おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

走って歩いて走って

2024-04-25 13:24:20 | ランニング
 風は強いものの、朝から青空が広がった。昨日までは春霞なのかPM2.5なのか、遠くがシラっちゃけて埃っぽかったのだが、風が吹き飛ばしてくれたのか、紫外線バリバリの真っ青な空になった。



 日差しが強いので、アンも窓辺で体を伸ばし、外の景色を堪能している。まるで初夏の空気感なのだ。



 こんな日にランニングしないなんて選択肢はない。朝食後には早速着替えて準備をする。



 コースはどうしよう。里山を走る滝桜コースにしようか、それとも阿武隈川の土手を走るコースにしようか。4月は観光客が殺到する滝桜コースは敬遠していたが、桜も終わったので観光客もいないだろう。



 どっちがいいと思う?とタミちゃんに聞くと、こんな天気がいいのなら、視界が広い土手のコースでしょという。やっぱりそうかな。暑くなったら日陰の多い里山を走った方がいいが、このくらいの暑さなら視界優先だ。

 というわけで出発する。今日は気持ちがいいので、なるべく長く走りたい。15分走って1、2分歩くということを繰り返す。普通にずっと頑張って走るより、強く走って休憩するを繰り返したほうが心肺機能を鍛えるというのを聞いたことがある。筋肉は同じように使うより、休憩を挟んで鍛える方が効率がいい。心臓だって肺だって、筋肉で動いていることを考えれば、インターバル走は理にかなっている。

 そんなことを繰り返しながら、20キロほど走る。安達太良山に雲がかかっていたので、歩いているのを利用してスマホで写真に撮る。



 家に帰ると、2時間10分ほど経過していた。帰り着くなり、強風は暴風に近くなった。この風じゃあ、向かい風だと走れなかったな。
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ピッチピッチ、チャップチャップ、ランランラン

2024-03-07 11:13:48 | ランニング
 昨日、この日一番の積雪があった。が、真冬の雪よりも春先の重たい雪の方が積もることが多い。春先の雪は大量に降ってもすぐに溶ける。昨日の雪は、道路に関しては夕方にはほぼ溶け切っていた。

 天気予報ではまた明日の夜明けに降るという。そうなると溶けた雪が凍ったところに雪が積もることになり、どこがツルツル滑るかわからなくなる。危険度から言うと、溶けた後に再び凍る方が格段に高いのである。

 まだ雪は残っているものの、道路を見る限り乾いているところもある。ランニングに出るには、今日を逃すとまた二、三日は難しくなりそうだ。というわけで、思い切って朝食後に出発した。

 風がないので気温が低くても気にならない。時々青空も見えてテンションが上がる。



 ただし、足元をしっかり見ていないと、溶けて濡れているのか凍っているのか分かりにくく、なるべく乾いたところを選んで足を置かなくてはならない。まっすぐ走りたいのに、歩幅が一定しないのでなかなか走りにくい。おまけに足腰の負担も大きい。

 完全に雪が溶けて乾いていると踏んでいたサイクリングコースだったが、道幅が自転車2台分くらいしかない上に、両脇が草に覆われているため、溶けた水が流れ出すところがない。場所によっては池みたいになっている。



 そういう時は仕方がないので、道の脇の草の上を走るのだが、たっぷりと水分を含んだ草を踏むと、あっという間に靴の中がビショビショになってくる。ランニングシューズは、通気を良くするために、ほぼメッシュになっている。そのため地面が濡れているだけで、じんわりと靴の中が濡れてくるのだ。



 1時間ほど真面目に走ったが、靴下がグジュグジュになって来たので、だんだん走る気が失せてきた。マラソンランナーはどうしているのだろう。靴下は履いていないのだろうか。が、それでは寒さ対策はどうなっているのだろう。そんなことより記録に挑戦しているから、靴の中がグジュグジュになるくらい、ヘッチャラなのだろうか。

 そんなことを思いながら、今日のところは1時間半で切り上げた。まあ、走らないよりも走ったほうが気持ちいいからね、と自分に言いきかすアベさんなのであった。
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白鳥がいない

2024-02-24 12:36:31 | ランニング
 昨日まで雪が降り、明日の夜からまた雪になるという。この時期にしてはちょっと早い春の雪なので、水分が多く積もってもすぐに溶けてしまう。その代わり、日陰に入ると足元はビチャビチャドロドロだ。天気予報では今日は晴れるが、明日はまた雪になるという。となると、今日走ってこないと、また数日走れなくなってしまうのである。

 というわけで、朝食後にランニングに出る。今日の最高気温は5度だが、お日様の下はポカポカと暖かい。なるべく乾いた道を走りたいので、阿武隈川の日当たりのいい土手を走る。年末に転んだ際に手をついたせいで、ふた月近くなるのに手首はまだ痛むのである。ここで転けて再び手をつこうものなら、ポキリと折れてしまうかもしれないのだ。



 走りながら、いつもの景色とちょっと違うなと違和感があるのに気づいた。なんだか寂しいな。と思ったら、数十羽はいた白鳥の姿が全然見えないではないか。今はまだ2月だ。こんなに早く北へ向かって飛んでいったのだろうか。確かに2月とはいえ、15度を超えるような日が続いては、白鳥だってぼやぼやしているわけにはいかなかったのかもしれない。

 時々それらしい姿を川の中に見つけたと思ったら、川面に突き出した石に雪が積もっていたり、川岸に雪の塊が転がっているだけでなかなか白鳥を見つけることができなり。阿武隈川の1箇所で白鳥を餌付けしている場所があるので、そこまで走って本当に白鳥がいなくなったのか確認することにした。もしかしたらエサの関係でたまたまどこかに集まっているのかもしれない。



 白鳥の餌付けの場所まで来ると、なんとか川面に1羽、川岸に2羽ほど確認することができた。が、ここには数日前には50羽を超えるほどの白鳥がいたのだから、本当に北へ飛んで行ってしまったのだろう。

 梅の花も2週間は早く咲き始めているし、例年なら雪の下の福寿草の花もあちこちで見ることができる。暦など持たない人間以外の生き物にとっては、冬は終わってしまったのだろう。
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新しい靴で走る

2024-01-09 11:18:16 | ランニング
 昨日はうっすらと当たりが白くなり、日陰は凍って滑りやすくなっていたので、ランニングは今日に延期した。とにかく前回走った後、すぐに新しい靴が届いたので、早く試着して走ってみたかったのである。

 幸い今日は朝から青空が広がっている。日中の気温も上がりそうなので、凍っているところも溶けているだろう。というわけで、朝食後、早速着替えて出発する。新しい靴はレモンイエロー。同じタイプの靴でも人気のあるカラーは高くなるとみえ、一番人気のなかったレモンイエローとブラックでは3000円ほど値段が違う。見てくれも大事だが、運動するのにファッションとしてのこだわりはそんなに強くない。機能がまったく同じなら、安い方を買ってその分違うところにお金を使いたい。

 で、肝心の履き心地は思ったより普通のスニーカーに近く、前のランニングシューズのようにつま先が低く踵が高いといった特徴は感じない。履いた感じだけで言えば、前の靴の方が戦闘力が高い気がしてテンションも上がったのだ。とは言え、長い時間走れば差は感じなくなる。何しろ肝心の筋力が弱いので、靴の良し悪しに関わらず、結局すり足走法になってしまうからだ。残念。ジムにでも通って毎日筋トレすれば少しは違うのかもしれないが、体力アップのために走っているのだから、その上さらにジムに通うというのは、足を保護するために靴を履いているのに、その靴が汚れるのが嫌だからと靴カバーを履くみたいで、バカらしいのである。

 今日は試し履きということもあって、2時間弱のランニングで、途中何度か休憩を取った。その度に白く雪を被った山々の写真を撮った。



 左の端の三角の頂だけ見えているのが磐梯山。右の大きな山が安達太良山。

 いつもの折り返し地点までくると、安達太良山が正面に見える。



 折り返して、今度は来た道と反対方向へ向かうと、正面に那須連山が見えてくる。左のお釜を伏せたようなのが茶臼岳、その右が朝日岳、さらに三本槍岳と続いている。どの山も昨日一日で真っ白になった。

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新しい靴

2024-01-06 09:02:04 | ランニング
 ネットで注文していたランニングシューズが届いた。1月3日に注文すると、お届け予定日は14日から16日となっていた。仕方がないので、昨日は古いビーチサンダルみたいなシューズで走ったが、昼過ぎに宅配便で新しい靴が届いた。ご丁寧にお届け予定日を知らせて来たから古い靴で走ったのに、すぐに来るんだったら1日延ばして新しい靴を試してみたかったのだ。

 何たって体力がないし、ランニングウエアは洗濯してしまうと代わりはない。ランニング用のタイツやランニング用のシャツ、なくても走れないことはないが、そもそも二日続けて走る余力が僕に残っていないのである。最低でも中三日くらい開けなければ、体のあちこちが痛いのだ。ああ、情けない。

 新しい靴は定価では1万円以上する。が、カラーリングによって人気に差があるらしく、一番人気と一番人気のないカラーでは3,000円ほど価格に差が出てくる。性能には変わりがないのだからと、僕は一番人気がなく残っていたレモンイエローの靴にした。値段は7,700円。送料を入れると8,500円。ただ走るだけの靴なので、もったいないと言えばもったいないが、他のスポーツならいろいろ道具やら場所代やら交通費やらかかるから、ランニングというのは実に安上がりで手軽にできるスポーツだ。

 靴を買うのに、他の人のレビューを読んでみた。時々参考になるが、1万円クラスの靴では、まだまだ本格的と言えないのか、走り心地などを書いたものは少数で、クッションが効いているので普段履きにしているとか、ウオーキングに使っているとか、リハビリで使用するので軽くて良いといったランニングとは関係ない書き込みも多い。う〜ん、全然参考にならないな。

 というようなわけで、新しい靴は届いたけれども、試し履きは家の中だけで、1日も早く走りに出かけたいとワクワクしているのである。

 この歳になると、全力を使い果たすということが少なくなる。せめて1週間に一度でもくたくたになるまで力を使い切り、全身から大量の汗を流したい。それがどれくらい気持ちのいいことか。おまけに室内のスポーツと違って、気分によってコースを変えることで景色も自由自在に変えることができる。昨日のランニングでは、こっちの岸に白鳥が来ていたので、そっと近づいてスマホで写真を撮った。灰色をした白鳥もいるから、きっと子供の白鳥なのだろう。

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気温順化

2023-12-22 12:21:48 | ランニング
 山登りの世界では、高い山に登るときには高度順化を行うことは常識となっている。地球の大気圏内では、高地への移動などにより高度が上がるにつれ、気圧や気温が低下し、人の呼吸に必要な酸素を含む空気が希薄になるためである。4000〜5000m以上の登山においては、ある程度の高度に達したらいったん高度を下げ、休養後再び登るという過程を数度繰り返して高度順化を図る。

 高さに関しては順化ということが物凄く大事なことになるが、平地だって北へ行くほど気温が下がるのだから、気温順化ということが必要なのではないだろう。なんたって、つい数日前の九州の気温はほとんど夏日に近い20度超えだったのが、今日の福島は朝の気温がマイナス4度、最高気温でも4度という極寒である。



 朝7時前にテオの散歩に出ると、外はコリコリに凍りついている。雪はうっすらと辺りを白くしている程度だが、耳や鼻先がちぎれるんじゃないかというくらい寒い。ほぼ夏日に対応していた僕の体は、それだけで悲鳴をあげるのである。



 雪を被った安達太良山が、朝日を浴びて赤安達太良となっている。

 ここ1週間、走る時間が取れなかったので、今日は朝食後にランニングに出ることにした。午前中の気温はずっとマイナスである。僕の筋肉はちゃんと動いてくれるのだろうか。



 阿武隈川沿いの土手を走っていると、川面にはたくさんの白鳥が羽を休めていた。時々小さい群れが川から飛び立っていく。



 グエッグエッという白鳥の鳴き声を聞いていると、ああ、東北だなあと実感する。寒いのは寒いが、寒くないと白鳥だって飛来しないだろうから、暖かい冬というのはある意味面白くない。



 折り返し地点の小和滝の公園までやって来ると、目の前に安達太良山が勇姿を見せる。朝見た赤安達太良とはまた印象が違う。福島に来てすぐの頃、無謀にも12月の中旬に安達太良山に登ったことがある。頂上は吹雪いてホワイトアウトで、気温はマイナス20度という極寒であった。もう一度登れと言われても、「ちょっと」と断りたくなるような体験だった。面白いことは面白かったけど。

 さて、今日のところは気温順化のためのランニングのつもりで出てきたので、この辺で折り返し家に帰ることにする。年の瀬はいろいろとやりたいことが多いので、のんびりランニングも難しいのである。
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横綱ゆかりの神社

2023-12-13 11:56:24 | ランニング
 昨日までは雨が降っていたのに、今朝はピーカンの青空だ。気温もぐんぐん上がっている。とても12月中旬の気温とは思えない爽やかな秋晴れ(と言っていいのか)である。ただ天気がいいのは今日だけ。明日から天候は崩れ、気温も下がっていく。いくら温暖化の冬だとは言え、寒い日は当然ある。

 貴重な一日なので、用事を適当に切り上げると午前中は2時間ランニングしてくることにした。今回の目的地は双葉山神社である。この神社は、小倉駅から日豊本線で電車に乗って大分方面に下っているときに、車窓からすぐのところに見える。大きな看板が出ているので、どうしても目に入るのだが、その直後に「双葉山生地」と書かれた大きな看板も目に入るので、印象深いのである。

 というわけで、今回はこの双葉山神社を探しながら走ってくることにした。電車の窓から見える景色を頭にインプットしているので、大体の場所は把握済みである。

 で、出発から約10キロ走って目指す双葉山神社に無事到着。



 電車の車窓から見た通り、大きな看板が出ているので、すぐに見つけることができた。





 境内に入り早速お参りする。宇佐神宮と違って普通の神社なので、二礼二拍手して「家内安全、健康第一、一攫千金、焼肉定食」とお願いして一礼する。

 振り返ると、走ってきた田園風景が広がっている。



 と、遠くで電車の汽笛のようなものが聞こえた。眼の前に日豊本線の線路が通っているので、電車が来るに違いない。



 などと思っているうちに、目の前をスマートな特急列車が通過していった。なあんだ、あんな近くを走っていたのか。車窓からよく見えたはずなのである。

 ちなみに、「双葉山神社」は横綱双葉山を祀っている神社かと思いきや、創祀710年というから、奈良時代の話である。明治時代の軍人乃木希典を祀った乃木神社というのがあるから、横綱・双葉山の活躍にちなんで祀った神社ということもあるかもしれないと思ったが、双葉山の生家に近いことから、神社の名前をしこ名にしたようである。
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冬の海へ

2023-12-09 11:40:34 | ランニング
 10月下旬並の気温だという。上着なしでも全然寒くないので、朝から庭木の剪定の続きをする。一時間ほどやったところでとりあえず切り上げ、そそくさと着替える。

 今日はランニングに出ようと考えていたけれども、朝から頭の奥がジンジンと痛い。風邪でもひいたのかな。庭木を切りながらもどうにも頭が冴えないが、こんなときはかえって体を酷使したほうが良かったりする。きっと走っているうちに、頭痛くらい吹き飛んでしまうのではないだろうか。

 というわけで、冬にしては暖かな春みたいな陽気の中を走る。3日前に山歩きしてきたので、もしかしたらふくらはぎあたりが疲れているかもしれないが、走れなくなればやめるまでだ。

 で、頑張って海に到着する。冬に海に来るなんて選択肢はないが、今日ばかりは海に来るのが正解である。





 ああ、やっぱり気持ちいいのだ。行き詰まった思考は広い視野を求めるというが、頭痛で動かない頭も広い視野を求めるに違いない。ここまで30分。休みなく走るうちに頭痛は気にならなくなっていた。



 この辺の海は遠浅だが、泥が入ってきているので干潟の感じが強い。昔は日本一のアサリの漁獲高を誇っていたが、この数十年でベスト100どころか、まるっきり採れなくなってしまった。おそらく田んぼの圃場整備、河川工事、ダム工事などで大量の土砂が海に流れ込んだようだ。生活を向上させようとした結果が、アサリがいなくなるという事態になり、果たしてどちらが良かったのだろうと思う。大量のアサリは、大量の観光客を呼んだに違いないのである。



 防波堤の上を走っていると、可愛らしい小屋の中にお地蔵さんがいた。中を見ると、小さなシャモジをもたせてあるが、突撃晩ごはんみたいなことが書いてあった。どういうつもりで持たせてあるんだか。



 海を離れると、車では絶対に入りこまないような漁村の中を走ってみた。軽トラ1台がようやく通れるような道を走っているうちに、線路を横切る道に出た。この場所ならなんとなくわかるぞ。位置が特定できたので、再び見知っている道路に出て、走り続けた。

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勅使の道、麦蒔き

2023-12-02 12:17:11 | ランニング
 朝から習字をしていたら、窓の外に真っ青な空が広がっているではないか。昨日は山か海に行こうとして最悪の天気で、結局予定は中止になってしまったのに、一夜明けると馬鹿みたいに天気がいいのである。神様のいじわる。

 こんなに天気がいいのに、部屋の中で習字の練習なんてもったいない。貴重な晴天には、ランニングをしなければならない宿命なのだ。

 というわけで、あわてて習字の道具を片付け、ランニングの格好になる。今から2時間ほど走ってきたら、ちょうどお昼になる。考えている暇はない、すぐに出発だ。

 目指すは大分滞在時には一度は走る宇佐神宮までの道。この前の夏に発見した「勅使の道」を今回もぜひとも走りたい。道路脇の説明板によれば、平安時代あたりから使われていた道で、江戸時代までお偉い勅使はこの道を歩いて宇佐神宮へ向かったのである。建物の形は変われども、昔から勅使が見てきた風景は、現代とあまり変わらなかったのではないだろうか。そんな気持ちにさせる道なのである。



 遠くに赤い大鳥居が見える。



 アップにするとこんな感じ。勅使の道の両脇には門前町が広がる。



 で、40分弱で大鳥居に到着。境内に入ると、アジアからの観光客らしい人たちがかなりの数いた。その横を軽快に走り抜けて本殿まで行く。と、今は改修作業の最中と見え、肝心の本殿は大きなスクリーンに描かれた絵になっていた。ただ、お賽銭箱だけはちゃんと絵の前に設置してある。なんだかちゃっかりしているぞ。



 広大な境内をひと周りすると、お賽銭に持ってきた小銭がなくなった。賽銭箱だけで六つはあるのだ。

 で、「家内安全。習字がうまくなりますように」とお祈りしたあとは、そそくさと後にして田園の中を走る。あちこちで軽トラックの集団を見かけるなあと思ったら、今が麦蒔きのシーズン真っ只中だったようで、田んぼだったところは鋤き返され、麦畑へと変貌していた。この辺は二毛作が普通なのである。



 年を超えると、麦畑は一斉に芽を出し、一面芝生が貼られたようになる。

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