黒い指先

蕗の旬だから


あの長い蕗をスーパーの袋に入れて持って帰ってくるのは至難の業だけど
今日はウチのご飯は蕗ですからと公言しつつ、蕗をがさごそいわせウキウキと家路を急ぐ。



蕗は青煮で


醤油色のきゃらぶきも間違いなく美味だが
蕗のあの青い色をのこしてじっくり味を含ませた青煮が好み。
時間をかけてゆっくりお出汁の味がしみ込んだその蕗は苦みと
独特の芳香と歯触りが絶品なのだ。



大切なのは


下ごしらえ。
蕗を美味しく煮るにはあの筋をいかに残さずとっておくかだ。
塩で板擦りして茹でて筋をとるのが一般的。
あたしの場合はそのさくっとした歯触りを残したいので
根元から包丁の刃をひっかけてすっーと筋をとっていく。
長い筋が切れずに取れた時はちょっとうれしい。



そこからぽきっと


食べやすい大きさに折っていく。
筋が残っていればその折り口からつーっとまた筋がとれる。
今度は最初に折った方と反対側からぽきっと折り、筋をすーっと取る。
こうやっていくと筋をきちんと取りきることができて
折り口がぎざぎざになるから味がしみ込むんだ。



無心に


無心に筋をとる。
それを手間と考えるか楽しみとするか。



黒い指先は


美味しいものが出来上がる期待。
筋を取り終った指先は黒くなってしまうけど美味しい蕗の青煮が食べられる証拠。

次はお味噌汁にしようと思う

「新宿行くけど、行く？」

「行かない！　雨だし。」



「やっぱり行く！」と言い出した理由とは




新宿　伊勢丹１Ｆ　Ｔｈｅ Ｓｔａｇｅ
Ｎｅｗ　Ｊｅｗｅｌｒｙ　”Ｐｏｐ－ｕｐ　Ｓｔｏｒｅ”

欲しい欲しい、大好き大好きなデザイナーが総勢１８組
あたしが気になるあの人も欲しくて欲しくて仕方ないあのデザイナーも参加中。
～６／１２（火）となれば今日、行くしかない。




一番のお目当ては小林　モー子



「！！！！！！」





ああ、こんなモチーフのブローチみたことがないわ。





「おにぎりと合わせたり、目玉焼きとあわせたり朝食セットでつけると面白いですよ」

「味噌汁！」

「けっこうインパクトありますけど使えますよ。」

「味噌汁ですけど・・・・」

「味噌汁買うの？　トリ（オカメインコ）じゃないんだ。」

「ああ、オカメインコと味噌汁で迷う！」

「味噌汁だよ・・・」

「それが面白いんですよ」

「ですよね・・・。だけど今回はファースト　モー子なのでオカメにします」

「材料があればオーダーも出来るのでまた覗いてくださいね。」

「はいっ！そうします。　次回は絶対、味噌汁にします」


セカンド　モー子　味噌汁に決定しました。

すすれ！麺ズ。

このところ一気に日差しが強くなって初夏ですなぁ。
梅雨の前の日差しのあがき。
梅雨になるとあの暑さはどこに行ったかと思うもの。
それでいて梅雨明けからうだるような暑さが続くと思と今から落ち込む。

こういう気分を吹き飛ばすのはウマイモノだろ。


ウマイモノ！


鱧なんていいねぇ。梅肉をちょんちょんとつけて ・・・・。
うむ、冷酒だな、きりりとした吟醸だなあ。 うっとり。



吟醸日和にはやっぱり冷たい麺がすすりたくなる。
麺は冷たくても温かくてもいいが、冷たいご飯では嫌だ。
ご飯は冷やよりホカホカだろう。





麺なのだ麺
まずは麺なのだ。
鱧だって麺なのだ。
鱧 素麺


椎名誠 「すすれ 麺の甲子園 」
読み始めたが運の尽き、いや麺の付き。
やっと読めた！



長ければ良し、啜れればモヤシでも参戦可能とのルール。
我が家の出番待ち、勝負待ちなメンズ。



柚子香る素麺
信州の蕎麦(生麺タイプ)
中国のエビ麺



そういえば先日、食べた豆腐麺が美味で
これが現在の暫定トップ。



豆腐だって麺になれば参戦するのだ。



佐野ラーメンもなかなか。



いやいやここは麺より餃子の旨さに心奪われた。



餃子のプラスポイントが加算されるか否かで勝負の行方がかわる。

魅力あるメンズが沢山でなかなか優劣はつけがたい。




すすれ！ 麺



数をこなして選ぶべし。
最近は秀逸な麺ズに出会うことが多くて困っちゃう。

何かの違和感

このところコツコツとぶつかってくる違和感がある。
どうでもいいような・・・いやよくない！・・・ような。


橋下市長がくってかかる「タトゥー」問題




あたしが仮に企業の採用担当だとしてタトゥーがスーツの首元、手元からチラチラしていたら
絶対、不採用にする。
役所に行ってバリバリタトゥーの人だとその人の社会人としての常識を疑うだろう。

仮にこれがファッションやカルチャーと自由を売りにしているところなら話は大いに変わる。
ま、橋下市長がこだわるのは「公務員」として職場にふさわしいかというところだから正論であるが。

上段の正論はぐうの音もでない。
とは言え、それによって働く人のモチベーションが下がったり
仕事のクオリティーが下がることも考えた方がいいと思うあたしは甘いのだろうか？





ＮＨＫのニュース「ＡＫＢ総選挙・・その裏側」


ＹＡＨＯＯニュースの速報で流れるのは理解できる。
民放では当然、トップニュースだろう。
かといってＮＨＫまで乗っかるネタかよ。
ＡＫＢは国民的関心事ということだろうか。
そこは民放にまかせて他に報道すべき内容があるのでは。
なんなら後日、特番でもやってくれ。
意外とそこらへんお得意ですからＮＨＫ。








金星の日面通過

金環日食の直後だったからだろうか・・・どっちらけ！
天気も悪かったからね。







マクドナルドにて

Ｍサイズポテトをテイクアウトにてオーダー。
それをすっかり忘れてトレーにポテトを用意した店員。
持ち帰りの旨、指摘をするとＳサイズになったポテト袋に入れて渡された。


トレーの上に散らばったポテト＋袋に入れてくれた残りのポテト＝Ｍサイズ


トレーの上のポテトはあたしの目の前でゴミ箱へそのまま捨てた。
びっくりしすぎて死にそうになったわ。
お値段はあくまでＭサイズ。

青いパパイヤの香り

青いパパイヤの香り
トラン・アン・ユン監督の美しい映画をみた。




淡々とすすむ映像
ドラマティックな物語はなく、映像も派手ではないからこそ
余韻が後をひくのだろう。


























ほとんどセリフもないのに雄弁なストーリーである。
ところどころにでてくる家庭のベトナム料理がなんとも愛情があるのだ。

過度でも、押しつけでもない日常の愛情。
燃え上がるような恋には程遠く、持続するには難しい日常のそこはかとないもの。


泥沼裁判中のあの夫婦には金輪際、決して味わうことができないだろうな。

追いかけても、欲しがっても、執着しても、もう手には入らないと思うの美元さん。
どこから愛情が恐怖と嫌悪になってしまったのか政伸さん。
愛だの恋だの火勢盛んなと熾火（おきび）ではなく消えるか消えないかの埋み火（うずみび）が丁度いい。
火の始末は間違えると大事件。

時々、じんわり暖かい。
きっとそういうのを幸福と言う。

ガチガチと指摘される

背中、パンパン
首、ガチガチ
頭ゴリゴリですと指摘をされる。

そりゃあそうでしょうなあ。
だから来ているんですけどね。
せっかく、お金を払うんだからちょとの凝りでは
元がとれんじゃろう。



仕事帰りにマッサージのに駆け込んだ。


「凝っていますね。」と指摘されてそうでしょうと嬉しくなる心理。
自分でもうまく説明できません。
頭の「凝り」はシワの原因になるんだってさ。
あらあら、大変とシワ対策。







さて、この心理は何でせう？

病院の待合室で持病自慢に花を咲かせるご老人の心理に近いのではないかと
推測している。
はたまた、「凝っていますね。」と言われるのは
「肩ががガチガチになるまで頑張ったのね。エライ、スゴイ！」と
言われているような気がするからなんだろうか？