おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

ニンジン

2017-06-30 15:02:45 | 里山探検隊

 去年から植えていた畑のネギが、硬くて不味そうなので、代わりにニンジンを育てることにした。調べてみると、ニンジンというのは芽を出すまでが勝負のようで、種まきから芽を出すまでの1週間はたっぷりの水を与えなければならない。

 我が家の畑までは車で出かけるので、水をやると言ってもタンクとジョウロを持っていかなければならず、たっぷりの水が必要というだけでニンジンに関しては尻込みしていた。が、今はちょうど梅雨時期だ。毎日と行かなくても普段よりは雨を期待できる。種まきをするとしたら、今を置いて他にない。

 野菜作りの本を見ると、タネを蒔く前に水につけておくといいとあったので、一晩水に浸し、パラパラと雨が落ちた今朝、種まきをした。が、天気予報では弱い雨となっているのに、ちっとも雨は降らない。明日も弱雨となっているが、明日もこんな調子なら結局ところタンクとジョウロを持って畑に通わなければならないではないか。ああ、面倒臭い。

 ところで、アジサイの次の絵は、キノコの下で雨宿りをしているところを絵に描こうと挑戦中だ。どう描いたら土砂降りの感じが出せるのか、ああでもないこうでもないと試行錯誤を繰り返すのも、絵を描く楽しみかもしれない。

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青いアジサイ

2017-06-29 11:18:11 | 里山探検隊

 特に里山でしか見ることができないというわけではないが、この時期に散歩していてあちこちで目にするアジサイを描かないわけにはいかないと、アジサイの絵に取りかかることにした。画面いっぱいに赤いアジサイを描くか、それとも青いアジサイを描くか。あるいは赤やピンク、紫や青といったさまざまな色が混在する絵にするか迷った結果、青いアジサイで画面を埋めることにした。

 アジサイの花は、実は花ではなくガクで、その色は土壌の性質で変わる。土壌がアルカリ性だと赤、酸性が強くなるに従って赤から青へと変化する。逆に言うなら、アジサイの色でその土壌の性質がわかるということだ。

 ところが、最近は白いアジサイを見かけるようになった。白ということになると、アルカリ性の土壌なのか酸性の土壌なのかわからないではないか。そこで早速調べてみると、白いアジサイは色素であるアントシアニンがないために白くなるそうで、土壌とは関係なく白くなるという話だ。どんなものにも、必ず例外というやつが出てくる。

 青いアジサイで有名なのは、鎌倉の明月院のアジサイだろう。明月院ブルーとも呼ばれ、専門の職人が酸性の土壌を一定に保つため、せっせと仕事をしているのがテレビで流れていた。どうせ描くなら、あんな青いアジサイにしようと頑張ってみた。

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口は災いの元

2017-06-28 12:50:14 | 日記

 加計学園の問題で窮地に立たされた安倍さんが、なんとか名誉挽回しようと全国に獣医大学を作ると言い出し、またまた自分の首を絞めている。思い返せば、森友問題の時には「関係していたら議員を辞める」と大見得を切ったばかりに、その後は事態を究明するばかりか、逃げ回りはぐらかすような対応に終始しなければならなくなった。

 政治家というのは、物を作るわけではなく、体を動かすわけでもなく、その仕事というのは、口から出る言葉がすべてだ。そういった点では小説家などと同じなのである。いくら金持ちだろうと立派な経歴を持とうと、口にした言葉がすべてを決める。

 そういう自覚があるなら、決して軽口は叩かないと思うのだが、政治家という人種はどうも自分を別のものと勘違いしているらしい。

 稲田大臣が選挙応援で「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と口にし、これまた窮地に立たされた。普通に考えて、防衛省や自衛隊が、一政党を応援するなんてことがあったらおかしいことくらいわかりそうなものだが、軽率にも口走ってしまう。「口は災いの元」とは昔から言われていることだが、このことを肝に銘じるのは難しい。

 同じような意味を持つことわざを見てみると、昔から人はちょっとした言葉でいかに大変な思いをしてきたかがわかる。
「雉も鳴かずば撃たれまい」
「物言えば唇寒し秋の風」 

 人並み以上の経歴を持ちながら、ハゲ発言で議員生命が終わってしまいそうな豊田議員も、今頃は枕の端っこを噛み締めながら、自分の口を呪っていることだろう。


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ロケ地

2017-06-27 11:24:07 | 日記

 映画「男はつらいよ」だとか「釣りバカ日誌」と言えば、毎回あちこちでロケを行い、舞台となったロケ地が観光名所になることも多かった。テレビでも、NHKの大河ドラマが毎回観光名所を生み出すし、「水戸黄門」も毎回せっせと日本中を漫遊していた。今でも2時間のサスペンスドラマと言えば、必ず地方にロケに行き、観光名所や温泉地、そして名物や名産品を登場させる。

 撮影する側からすれば、宿泊から食事まで用意してもらえるため制作費が安く済むし、ロケ地の側からすればそのくらいのことで宣伝効果があるのだから、安いものである。とりわけ大ヒットドラマにでもなれば、海外からも観光客が押し寄せるのだから、こうした制作方法がなくなるはずがない。近頃では、フィルム・コミッションと言って地方公共団体や観光団体が組織を作り、積極的に誘致する。

 この前、九州まで旅行した帰り道、広島の鞆の浦に寄ったので、数年前にテレビドラマになった「流星ワゴン」のDVDを借りて観ている。香川照之と西島秀俊が親子役で出演しているドラマで、実家が鞆の浦にあるという設定になっている。

 ついこの間、自分の足で歩きまわった場所がロケ地になっているというのは、観ていて面白い。ドラマではわからなかったが、ロケの舞台はかなり狭い範囲で撮影が行われているのがわかったり、ああ、あそこの常夜灯のところで、地元の爺さんに話しかけられ、延々と鞆の浦の歴史を講釈されたのだなあと、旅行の思い出に浸ったりしている。

 大分の家のある宇佐市でも、数年前に新垣結衣が出ていた「恋空」という映画が撮影された。田んぼの風景や、海岸線を走る電車など、わざわざ大分くんだりまで来て撮影しなくても、東京近郊にも似た場所はたくさんあるだろうと思うが、よっぽど宇佐市の誘致が魅力的だったのだろう。

 ロケ地というわけではないが、東京にいると、あちこちでテレビの撮影をしているところに出くわす。よほど自分が興味を持っている芸能人でもない限りは足を止めることはないが、京都を旅行した時には、渡月橋を渡ろうとしたら「こら、そこ入ってこない」と、突然怒鳴られてびっくりした。足を止めて見渡すと、渡月橋の上で「暴れん坊将軍」の撮影の真っ最中だった。人だかり越しに橋の真ん中あたりを見ると、そこには畳一枚分くらいある大きな顔をした松平健が立っていた。

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梅雨時期の花

2017-06-26 09:37:26 | 福島

 休日の朝は、いつもの散歩よりちょっとだけたくさん歩く。時間を気にする必要もなく、カメラを首にぶら下げ、よそ見をしたり道草を食ったりでなかなか前へは進めない。

 梅雨入りしたものの、福島はまだまだ雨不足のようだ。今日もからりと晴れ上がり、冷んやりとした風が吹いているので過ごしやすい。太陽は眩しいが、いくら歩いても汗ばむことはない。

 この時期の代表的な花といえばアジサイだ。次に里山の絵を描くとしたらアジサイかなと思い、なるべくアジサイの写真を撮るように心がける。

 赤い花は地面がアルカリ性、青い花が咲くのは酸性の土壌だという。でも、最近は白いのもあったりして簡単に判断できなくなっている。アジサイはもともと日本古来種の花で、いったん外国に持ち出されてから品種改良が進み、今では西洋アジサイとして逆輸入されたものが一般的なアジサイとなっている。

 福島ではアジサイ以上に目につくのがタチアオイだ。こっちはもともと園芸種として改良されたのだろう。赤やピンク、白や紫と様々な色のタチアオイが、道端や田んぼの土手に生えている。これも梅雨時期の代表的な花だ。

 ヒメジョオンは、春先に咲くハルジオンとほとんど区別はつかないが、これからの季節、空き地に群生しているので、それまで殺風景だった場所が花畑になっていたりして目を楽しませてくれる。これももともと園芸種として輸入されたものが、花屋の店先から逃げ出して日本中で大繁殖したらしい。

 散歩が終わったら、ドリを手術後の抜糸に連れて行かなければならない。傷口もすっかりふさがり、毛が剃られてむき出しになっていたお尻にも、短い毛が生えてきた。

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ホタルブクロ

2017-06-24 15:13:15 | 里山探検隊

 今日と明日、会津でホタル祭りというのをやっているらしい。

 会津まで車で1時間くらいはかかるが、同じ福島なので、きっとこの辺でもホタルは出没しているに違いない。ホタルは気温が高く湿度が高いほど出てくるとニュースでやっていたので、蒸し暑い今日あたりは絶好のホタル狩り日和なのかもしれない。

 近所を散歩していると、ホタルブクロという花が咲いている。チューリップを逆さまにしたような、ゴテゴテのシャンデリアのような花がつく。散歩の時に会うジイちゃんの話では、昔はこの花の中にホタルを閉じ込めて遊んだという。そこからホタルブクロの名前がついたのだろう。

 我が家の庭でもホタルブクロがたくさん咲いているので、地面に寝そべってホタルブクロを観察した。ここにホタルがいたらこんな感じかなと想像しながら、絵に描いてみた。夜のシーンを絵に描くというのは、かなり難しい。

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興奮

2017-06-23 12:10:16 | 日記

 アランの「幸福論」を読んでいたら、「興奮」という章があった。

「自分の泣き叫ぶ声で子どもは自分自身に苦痛をあたえ、さらにいっそういらだつ。おどかしたり、どなったりすれば、なだれのような泣き叫ぶはいっそう激しくなる。怒りを養うのは怒りそのものなのだ」

 すぐに、今話題の国会議員のことが頭に浮かんだ。「このハゲー」と叫びまくる面白議員のことだ。号泣議員も相当面白かったし、重婚騒動の議員もなかなかの小物ぶりで面白かったが、今回の議員も負けず劣らずカスみたいな人間で、国会というところが、議員ではなくお役人の力でしか動いていないことがよく理解できるのである。

 ヒステリックに泣き叫ぶのは子供らしい行動だが、感情に押し流される大人は意外なほど多い。そしてそういう人ほど、素直に喜怒哀楽を表現できる人間になりたいと、恐ろしいことを言いたがる。

 アランは続ける。「いつも恐るべきものであるというのは、興奮のせいであり、興奮はもし拡大すれば、きわめてつまらぬ理由のためからでさえも、戦争を実現させることになるだろう」

「思うに、幸福とは平和からうまれる果実ではない。幸福とは、平和そのものなのだ」

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シロツメグサを描く

2017-06-22 11:35:42 | 里山探検隊

 いよいよ福島県も梅雨入りした。と思ったら、今日はもういい天気なのだ。雨が少ないのは困るが、気温が上がってくれないと、我が家の畑の作物たちが大きく育ってくれない。

 梅雨に入ると、目立ってくる花はタチアオイとアジサイだ。タチアオイが咲くと梅雨入りで、次第に高い位置の花が咲き、最後にてっぺんの花が咲くと梅雨が明ける。九州にいた時には見たことがなかった花なので、その特徴は面白い。

 シロツメグサは春から夏にかけて花を咲かせるので、そろそろ終わりかけだ。別名ウマゴヤシと呼ばれていることから、かつては牧草として植えられていたのがわかる。葉っぱは四つ葉のクローバーが幸運を呼ぶと言われていてラッキーアイテムみたいになっているが、僕の中で一番しっくりくるのはウマゴヤシの名前かもしれない。シロツメグサというと、アニメの「あらいぐまラスカル」の歌を思い出す。

 子供の頃、一面柔らかな葉っぱに覆われた野原を転がりまわっていると、こんもりしたところは大概牛か馬の糞だった。えんがちょ。

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コロッケ

2017-06-21 14:28:35 | 福島

 去年、一昨年とジャガイモを育てるのに失敗した。農薬を撒くのに躊躇したため、あっという間に葉っぱを虫に食われ、収穫するところまで行かなかった。そういうこともあって、今年はいつもよりも早めに種芋を植え、葉っぱが出たところで殺虫剤を撒いた。

 その効果が出たのか、ジャガイモの苗はすくすくと育ち、どこよりも早く紫色の花を咲かせた。今年は豊作が期待できるとワクワクしているが、どうしたわけか、去年植えたジャガイモまでが芽を出して育っている。

 ほかのタネも蒔きたいので、とぼけた場所に顔を出したジャガイモを掘ってみると、立派なジャガイモができているではないか。これだったら今年植えた分は、かなり期待して良さそうである。

 早々と掘り出したジャガイモは、早速コロッケにしてみた。揚げ物料理は面倒で難しいが、コロッケは思ったよりも簡単なので、ジャガイモがたくさんある時にはチャッチャッと作る。ジャガイモを蒸して潰しておく。ミンチとコーンをバターで炒め、ジャガイモに混ぜる。小判型に丸めたものを小麦粉、卵、パン粉の順にくぐらせて揚げれば出来上がり。中身にはすべて火が通っているので、衣さえカラッときつね色になればおしまい。

 あとはホクホクの熱々を片手に、よく冷えたビールがあれば、最高のご馳走だ。

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梅雨入り前

2017-06-20 08:50:45 | 福島

 梅雨入りしたのに、いっこうに雨が降らないというニュースが流れている。福島は梅雨入りしたという発表がないのでまだだろうが、雨が降らない割には長袖が必要なくらいの肌寒い日が多い。これじゃあ田んぼや畑に悪影響が出るんじゃないかと思うが、水不足よりはましなのかもしれない。

 そんな中でも、昨日のお休みは朝からカラリと晴れ上がり、珍しく気温も上がった。

 本当なら、朝からランニングに出たい気分だが、この前手術したドリのお尻の糸を抜きに動物病院に出かけなければならない。午前中は前に描いた絵の手直しをしたり、犬たちを連れて動物病院まで出かけたりで時間が経つ。

 午後から走ってこようと思っていたら、先週さくら湖マラソンで10キロ走ったばかりのタミちゃんが、今日も同じコースを走ると言い出した。10キロじゃ物足りない気がするが、まだ胃薬を飲み続けている僕としても、もう少し様子を見てもいいのかもしれない。

 というわけで、気温がぐんぐん上がった昼下がりに、さくら湖マラソン10キロコースを一緒にのんびり走る。先週1時間10分で走り切ったタミちゃんも、この日は1時間15分で完走。時間うんぬんというより、2週続けて10キロを完走したことに意味があるだろう。

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