日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

時間の重さ

2006-01-04 | Weblog
のけっから哲学的になってしまいました。
「重さ」といっても重量的なことではなく、重要性の方ね。

今日は友人に会ってきました。
ちょうど今、帰ってきたところです。

ホントに久しぶりに会う友人でこの前あったのはいつのことやら・・という状態でなかなか感慨深いものすら感じております。
その友人とは小学生からの付き合いで、もちろん親も兄弟も皆、顔見知り、あたしの事を下の名前しかもちゃんづけで呼んでくれる数少ない友人の一人です。

高校生までは週に何回も顔をあわせていたのに、駅の改札で待ち合わせてもすぐにわからなくてドキドキしてしまいました。
久しぶりに会った彼女は昔のまんまで物静かでニコニコ笑顔のままでした。

だけどね、・・・昔のようにすごく仲良しの友人としての会話ではなかった。
過ごしてきた環境の違いか、思い出としての過去なのか、あたしには分からないけど、なんか淋しくてちょっと落ち込む。
もともと彼女は口数が多い方ではないので結局、あたしがしゃべり倒して帰ってきてしまった。
風の便りでいろいろな事があったのは聞いていたから心配もしてたんだけど、楽しかった思い出すら会話にのぼらず、近況報告のやりとりだけでした。
あたしには楽しかった思い出だけど、彼女にはそうではなかったのかな?
時間が過ぎ、お互い経験と年を重ねたけど、大切なものを置き忘れてしまったような感じ。
多分、この時間の隔たりはもう埋まる事がないのだと思うと涙がでてくる。
彼女に会うことができれば楽しい時間がやってくると思っていただけに・・・
時間を共有するのは難しいとつくづく思う。特に楽しい時間は・・

友人と過ごしたり、相方と過ごすなにげない時間はただ過ぎていくものと思っていたけど、実はお互いに創りだしていたものなんだなあ~。

連絡をしたのがあたしの方だったのですごくすごく考え込んでしまう・・
彼女がまた会いたいと思ってくれればいいんだけどな。
あたしはまた今から新しく楽しい時間を創っていきたい。
お互いお酒を呑んで語り合る年にもなったし、結婚もしたし、環境が違っても大切な友人に変わりはないのだから・・

時間の隔たりと大切な友人について考えるちょっと物悲しい時間になってしまいました。
この感覚は旅行先で夕暮れを迎えるカンジに似てるんだよな・・・
コメント
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