おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

猛暑のトレイル

2024-07-23 12:18:39 | トレッキング
 早朝から剪定をし、朝飯を食ったらすぐに出かける準備をする。この前もらった観光案内のトレッキングコースを歩きに行こうと考えていたからだ。出発は早いほうがいい。今日もまた猛暑日確実なのだから。

 車がないので登山口までママチャリで走ること45分、天福寺登山口に到着する。ここからは低山登山となる。





 天福寺は断崖に横穴を掘ったような場所にあるので、まずは急な石段をよじ登るようにして岩窟まで登山。案内によれば標高は200メートルほどだからあっという間だ。所要時間15分とあったが、実際は5分くらいで登ってしまった。





 ここでお賽銭を上げて、記帳をする。「午前九時半 すでに猛暑だ くそ暑い」と俳句みたいなのを書きおく。



 ここからはずっと尾根歩きとなる。木陰が続き、尾根を抜ける風があるため、猛暑日といってもそこそこ涼しく感じる。下山口まで約4キロとある。普通に歩けば、山道の場合1キロ1時間を目安にしているが、歩きやすいので約2時間くらいが目安だろうか。



 枯れ葉と枯れ枝が積もっているため少し滑るが、危ない箇所もないので途中で走ることにする。トレイルランニングだ。そんなこともあって、所要時間は1時間10分と思ったより早かった。

 途中、展望台が2箇所ほどあったので、水分補給がてら写真も撮る。





 で、無事下山したが、登山口に自転車を止めてあるので、今度はそこまで普通にランニングだ。炎天下、アスファルトの上を30分走り、再び天福寺登山口まで戻る。そこからママチャリを飛ばして家に帰ると、3時間半が経っていた。久しぶりのハードワークに、すっかりクタクタになっているアベさんなのである。ああ、気持ち良かった。
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久々みそこぶし山

2023-12-07 10:24:31 | トレッキング
 この前、山に行こうと誘ったら、とんでもなく悪天候になり急遽取りやめた。そうこうしてたら知人から「明日休みが取れたし、天気も良さそうだから出かける?」と連絡が来たので、すかさず「じゃあ、一目山に行こう」と誘った。

 午前8時に迎えに来てもらって、そのまま運転してもらって九重山系に向かう。まるっきり山登りなんて考えたこともないという初心者なので、車を下りてすぐに登れる一目山がとりあえず目的地だ。なにしろ駐車場の前にこんもりと盛り上がる一目山は、登りは急斜面だが30分もあれば登れ、頂上では阿蘇山、九重山が一望でき、眼の前には九重スキー場、八丁原地熱発電所を見ることができる。



 で、いざ出発。初めて来たときの一目山は、ススキが一面銀色に輝き、まるで積もった雪に光が反射しているようだった。今回はちょっとだけ時期が遅かったようで、ススキはあるものの、ススキの穂が寂しくなり、茶色が目立っていた。



 それでもススキに覆われた山は珍しく、パチパチと撮影会となる。すぐに頂上を目指すと、普段ランニングで鍛えているつもりの僕でも結構足に来る。知人は運動不足で太ももが動かなくなったと悲鳴を上げる。それでも短時間で登頂を果たすと、 360度の絶景に疲れも吹き飛ぶ。風は冷たいものの、汗だくの体には気持ちよく、持参した冷たいお茶をグビグビ飲む。

 あっという間に目的を果たしたので、次はもう少し足を伸ばしミソコブシ山まで歩いてみることにした。ほとんど高低差がない登山道なので、山歩きといったところか。尾根伝いに歩くと、両側には草原が広がり、歩いて来た者にしか見ることができない光景が広がる。




 ミソコブシ山はもう何度来ただろう。ひとりだったら更に足を伸ばし、目の前に鎮座する涌蓋山まで行くのだが、そのルートだと夜明けとともにスタートしなければ日暮れまでに下山できない。もっとも今回は、最初からここが最終目的地なのである。





 上から下りてきたカップルとすれ違ったので、「涌蓋山までですか」と尋ねると、本格的な登山ルックに身を包んだふたりは、「ミソコブシ山までです」と答える。そこまでなら普段着でも十分なので、ちょっと照れくさそうだ。

 ミソコブシ山でひと息つくと、体が冷える前に戻ることにした。山を下りると女性ふたり組が前から登ってきた。まっさらな新品の登山ルックのふたりだ。時間的に見て、ミソコブシ山が目的地に違いない。と、向こうから「こんな泥道がまだまだ続くんですか」と半泣きで聞いてきた。「いえ、もうあとは歩きやすいですよ」と答えたが、今日のルートはまるっきしマシなほうだ。少しぬかるんだところはあるものの、傾斜はないし、水たまりもない。注意すれば滑ることは少ないのだが、おそらくふたりの期待している登山道は、しっかりと舗装しているか、木道になっていることだったのだろう。そういう山を期待するのなら、高尾山みたいな都会にある山に登るしかないのである。

 とうわけで、お昼すぎには車まで戻ったので、途中で昼飯にして帰ることにする。

 帰り道、最近テレビでも取り上げることが増えてきた「宇佐のマチュピチュ」を通ったので、途中下車した。



 ただ尖った山と小さな集落がある風景なのだが、誰ともなくマチュピチュに似ていると言い出した。そのうち村おこしとして、展望台までこしらえ、盛り上げようと頑張っている。ただ、「どこがマチュピチュなの」と突っ込まれそうなのを予想して、展望台には本物のマチュピチュの写真もパネルにしていた。



 親切心が旺盛なのか、立ち寄った人のために、記念写真を撮るための椅子まで設置してあった。が、さすがに座ろうとは思わなかった。

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低山登れず

2023-11-28 11:16:57 | トレッキング
 知人宅に用事があって尋ねると、話のついでに目の前にある三角形をした小さい山に、ちょっと前に登ってきたという話題になった。山裾にお寺があり、山そのものが御神体だという。
「普段から山登りするんだったら、30分もあれば登れるんじゃないかな」
「登山口がお寺だったりお宮だったりするのは当たり前だから、てっぺんに上るための道をきっと整備しているんだろうね」

 というようなことがあったので、今日は朝からランニングする気満々だ。登ろうとする低山は(おそらく300メートルくらいだろう)、出発地点から7、8キロというところか。それなら走って1時間かからない。それから登って下りて1時間見るとして、往復しても3時間あれば行ってこれるだろう。

 というわけで、朝飯後すぐに出発する。お昼までに帰る予定である。



 目的のお寺に37分で到着。予定より早いが、休まず走ったので距離にして8キロくらいか。





 低山とは言え、久々の山登りにワクワク感が止まらない。雑木林の中からはシジュウカラかエナガかはわからないが、野鳥のさえずりが聞こえてくる。正体を見たいと目を凝らすが、木々の上のほうはまったく様子がわからない。この辺が落葉樹林帯の東北と違い、照葉樹林の九州の山は鬱蒼として野鳥観察には向いていないのである。

 しばらくははびこる竹を伐採している雑木林の中を進んだが、そのうち踏み跡もなくなり、行き止まりになってしまった。登山道によくあるピンクのリボンが木に縛りつけてあるから、おそらくこの辺が取り付きなんだろうなと思い、次のリボンを探すがわからない。眼の前には伸びたばかりの竹が鬱蒼と斜面を覆っている。小さい山だから、この辺から登って行けばてっぺんには出そうだが、ランニングの格好なので、道に迷い体が冷えると困ったことになる。

 少しだけ歩き回り、人の歩いた踏み跡でもあればと探すが、それも見つけることはできなかった。仕方ない。今日のところは諦めるか。



 で、予定通りに登ることができなかったので、遠回りして帰ることにした。写真の真ん中の三角の山が今回断念した山。



 開けた田園の農道を走っていると、ときどきお宮に出くわす。山の中を走るトレイルランニングというのがあるが、僕の趣味から言えば、明るくのどかな里道ランニングのほうがよほど気持ちがいいのである。
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ひさびさ磐梯山

2017-09-12 08:16:58 | トレッキング

 天気は下り坂だが、タミちゃんの姉ちゃんが磐梯山に登りたいと千葉からやって来た。なんとか夕方までは雨は大丈夫そうなので、朝飯後に出発、9時に裏磐梯の八方台登山口に到着する。磐梯山に登るには、ここが一番楽なコースで、頂上まで2時間ほどで着く。山は霞がかかったように真っ白で、山頂に立っても展望がきくかどうか怪しいが、とりあえず雨さえ降らなければオーケーということにし出発する。

 磐梯山は3回目。最初はトトと、次はタミちゃんと。もう来ることはないかなと思っていたが、今回は僕とタミちゃんとタミちゃんの姉ちゃんの3人組だ。

 登り始めは、広葉樹の林を抜ける静かな遊歩道。その後急勾配の上り坂になり、最初の30分で顎が上がってくる。

 途中、硫黄の匂いが立ち込める廃墟の横を通り過ぎ、2時間弱で弘法清水に到着。心配していた展望はまずまずで、山にかかった霧がミストになって汗をかいた体に気持ちがいい。

 が、最後の500メートルはますます急勾配になる。

 大きな岩のゴロゴロする登山道を30分近くかけて山頂に無事到着すると、猪苗代湖方面は見えないものの、そこそこの展望が得られた。

 ということで、山岳ガイドの役目はおしまい。この後、弘法清水まで降りたところでお弁当とする。山の上で熱いお湯を沸かす。持参したインスタントの味噌汁でオニギリを食う。ところが、コーヒーを淹れようとしたら、コーヒーフィルターを忘れて来ていた。せっかく豆を挽き、重いのに陶器のカリタ(コーヒーをこす道具)まで抱えてきたのに、コーヒーを飲めないなんて。

 ただそれだけが心残りで、下山することになった磐梯山であった。

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ホシガラス

2016-10-10 15:47:03 | トレッキング

 ぼちぼち紅葉が見頃になってきてるとテレビでやっていたので、浄土平に行ってみることにした。火山の噴火で警戒レベル2になって以来足が遠のいていたが、ほとぼりも冷めた頃だろう。まだ近寄ることができなくても、鎌沼に行くのは大丈夫だろうととりあえず家を出る。

 紅葉の見頃まではもう少し時間がかかりそうだったが、標高1600メートルの浄土平はフリースにマウンテンパーカーという冬の装備でちょうどいいくらいの寒さだ。気の早い人はすでにダウンジャケットを着用している。

 噴火の警戒レベルは相変わらずのレベル2だったので、鎌沼へは酢ヶ平経由では通行禁止になっていて近寄れない。そこで約1.5キロの鎌沼に直行する。

 途中、目の前の松に見慣れない野鳥が止まった。一瞬カササギかと思ったが、全身に白い斑点がある。ああ、これが図鑑かNHKの「さわやか自然百景」でしか見たことがないホシガラスかと納得する。初見の上、写真にも撮ることができて大満足だ。今日はこれだけで十分だな。

 浄土平の駐車場から酢ケ平の登山道は通行止だったが、ぐるっと回って来たら一切経山に登ることができるみたいだ。でも、今日は鎌沼でお昼を食べてコーヒーを飲んだら、帰りに温泉に入る予定なので、山登りはなし。

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山歩きを始めた頃

2016-03-18 11:09:17 | トレッキング

 最近は犬たちが高齢化したのと、2匹に増えたことで簡単に両方を連れて山に登るというわけにも行かなくなったので、今のところ犬たち優先で、なるべく歩きやすい場所を選んで出かける。

 一時期は毎週のように出かけていた山登りだが、昔から山登りが好きなわけではなかった。捨て犬だったトトを飼い始め、散歩が次第に長い距離になると、そのうち山まで出かけて登山口付近をうろうろしていた。最初はとりあえず登山口から30分、1時間と、行けるところまで行って帰ってくるということを繰り返していた。それが高じて、いつしかトトと頂上を目指すようになったのだが、「山登りに行こう」と、意識して出かけたのは、万年山が最初じゃなかったかと思う。

 万年山と書いて「はねやま」と読む。アメリカの西部劇でよく舞台になるモミュメントバレーや、世界一高い滝、エンゼル滝のあるギニア高地などのテーブルマウンテンと呼ばれる不思議な形をした山で、侵食により柔らかいところが低くなり、硬い場所が残ったため、テーブルみたいな形をしている。

 麓から見ていると、てっぺんは平らだが、周囲が垂直に切り立っているように見えるので、一体どこから登るんだろうと不思議だった。地図で調べると頂上では放牧が行われているので、農道が通じているようだ。

 そこで適当なところで車を止め、途中から歩こうと考えていたら、道幅が狭いためどんどん先へ進むしかなく、やっと開けたと思ったら、ほぼ頂上だった。そこは広々とした牧草地で、山のてっぺんとは思えない開放的な台地で、やたらに登山者が牧草地を歩かないように、細い道が牧草地の中を続いていた。

 その頃はまだ登山用品は買ってなかったので、ジーパンにトレーナーで出かけた。バッグはホームセンターで買った1000円ほどのデイバッグだ。途中で、霧雨になったので、100円ショップで買った透明な自転車運転用のポンチョ型の雨合羽を着て歩いた。時々すれ違う人が、全身フル装備で、レインコートにステッキを持っていたのだから、僕はよほど場違いな人間に見えたに違いない。が、そんなことも今となっては懐かしい思い出だ。

 絵にするとこんな感じ。その日は天気は良くなかったが、絵では晴れた空にしておいた。なんだか、このまま歩いていくと、天国に通じているかのようだ。

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誕生日のトレッキング

2016-01-12 05:42:23 | トレッキング

 昨日は僕の誕生日だった。もう両手両足で数えきれないくらいの誕生日を迎えたが、何度迎えても特別な一日にしたいものだ。

 で、朝から天気はパッとしなかったけれども、犬たちを連れて一年ぶりとなるスノーシューに出かけることにした。もっとも雪は期待できないので、歩くだけ歩いて持参したスノーシューは使わず仕舞いということもあるかもしれない。

 安達太良山の表登山道は、毎年取りつきまで雪で阻まれて車で近づけないが、今年はまったく雪がない。春に来たってもう少しあるぞ。それでも登り始めると、うっすらと雪が出現しはじめた。

 テンションマックスのドリは、リードを振り払うと前になり後になり、雑木林の中を走り回る。久しぶりの山に大興奮なのはわかるが、これだとすぐに動けなくなってしまうのだ。

 それにしても余程僕の日頃の行いがいいのだろう、いつの間にか真っ青な青空が広がる最高の天気になっているではないか。ドリ同様僕らのテンションも上がっていく。おまけにちょぼちょぼだった雪も、高度を上げるに従って、だんだんふわふわの雪へと変わった。

 こんなに雪が少ないと、熊だって冬眠できないでいるかもしれないな。再び熊とばったり会うことを期待しながら、キョロキョロと辺りを見ながら2時間ほど登る。今回は昼飯は持ってきていないので、チョコレートやパンといった行動食で休憩する。「ぼくらにもわけてくれよ」と、犬たちも催促する。

 帰りは待望のスノーシューを装着し、ウヒャヒャヒャと奇声を挙げながら、走るように一気に山を下った。

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駒止湿原

2015-06-08 19:34:36 | トレッキング

 休日なので、少しばかり遠出をしようと考え、駒止湿原に行くことに決定する。駒止湿原は、「夏が来ぅ~れば思い出すぅ~」で有名な尾瀬に近い、南会津にある。尾瀬だと三春から4時間はかかるが、駒止湿原なら3時間ほどで行けそうなので、日帰りでも行って来れるだろう。それにしても、県内を移動するのに片道4時間なんて、福島県は広過ぎるのだ。

 以前は無料だった駒止湿原も、最近はお金を取るようになったというので、きっと犬連れでは無理かなと思ったが、とりあえず連れて行くことにした。最悪、駒止湿原を諦めるようになるかもしれないが、犬連れを断念するよりはずっとマシだ。

 午前9時に出発して、駒止湿原の駐車場に到着したのは予定通りちょうどお昼。環境保護のため100円の協力金を寄付するようになっている。地元の人がテントの下で受け付けをしていたので、犬を連れての入場は諦める。

 せっかく来たのだからと、車を置き、近くを散歩することにする。と、車を降りた瞬間に、林の中を飛ぶ小さな野鳥を発見。いい声で鳴いているので目を凝らすと、そこには黄色と黒のツートンのキビタキがいるではないか。三春ではなかなか見ることができないキビタキを、着いたと同時に見ることができるなんて、思わずテンションが上がるのだ。

 が、あいにく写真はピンぼけだったので、すべてその場で消去。近くにいるからまた見ることができるだろうと目を凝らして散歩すると、今度は瑠璃色をしたオオルリを発見。駒止湿原に入山しなくても、結構楽しめるではないか。

 1時間ほど辺りをブラブラした後、ついでだからと犬たちは車に残して駒止湿原に入った。係の人に聞くと、一番近い湿原までだと1時間ほどで帰って来れるということだ。そのくらいなら犬たちも留守番できるだろう。

 ワタスゲで有名な駒止湿原だったが、ワタスゲの季節は終わろうとしていた。水芭蕉もかなり大きくなっている。ちょっと時期外れだったか。

 もっとも、釧路湿原や九州の長者原などのラムサール条約を締結した日本屈指の湿原を見て来た目には、駒止湿原はあまりにささやかだ。別名、小尾瀬と呼ばれているらしいが、おそらくスケールが違いすぎるだろう。次回は尾瀬まで足を伸ばそう。

 それでも、途中ウグイスの鳴き声がしたので探してみると、すぐ目の前の低木に止まり、盛んにさえずっていた。警戒心が強く鳴き声の大きさのわりになかなか姿を見せないウグイスも、ここでは警戒心が薄いのだろうか。

 期待はしていなかったが、バードウォッチの点では、普段見られない野鳥がたくさん見られて、大興奮の一日であった。

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初めてのスノーシュー

2015-01-02 16:44:23 | トレッキング

 去年から雪が降ったら行こうと決めていたスノーシューに、ようやく今日行くことができた。心配なのは雪だ。

 が、前回雪が多くて途中で引き返した安達太良山表登山道にむかう途中、全然雪がない。もしかしたらスノーシューをやるためにはしっかり登山する必要が出てくるかもしれない。雪が多すぎるのも困るが、雪がなければスノーシューはできない。

 心配していた雪は、表登山道口に来るとちょうどいい具合にあるではないか。車を降りて早速クランポン(アイゼン)を装着する。スノーシューはもう少し雪の量が多くなってからだ。

 安達太良山表登山道は、さすがにお正月で来る人がいないのか、足跡ひとつない。ときどき野生動物の足跡を見かけるくらいで、新年最初の足跡をぼくたちがつけていく。

 これがクランポンとスノーシューの合体技のモンベルの「スノーポン」。華奢な作りなのでハードな使用には耐えられそうにないが、軽くて小さいので、日本人の体格にはぴったりだ。大体、ひと冬にそう何度もハードな使用なんてしないのだ。

 自分の歩く姿は見ることができないので、一緒に行ったタミちゃんのスノーポン姿を撮らせてもらう。

 犬たちはスノーシューなんていらない。リードを放すとどんどん先に行ってしまう。おい、最初に足跡をつけるのは人間様だぞ。

 3時間ほど歩き回り、へとへとになって車に帰る。スノーシューをつけているとはいえ、やはり深い雪の中を歩き回るのは、相当にふとももやらふくらはぎに負担がある。犬たちも、帰りの車中ではぐったりしていた。

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安達太良山の雪

2014-11-24 20:25:59 | トレッキング

 三連休に入りびっくりするように陽気が良いので、一昨日昨日と「ああ、もったいないもったいない」とそればっかり口にしていた。ようやく今日カフェがお休みになり、早速山歩きに出かけることにした。この前から安達太良山のテッペンが白くなっていたので、雪が深くなり歩けなくなる前にどうしても行っておきたかったのだ。

 で、犬たちは留守番、連休でタミちゃんが休みなので連れて行くことにした。近頃はちょこちょこと山登りに一緒に行くので、体力にも自信がついてきたようだから、少しくらいの雪ならへっちゃらだろう。

 山のテッペンが雪と氷に覆われているとしても、少し標高が下がると雪が溶けて登山道がグチャグチャになっている可能性がある。ドロドロになるとテンションが下がるので、道の整備されたクロガネ小屋経由で登ることにした。

 写真中央の黒い塊がクロガネ小屋。温泉もあるが登りで入ってしまっては、そこで登山は終了してしまうので、素通りして背後の山を目指す。もしかしたらアイゼンが必要になるかもしれないが、とりあえず登れるところまで行ってみよう。

 峰の辻まで来ると、白くなった乳首山が正面に見える。さすがに連休とあって登山に来ている人たちが多い。

 牛の背まで登り切ると、最高峰である乳首山に向かうのが一般的なルートだが、前回タミちゃんは乳首山の頂上に立っているので、今回は初めてとなる沼ノ平の縁を巡るルートをたどる。

 崖の下をのぞき込むと股間がムズムズするが、ムズムズを我慢して磐梯山が正面に見える場所まで歩いてみる。

 磐梯山の向こうには、雪に覆われ真っ白になった不気味な飯豊山が姿を現す。福島と山形の県境にあり、2000メートルを超える山だ。この季節に飯豊山に登るのは、僕の実力じゃ無理だろうな。

 それにしても、11月で早くも雪山を体験できるなんて、やはりここは東北なのである。

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