょっと来なさい」と言われたときも、ただ「来なさい」と言われるよりも全然ちょっとでなかったりする。

 外国から来て日本で働いている人が「ちょっと」とは「待ちなさい」という意味だと思っているという話があった。どういうことかというと、働いていると、上司や同僚から「ちょっと」と呼び止められる。歩いていると「ちょっと」と声をかけられる。その度に動作を止め、相手の対応を待たなければならないため、てっきり「待て」という意味だと思っていたというものだ。

 そう言われればそうだよな。外国人にとって、日本語は恐ろしく不明瞭な言葉なんだろうなと思う。

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コワモテの新顔

2020-03-25 10:53:08 | 福島

 背中全体に座布団みたいな絆創膏を貼られているため、仰向けに寝ることができない。傷口が開くかもしれないという恐怖感もあるが、頑張って仰向けに寝たところで、盛り上がった絆創膏でエビゾリ状態になってとても安眠できそうにない。それでもお医者さんは「夕べは仰向けに寝てみましたか」などと聞いてくる。一度自分でもこんなふうに絆創膏を貼って寝てみると、実感できるのではないかと思う。

 散歩では、テオのリードはタミちゃんに任せっきりにしている。というのも、テオがグイッと引っ張った瞬間に、背中がピリピリと痛むからで、早く傷口を良くして、拷問のような治療から一刻も早く解放されたいと願っている。歩くのものんびりしか歩けないので、ひとりと1匹の後をのんびりついて行くことになる。

 テオが散々遊んだ後、サクちゃんに挨拶すると、立ち上がって愛想を振りまく。

 竹林から大きなドラミングの音が聞こえて来たので、アカゲラかと思いきや小さなコゲラだった。空洞になっている竹をドラミングすると、コゲラが出しているとは思えないほどの大音響が出ている。ただ、竹をほじくり返しても、餌となる虫がどれだけいるのか怪しいものだ。コゲラにしてみたら、餌よりも自分の力量以上の音量が面白くて竹をドラミングしているのかもしれない。

 散歩から帰ってくると、早速シジュウカラが僕を見つけて、早くヒマワリの種をおくれと催促する。近頃は我が家の給餌台も野鳥の世界では知名度が上がったようで、様々な鳥がやってくるためあっという間に空になってしまうのである。

 シジュウカラ、ヤマガラ、スズメ、シメなどが主なお客さんだが、今年の冬になって新顔がやって来るようになった。普段は群れでしか見かけたことがないカワラヒワだ。明るい黄色の羽とエビのような尻尾が特徴的で、コロコロと鳴いているところは可愛い。

 我が家にやって来るようになったカワラヒワは群れを離れたカップルだ。そろそろ子育てのシーズンのために群れを離れたのだろうか。ともかく、こんなに近くで見る機会は滅多にないと写真を撮ってみる。が、アップで見るカワラヒワはあんまり可愛くない。可愛くないというより、イカツイ顔をしている。

 なんか文句あんのか。おおっ。

 

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ふんりゅぅぅぅぅぅぅぅぅ

2020-03-24 10:57:26 | 日記

 どうしても背中のコブが痛いので、ネットで調べてなるべく近くの病院に行くことにした。術後も消毒やら何やらで、きっと一度っきりというわけには行かないだろうと考えたからで、それならアクセスが良く、すぐに行ける場所にしたかったからだ。で、三春町の町立病院にはピロリ菌の時に一度お世話になっているから(その時には胃潰瘍の後だったので検査は取りやめになった)、場所も勝手もわかっているので行くことにした。外科も皮膚科もあるので、場合によっては「あっちへ行ってください」ということもあるだろうから、いろいろあるほうがきっと便利とも考えたのだ。

 で、ネットでは午後の外来は2時からとあったので、間に合うように出かけ、受付で症状を話すと、「今日は内科の診療だけなんです」と言われてしまった。そんなことはHPには書いてなかったぞ。じゃあ、次はいつ来たらいいんですかと聞くと、「ちょっとお待ちください」と言う。で、ぼんやり椅子に腰掛けて待つが、待合室には人がまばらにしかいない。内科の診察だけとなると、こんなもんなのかなとも思う。

 と、受付の人が、内科の先生が外科も見てくれるらしく、会議の後の3時くらいからなら診察できますがという。じゃあこのまま待っていますとお願いした。問診票を渡されたので、机に向かって書いていると、看護婦さんがやって来て「この背中のコブがそうなの。服の上からでもわかるね」と感心される。

 ところが、半分も書き終わらないうちに、「今から診察しますので」と、急遽会議の前にやることになったようで、そのまま診察室に連れて行かれる。服を捲り上げ背中を見せると、先生は一瞥するなり「粉瘤ですね」とパソコンの中のカルテに病名を打ち込んでいる。前もって調べて来たからどんな症状かわかるが、「それだけかい」と心の中で思う。耳で聞いただけじゃあ、「噴流」とか「奮竜」とかの文字を思い浮かべそうだ。火山の火砕流か相撲取りのシコ名みたいではないか。

 すぐに後ろのベンチに横たわると、心の準備もなしに処置が始まる。「麻酔はかなり痛いので我慢してください」と言われ、注射針の痛みを想像していたら、何やら棒のようなものを背中の中に突っ込まれ、ゴリゴリグリグリこねくり回されるような激痛が続く。おまけにちっとも麻酔が効いてるとは思えない痛さで、そのあとの切開も、膿を出すために再びゴリゴリグリグリやられるのも、何やらを吸引するのも、針で縫うのも、すべて感触が丸わかりで、終わった時にはヘトヘトになっていた。

 薬局により処方箋どおりの薬ができるのを待っていると、薬局の人に「風邪気味ですか」と尋ねられる。「いえ、背中を切開して膿を取り出して来たんです」と、背中に座布団みたいにガーゼを貼り付けられ、セムシ男みたいになっているのを見せてあげる。

 で、今朝は朝9時から診察しますからと予約をしてくれたので、早速出かけてみると、病院は年寄りで超満員だった。僕は予約しているので、「アベさ〜ん」と呼ぶ声を聞きながら余裕で立ち上がる。が、診察室に行くのかと思いきや、連れて行かれたのは病室のベットのひとつで、ここでうつ伏せになって待つようにと言われる。背中を見るだけと思っていたので、嫌な予感に包まれるが、先生はやってくるなり説明もせずに背中の消毒を始めた。

 これがまた痛いのなんの。麻酔もないまま、一旦縫った傷口を開け、そこに消毒液を流し込んだり、傷口をゴリゴリして、再び縫って傷口を閉じるまで、僕は自分で自分の唇を食いちぎるんじゃないかと思うくらいの力で踏ん張っていなければならなかった。麻酔も痛いのかもしれないが、麻酔なしもやっぱり痛いぞ。

 では、「また三日後」と言い残し先生は去って行ったので、一体この拷問がどこまで続くのだろうと、傷口の処置をしてくれている看護婦さんに症状を尋ねると、「背中を4センチくらい縦に切っていて、化膿状態が悪かったので、ダメな細胞をすべて除去して傷口がきれいになったら縫合します。でないと、縫った後で再び化膿しますからね」とのこと。「消毒した傷口にはたっぷり軟膏を塗り込んでますからね」とは、大変ありがたいことである。それにしたって、まだ縫合手術は手付かずだったのか、と今更ながらに驚くアベさんなのである。

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ガタが来ているのか

2020-03-23 12:20:18 | 日記

 今日は休日なのだが、なんとも憂鬱な休日になっているのである。というのも、朝から歯医者の予約が入っているうえに、背中に妙なコブができたおかげで、病院にも出かけなければならくなっているからだ。

 春らしい日になっているというのに、桜の花も種類によっては開花したというのに、コブシの蕾もかなり膨らんで来ているというのに、お医者さんの世話にならなければならないとはなんとも情けないのである。

 背中のコブは最初は痛みがなかったので、コブがあること自体わからなかった。というのもちょうど背中の真ん中で、手を後ろに回してもようやく触れるか触れない場所だし、鏡に映そうとしても、自分の尻尾を追いかける犬みたいに、鏡の前でくるくる回ってしまうことになる。ただ、痛みはなくてもコブが背中にあるので、椅子の背もたれに寄りかかると違和感がある。

 そうこうしていたら急に押すと痛み始めるようになった。どうもコブの中が膿んでいるようだ。もしかしたらムカデのような虫に背中を刺されたのか。とにかく、背中の真ん中にゴルフボールみたいなコブがあって、圧迫すると痛いので仰向けに寝たり、椅子の背もたれにもたれかかったりということができない。今朝も歯医者の診察台に横になるのに、コブの痛みに気づかれないようにそっと横になるアベさんなのであった。

 しょうがない、お昼からはどこかの病院で診察してもらうか。ネットで症状の似たやつを探すと、粉瘤という症状が見つかった。体の中の老廃物がなんらかの原因で外に排出されずにコブになったもので、そこが膿むと痛みを感じるとある。老廃物を外に出せないと言われると、自分がものすごく年寄りになった気がするのだ。

 体のあちこちにガタが来ていてもおかしくない年齢だとはいえ、イボやらデキモノやらコブやらができると、我ながらジジイだなあと思ってしまうのである。

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テオと飛行機雲

2020-03-22 10:53:42 | イラスト

 テオの絵を描いた。最初にテオを描き、それから背景を描こうとしたら、何を描いてもピタリと来るものがなく苦労した。テオのちょっと物憂い表情と背景がマッチしないのだ。散々悩み試行錯誤した結果、夕暮れの飛行機雲を背景として描いた。

 散歩をしていると、ちょうど航路の真下になっているのか、頭上を3機も4機も同時に飛んでいることがある。朝早く散歩に出ても朝日を浴びている機体を見かけるし、日が落ちてから散歩しても赤と緑のランプを点滅させて真っ暗な空を飛んでいく機影がある。そのたびに空を見上げ、あそこにも人がいて、僕が飛行機を見ているのと同じように機内から地上を見ている人がいるのかと思うと、なんとも不思議な気がする。犬を連れて地上を這い回る人間と、空を飛んでいる人間が、本当に同じ種類の生き物なのかと考えてしまうからだ。

 同じように高層マンションを見上げときや、展望台からビッシリと立ち並ぶ民家の屋根を見下ろしたとき、山の中の一軒家を見かけたときにも、そこに僕と同じように人間の生活があり、それぞれの思いを抱いて毎日を暮らしている人がいるという事実が、なんだかフィクションのような気がしてならない時がある。果たして、テオは人間と生活をともにし、何を思っているのだろう。

 今朝、散歩に出るとケンくんが散歩を終えて帰るところで、軽トラックの荷台に乗り込んでいた。テオが来たのを知ると、飼い主さんは再びケンくんを荷台から降ろしてくれた。

 早速追いかけっこが始まるが、すでに運動を済ませているケンくんは本気モードにはなれない。

 仕方がないので、テオはひとりで猛烈に走り回っていた。

 モクレンの花ももう少しで開花しそうだ。

 

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