日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

ツボというワナ

2008-07-16 | ドレステリア

アンティークのものスキです。

着物、アクセサリー、写真、陶磁器、家具、本。

リサイクル品、ガラクタになってしまうものもあるけど。
間違いなく言えることは時をくぐりぬけてなお、色あせなかったという事実。

やはりその時の重み、「説得力」があるような気がします。
時代を経て愛されるという事はすごいことだとおもうのですよ。

もちろん個々のものがもつデザインやオーラに惹かれるんだけど、ついでにその歴史とか空想とかが加わってくるから余計に面白い。
ブローチからはじまる物語。
豆皿からはじまるドラマ
だれがどういう風に使っていたかを想像する事もまた一興です。
豊臣秀吉の茶碗
アレキサンダー大生のワインカップ
マリーアントワネットの宝石箱
タイタニック号のカトラリー
それが歴史を顕著に形作ったものに関わっていたとしたら・・・もっと面白い。
多分ね、これがアンティークのコレクターの心境だと思うのですが。

ハイ、わたくしのツボにはまったのはこちらのネックレス。

かわいいですね。
キャンディーカラーの石に水仙の模様が描かれたペンダントトップ。
Isabel fengのMingというネックレス。

ming=「明」
中国の明朝の「明」です。
ペンダントトップは明時代のツボをくりぬいたものだから「Ming」
スゴイですよね。
明時代ですよ。

え・・・ところで明朝時代っていつ頃ですか?
歴史の授業での記憶がかろうじてなのですがね。


1368年~1644年

日本では室町時代が1336年~
江戸時代の寛永年間が1624~1643年
こうやって日本に歴史に置き換えたほうがわかりやすいかな・・・
明の時代って結構、長いのですね。
詳しい事はわからないけど間違いなく言えることは「古い」ということ。

アンティーク魂をゆさぶられるような出会いでした。
ツボでネックレス。
しかも今後、入荷の予定が全く無いとなれば・・・手に入れねば!!!となりました。
ちょっと重いのが難点ですが存在感はピカイチです。

この重みはね多分、時の重さなんだよ。きっと。
そう思うとものすごく愛着がわいてきます。
周囲の評判も上々ですが、「ツボ」のネックレスというと驚かれます。

一期一会というのはまさにこういうモノとの出会いを言うのでしょうね。

女性は「期間限定」という言葉に弱い。
男性は「一点モノ」という言葉に弱いようです。
いづれにせよ、もうこの機会を逃すと手に入らないという文句は買い手の物欲を一番刺激するんだろうな。

売り手のツボにハマルのはイヤだけど、自分のツボにはまってしまったら・・。
仕方なし。自業自得のアキラメがつくってもんです!!!
仕方なし・・
これを逃したらもう後がないですから。