原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

開いた口が塞がらない安倍首相の我が身息災衆院解散選挙宣言

2017年09月17日 | 時事論評
 本日午前中に入って来たニュース報道によると。 
 (以下、ネット情報より一部を引用。)

 安倍晋三首相は、9月28日の臨時国会召集から数日以内に衆院を解散する方針を固めた。
 11月上旬にトランプ米大統領の来日が予定されていることから、衆院選は10月17日公示−10月29日投開票が有力だが、10月10日公示−10月22日投開票となる可能性もある。 首相は今月18〜22日に訪米するため、帰国後に政府・与党で最終調整する構え。
 関係者によると、公明党の支持母体である創価学会は16日昼に方面長会議を緊急招集した。 早急な選挙準備を指示する方針だという。公明党は19日に緊急常任役員会を開く。
 首相は当初、来年の通常国会で9条への自衛隊明記を柱とした憲法改正を発議し、来年12月13日の衆院任期満了を前に国民投票と衆院選を同時に実施する考えだった。
 ところが、北朝鮮が核・ミサイル開発を加速させ、米朝関係が緊迫化した。 トランプ大統領は「軍事行動は間違いなく選択肢に含まれる」と明言しており、年末以降に事態はさらに悪化し、かつ長期化する公算が大きくなった。
 このため、首相は「このままでは解散のチャンスを失いかねない」と判断した。 また、万一の有事に備えて、自公政権が成立させた安保法制や対北朝鮮政策の意義を国民に問い直すとともに、日米同盟のさらなる強化を訴える必要があると考えたという。
 一方、憲法改正に関しては、学校法人「加計学園」問題などによる内閣支持率急落を受け、公明党が消極姿勢に転じたこともあり、展望の広がらない状態となった。 首相は、現状を打開するためにも、衆院選で憲法に自衛隊を明記する意義を国民に訴えたいとの意向を示しているという。
 政府は臨時国会で、働き方改革関連法案を最重要課題として成立させる方針だったが、当初、法案を容認する構えだった連合が、組織内の異論を受けて反対に転じたため、厳しい国会運営を強いられるとの見方が強まっていた。
 地方3区の3補欠選挙が10月10日告示−22日投開票で予定されているが、投開票日までに解散すれば、衆院選に吸収される形で無効となる。
 首相は8月下旬から今秋の解散を内々に模索してきた。今月10日には麻生太郎副総理兼財務相と私邸で、11日には二階俊博幹事長、山口那津男公明党代表と首相官邸でそれぞれ会談し、政局情勢について意見交換した。
 (以上、本日9月17日のネット情報より引用したもの。)


 別のネット情報によれば。

 北朝鮮が弾道ミサイルの発射などを繰り返していることなどから、政治空白を作るのは好ましくないなどとして、早期の解散は慎重にすべきだという指摘も出ている。
 こうした中、安倍総理大臣は、北朝鮮への対応や規制改革、それに北方領土の返還交渉などを前進させるためには、改めて国民の信を得て政権基盤を安定させることが欠かせないとして、早期に衆議院の解散・総選挙に踏み切る必要があるという判断に傾いたものと見られる。
 この安倍総理大臣の判断には、野党第一党の民進党で前原代表の就任以降、離党届を提出する議員が相次いでいる状況や、東京都の小池知事と連携する政治団体「日本ファーストの会」の代表を務める若狭勝・衆議院議員が新党の結成を目指していることも影響を与えているものと見られる。
 安倍総理大臣は今後、公明党の山口代表のほか、自民党の二階幹事長らの意見も聞き最終的な判断を固める方針で、臨時国会の冒頭にも衆議院を解散する方向で調整が進められるものと見られる。
 (再び、ネット情報より一部を引用したもの。)


 原左都子の私論に入ろう。

 実際問題、民進党前原新体制が発足した直後に勃発した「山尾氏ショック事件」には、この私も度肝を抜かされた。 
 私は決して特段民進党の支持者ではない事実を断った上での話だが。
 民進党員よりの森友学園問題、加計学園問題訴え等々によりせっかく安倍政権に対する国民の支持率が急低下し、このまま野党が頑張り続ければ安倍氏退陣に持ち込める(少なくとも自民党党首を変えられる)かと大きな期待を寄せていた。
 そんな大事な場面での、前原氏新体制発足直後の一時幹事長に抜擢されようとした山尾氏の不倫離党騒動。 偶然勃発した事件とは到底思えず、民進党内外からの前原民進党を潰そうとの何らかの圧力による策略か!とも想像を拡大したものだ。

 それに加え、民進党代表選時より離党を検討していた細野氏を筆頭とする議員5人が離党する方向となり、山尾氏不倫疑惑報道で揺れた前原新執行部にさらなる激震が走った。 前原氏が見直しを明言していた共産党との選挙協力について曖昧な姿勢を示し始めたことで、党に見切りをつけた面もある、との報道だが、前原氏が優柔不断な態度を続ければ「民進党離党ドミノ」は加速しかねない危機的状況下にある。

 その細野氏だが、小池百合子東京都知事に近い若狭勝衆院議員と新党結成を視野に協議しているのが事実だ。 他の民進党議員らも離党して細野氏や“日本ファーストの会”若狭氏と合流した場合、10人を超える新党が誕生する可能性もある、との報道も聞かれる。

 私見だが、ちょっと待って欲しい。
 私に言わせてもらうと、“日本ファーストの会”とやらを立ち上げている若狭氏は、未だ明瞭な新党政策を国民に何ら発表していない。 ただ単に7月の都議会選挙にて大勝した小池氏に迎合し「小池氏を日本の総理大臣にする!」なる、意味不明の発言を繰り返しているだけの存在だ。
 いや分かるよ。 当然ながら都議会選にて圧勝した小池氏自身が“一時の勘違い”天下を取った気になり将来的にそれを狙っているのであろうし、それに都知事選の頃から便乗している若狭氏が、小池氏の知名度を利用して国政選挙に打って出ようとしている事実など、国民の誰一人知らない人はいないだろう。
 それに迎合して若狭氏にくっつこうとしている民進党細野氏率いる面々も、一体どうしたんだ??
 小池氏の知名度“だけ”をそれ程までに利用してまでも、自らの議員生命を繋ぎ続けたいのか!? 

 貴方達は一体全体「野党」の役割を何と心得ているんだ! と叫びたくもなる。


 話題を本日突然発表された安倍首相による衆院解散総選挙に戻し、私論結論を述べよう。

 安倍首相は今回の突然の解散総選挙発表に際し、北朝鮮が核・ミサイル開発を加速させ米朝関係が緊迫化した結果、万一の有事に備えて、自公政権が成立させた安保法制や対北朝鮮政策の意義を国民に問い直すとともに、日米同盟のさらなる強化を訴える必要があると考えた、と言っているらしいが…

 本当にそうなのか???  
 そうではなく、貴方は単に北朝鮮が核・ミサイル開発を加速している今こそが安保体制を含め改憲を支持する国民が増え、自らの“首相生命が長引く”と判断したに他ならないのは自明の理だ。
 要するに貴方は、北朝鮮の度重なる暴動を自らの“首相生命維持手段として利用せん" としているとしか私の目には写らないのだ。 
 今首相である貴方が優先して行う事とは、決して衆院解散総選挙ではなく、北朝鮮の暴動からあらゆる思考を駆使して国民の生命を守り抜く事ではないのだろうか!??

 更には民進党を筆頭とする野党の混乱状態も、貴方はまんまと利用した。 「へっへっへ。アホな野党が混乱してるぞ。 ここは今こそ衆院解散選挙時だ!」 と貴方は虎視眈々と読んだよねえ。
 どうして、そんな悪知恵ばかりが働くんだ? 
 
 ただ残念ながら既に貴方(安倍首相)のそんな我が身息災の姿をお見通しの国民は、その悪知恵を見抜いているであろうし、そうであって欲しい気がする。
 さてこの先、実際に2度も北朝鮮よりのミサイルが上空を通過した国の国民達が、如何に今回の安倍首相の突然の発表に反応するのやら……

プロ講師指導によるフルート体験レッスン記

2017年09月14日 | 音楽
 (写真は、中学生時代にブラスバンド部に所属していた頃の私。 ブラスバンド演奏会出場時にプロカメラマンが映してくれた写真を探したのだが見つからず、不明瞭な写真掲載となってしまった。 我が手に持っているのはフルートではなく、より小型のピッコロ。 多少つまらなそうな表情の私だが、当時より集団写真撮影を嫌い、いつも端っこに陣取っていた記憶がある。)


 フルート関連エッセイが続くが、今後の我がフルート練習の土台・環境をきちんと整えたく現在奔走中に付き、あしからず。

 肝心要のフルートは、いの一番に買った! 
 普段の自主練習用に音楽スタジオの会員登録を済ませ、自宅近くに練習場所も確保した!
 後は、ご指導いただくプロ先生との出会いだ。


 さて昨日、先週予約した音楽教室にてのプロ先生によるフルート体験レッスンへ出かけた。

 音楽教室にて私を待っていて下さったのは、予想通りお若くて美人の先生だ。
 教室が予想以上に広く、まるで広々としたリビングルームにでも案内されたがのごとくの開放感がある。 レッスン環境として恵まれているなあ、とひとまず安心した。

 先生の自己紹介や私自身のフルート経歴等の会話及び一応のレッスン説明の後、早速フルート体験レッスンが始まる。
 ブランクは長いものの過去にフルート経験がある私の場合、フルートを組み立てた後すぐに「音を出してみて下さい。」との先生のご指導だ。
 多少緊張気味の私の第一音が不安定ながら一応出せた事に、自分自身が安堵した。

 その後、先生のご指導により体験レッスンが進む。
 我がフルートのスタートがそもそも中学校のブラスバンド部にての素人生徒同士の指導との事情もあり、肝心要の “息の吹き入れ方” が根本的に間違っているとの厳しいご指摘を受けた。
 フルートを解体しマウスピースのみを手に持ち直し、再度低音・高音の息の吹き入れ方をご指導いただくのだが、これがブランクが長い私には思ってもいなかった程に困難だ。

 そこで先生はマウスピースすら持つのをやめる旨指導の上、口で息を吹く練習を実行して下さった。
 とにかく、息は前方へまっすぐ吹く。 最初は「フー」と吹く事を指導されたが、私がそれでも下手だったため、次は「プー」と吹いてみましょう、とのご指導だった。
 その際に、上唇と下唇の間を少し開ける。 そして下唇に右人差し指をマウスピース代わりに当てることにより、その息が自然とフルートの中へ入る事を私は短時間内に確実に学んだ。

 あるいは私の場合、フルートのマウスピースの中心に息が入っていない事も指摘して下さった。
 その対策としては必ず鏡を見ながら練習するべきとの事で、それを実行したところ、確かに先生がおっしゃる通りだ。 今後しばらくは必ずや鏡を見ながら練習しよう。

 さらには私がフルートを持つと、どうやら右肩が上がる癖もご指摘頂いた。
 フルートを吹く基本とは、少し右肩を下げる事との先生のご指導だ。
 これに関しては、自分でも思い当たるふしがある。 何分側彎症を抱え、自然体だと体が左に傾く傾向にある私故に、その症状がフルートを持つ時にも出てしまっているのではなかろうか??  ただ昨日は先生にはそれを言えず、「気を付けます」とのみまとめておいたのだが……

 そして、体験レッスンの最後に先生が告げて下さるには。
 「次のレッスン時までに、本日指摘した問題点のすべてを実行して来いとは言いません。 その一つでも覚えて帰って下さって、次回に改善出来ていることを期待します。」


 いやはや、現在の民間教育システムの教育改善姿勢に感激の私だ。
 昔の習い事教室など、これ程までに洗練されたレッスンシステムなど一切立ち上げておらず、その場その場で指導側が“自分勝手”に指導を実施し、指導者が指導した事柄を習得した生徒を褒め大事にする傍ら、出来の悪い生徒を責め結果として排除する体制がこの国では長く続いて来たのではあるまいか?!?

 現存する公立学校システムも未だそれに類似した教育体制を実行中ではなかろうかと、私など元教育者の立場で懸念するのだが…。

 すべての公的教育システムが民間に習って発展・進化していることを望みたいものだが。
 ただし、それを実行するにはやはり「個人指導」が欠かせず、金銭面での負担が保護者にのしかかるとのデメリットがあるのだろうなあ。

 
 当然ながら、私は美女フルート先生との音楽教室に於ける今後のレッスン契約を締結してきた。

音楽スタジオにてのフルート自主練習記

2017年09月12日 | 音楽
 (写真は、ネット情報より入手しコピーしたフルートの「運指表」。)


 北朝鮮による6回目の核実験を受け、国連安全保障理事会は本日9月11日に米国主導の制裁強化決議案を採択した。 
 今年中にも「世界戦争」勃発か!?! との危機状況下にある物騒な世界情勢だ。

 この世界規模での混乱の中、お気楽ノーテンキに楽器練習などに励んで許されるのか?!? なる後ろめたさと背信感に苛まれつつ…

 それでも昨日、私は音楽スタジオまでフルートの練習に出かけた。

 そうしたところ、本日は朝から“めまい症状”に苛まれた。 おそらくフルート練習長きブランクにもかかわらず、昨日音出しの基礎練習を頑張り過ぎたせいだろう。 (午前中など“お気楽”などと言っていられない程の体調不良だったが、午後になってかなり回復したのだが。)
 還暦過ぎている身にして、少しは身の程を知れ! と嗜められそうで家族にも体調不良は言えず、午前中はふらつく身体をかばいつつ(倒れる時には頭だけは打たないように気を付けよう。などと自分に言い聞かせながら)家庭内ルーチンワークに励んだ私だ。 


 さて冒頭写真のフルート「運指表」だが、フルート自主練習に先立ち運指確認のためネット上より私が一番分かり易い「運指表」をコピーした。

 ただ幸いな事に、我が指の感覚が初めてフルートに触れた50年前の記憶を失っていなかったようだ。
 基本的にフルート運指はリコーダーとほぼ同様と考えてよく、金管楽器等と比べると簡単な部類であろう。 少し複雑なのはシャープ・フラットの指位置だが、我が指がこれもほぼ記憶していてくれたのに感激だ。
 特に、♭シは多少イレギュラーなキーを抑えるのだが、オーケストラやブラスバンド演奏にて“音合わせ”をする際に発する音のため、正確に記憶していたのに我ながら驚いた。
 

 2本前のフルート関連エッセイにても既に記述したが、木管楽器であるフルートはおそらく皆様の想像以上の大きな音が出る。 集合住宅の我が家にて練習を実施するには、周囲に配慮して小さな音で練習するしかなく、これでは実際問題練習にならない。

 明日、フルート教室にてプロの先生による体験レッスンを申し込んでおり出かける予定だが、それに先立ち、どうしても大きな音(正確にいえば“フルートらしい普通の音色”)で練習したいと志し、方々の練習場所を模索した。

 まず思いついたのは、カラオケ店にての練習だ。
 フルート購入直後に早速実行したのだが、どうも周囲の歌声が漏れ聞こえてきて集中力を削がれる。 それに、所詮カラオケとは歌を歌うために設けられた施設だ。 楽器の演奏を許可しているカラオケ店は今に至っては多いが、周囲から「楽器の音がうるさい」との苦情が発生した場合、速やかに退散せねばならない運命にもある。 練習場所としては、不安定要因が多い。

 そこで、正当に楽器を練習可能な施設をネット上で模索した。
 いやいや、これが物凄い数、あるわ、あるわ。(大都会東京で暮らすメリットを改めて実感だが。)
 ただし、自主練習のためにわざわざ電車に乗ってまで行くのも時間と経済面での大いなる損失だ。 
 更に詳細に条件を絞り込んでネット検索すると。

 見つけました!!  我が家から徒歩10数分で行ける音楽スタジオを。 
 早速予約を入れてみると、直ぐにでも会員登録可能かつその日から練習OKとの返答だ! こんな早期にフルート練習環境がスムースに整うとは思ってもいなかった私だが、ラッキーが続く偶然に感激ひとしおだ。


 さてさて、そして昨日その音楽スタジオへフルート自主練習のため足を運んだ。

 さすが音楽スタジオ、防音性能が完璧だ。  大中小何室もあるスタジオの中の一番小さい部屋にして、何の雑音も聞こえて来ない。
 これは集中して練習出来る!と喜んだ私は、思う存分に音出し練習に励んだ。 やはり自宅で遠慮しつつ小さな音で練習するよりも、確実に音が出せる事による達成感の程が素晴らしい。 
 とは言えども、何分ブランクが長いために昨日はあくまでも2オクターブに絞り込み「音出し」練習のみに励んだのだが…。 どうやら、フルート歴素人かつ20数年ぶりの練習にして度が過ぎたようだ。
 音楽スタジオの帰り際より既に“めまい感”に襲われていた。 それでも、確かに音出し練習が叶った嬉しさのほうが数段勝り、達成感と共に帰宅し家族(誰もまともに聞きやしないが)にその“武勇伝”を語ったものだ。


 明日はいよいよ、プロ先生によるフルート体験レッスンだ。
 まずは、音出しの基本から教授していただく予定でいるが、優しくかつしっかりと我が実力に応じた練習を指南して下さる先生だといいな~~。 (お写真を拝見すると美女には間違いないようだ!)

「原左都子エッセイ集」10周年、ブログを長期間継続する秘訣とは

2017年09月09日 | 自己実現
 当「原左都子エッセイ集」をネット上に公開して、去る9月6日で10周年を迎えた。

 8月の長野旅行以降「時事論評カテゴリー」エッセイの公開が(我が心理面でのプラスの意味合いも含めた混乱等々により、故意に)少なくなっているが、基本的には社会時事問題をターゲットとして、それに対する辛口論評を公開する姿勢を主眼としている我がエッセイ集だ。


 そのような我がブログの性質のため、特にコメント欄をオープンにしていた2011年頃までは、誹謗中傷等々世間からのマイナス反応に苦しんだりもした。
 
 その後、コメント欄閉鎖措置を採用し、既に数年の年月が流れている。
 今となっては人様のブログを拝見しては、「コメント欄が充実していていいなあ」 「私もコメント欄を再開したら、皆様のように過去の賑わいが復活するのだろうか? あるいは、やはり我がブログの性質を鑑みると必然的にマイナス反応は避けられず、その対応に追われる日々なのだろうか…」 様々な思惑が脳裏を巡る。

 結果としては、現実社会に生きる(ペンネーム“原左都子”ではなく、本名の)「私」の生活を優先するべきだしそれが当然!との思考故に、コメント欄は閉鎖措置を続行するのが賢明であろう、との結論に至っている。


 さて、何だかんだ言いつつも、我が「原左都子エッセイ集」は10年の年月を刻んで来れた。

 その間、旅行等によりエッセイ執筆をお休みすることはあったが、多くてせいぜい1週間程度の中断に過ぎない。
 10年来、1本の字数ほぼ2,000字 ~ 3,000字(一番字数が多いエッセイは10,000字を超過しているが)のエッセイを2,3日置きのペースで綴り公開し続け、現在公開エッセイ総数が1,700本近くに到達している。 (参考だが、エッセイ内実在登場人物のプライバシーを考慮したり、我が思想上どうしても自分自身が受け入れ難いエッセイを後に削除・非公開としたものも含めると、既に1,800本を超えているだろう。)


 そんな私のブログ長期継続の秘訣を語るならば。

 第一の理由とは。
 ペンネーム「原左都子」ではなく、現実世界に生きている「私」本人が「原左都子エッセイ集」にてエッセイを綴り公開するとの生業に、大いなる達成感ひいては生き甲斐を見出せているからに他ならない。
 この生業は「趣味」の範囲を超越し、我が「ライフワーク」の位置付けとなっている事実は否めない。
 それならばコメント欄を開放し世間の反応を受け入れた方が、より達成感が増強されるのではないか?なるご指摘があろうことも重々推測出来る。
 ただ上に記載の通り、ブログの反応とは例えコメント欄認証制を採用したとはいえ“野放図”に押し寄せるものだろう。 それを読ませられるのもストレスだし、すべてを受け入れ対応するには我が実生活上のキャパシティー範囲を超越している、との結論に5年前に至っている事をお詫びしておこう。

 コメント欄を閉鎖しても、長期継続できる秘訣の第二の理由とは。

 私の場合コメント欄は閉鎖しているが、その代替手段として「メッセージ欄」を設けている。
 現在に於いては、この「メッセージ欄」を通して「原左都子エッセイ集」宛にメッセージを受付ける事により、読者の皆様との直接のコンタクトを継続出来ているとも言えよう。
 残念な事に、この欄を通して未だ “誹謗中傷”も届けられるのが実情だ。 ただ、こちらの対応としては、メッセージ欄に連絡先をご記入下さった相手にのみご返答を申し上げれば済むのが「メッセージ欄」の長所と捉えている。 
 大方の誹謗中傷メッセージの場合、何故かご自身の連絡先を明記されていないのが実態だ。 そうすると私の方は無視するしか方策が採れず、必然的に関係が途絶えるとのメリットがある。


 ブログを長期間継続する秘訣の結論だが。

 ご自身のブログに対するポリシーあってこその継続に他ならないであろう。

 ただ逆に言えば、ブログを廃止するとの決断もブロガーのポリシーを物語る絶大な手段なのかもしれない。
 10年前の「原左都子エッセイ集」開設直後期には、数多くの読者の方々が我がブログに押し寄せて下さった。 あれから10年が経過し、当時ネット上で懇親にさせていただいたその印象深いブロガーの皆様が現在如何に世を渡っておられるのか、追跡の手段も無いのが現状だ。
 私が思うに、当の昔に「ブログ」など卒業され、現世に力強く羽ばたかれれいるのかもしれないし、そうでないのかもしれない‥。
 
 片や、もちろんの事、ブログ上にて10年来お付き合いが続行している方々も国内外に少なからずいらっしゃる。
 それらの方々が相変わらず、絶え間なく「原左都子エッセイ集」に暖かい視線を注いで下さっている事実に心より感謝しつつ、我がエッセイ集の10周年をあくまでも静かに厳かに祝おう。

芸術の秋、 「フルート」 を衝動買いしました♪

2017年09月07日 | 音楽
 (写真は、私がネット通販で“衝動買い”し、一昨日自宅に届けられた新品のフルート 及びフルート教本の映像。) 


 私とフルートとの最初の出会いは、50年程前の中学生時代に遡る。

 生まれ持っての大の音楽好き資質で、幼稚園ではハーモニカやタンバリン、カスタネット等々の打楽器に親しみ、小学生時代には鼓笛隊の一員として“小太鼓”を叩き、音楽発表会では“アコーディオン”を担当したりした。

 そんな私が中学生になり、クラブ活動(現在では“部活”というらしいが)の対象として「ブラスバンド部」を選択しない訳もなかった。
 ただ、何の楽器にするかに関しては大いに迷った。
 私自身の希望として、大型の楽器が目立っていいかな~。 なる裏心も無くはなかったのだが、結果としては大型楽器は持ち運びが大変なる軟弱志向等により、「フルート」に落ち着いたとのいきさつだ。

 参考だが私が所属した中学校ブラスバンド部は50年程前の当時、全国大会にて優勝経験がある等々輝かしき歴史を抱えている部だった。 
 私が入部した頃には四国大会(私は四国出身だが)出場がやっとこさ程度にまでレベルが落ちていたが、それでも県大会にて準優勝する程度の力はあり、日頃の練習は厳しかった。

 入部直後の初心者である中学1年生に要求されるのは、当然ながら楽器の初歩練習だ。 来る日も来る日も、それを頑張った記憶が今尚鮮明だ。
 管楽器の場合、まずは楽器の音出しをきちんとできるようになるよう基礎練習を積むのが通常だ。
 今思い出すに、楽器のマウスピースの部分のみを口に当てて、“ロングトーン”なる長時間息を吹き込む練習から開始した。 これが初心者にとっては、脳震盪を起こすかと思うようなめまい症状に苛まれるのだ。 先輩達も皆、それを通過して現在に至っているとの談話を聞き、元々我慢強い私もこの症状に耐えに耐えた。
 そのうち、徐々に上達していく。 もはや、脳震盪めまい症状を感じなくなった頃には、我が心肺能力が劇的に成長していたようだ。 (中学卒業時点で、肺活量が4000cc 程あった記憶がある。)

 時代が移り、高校に進学した折にも「オーケストラ部」を志望し入部した。
 そしてフルートを希望したのものの、残念ながら当該オーケストラ部のフルート奏者達は皆音大進学を志望しているとの事で、その専門力の程が半端ではなかった。 
 “全然お呼びじゃない” とすぐさま悟った私はチェロなどをちまちまと練習したのだが、何の成果も得られないまま受験校のため1年時にてオーケストラ部を引退した。

 時がずっと過ぎ去り、話題を我が30代の高校教員時代に移そう。
 たまたま音楽部活動の顧問を引き受けた私に、再びフルートを演奏するチャンスが訪れたのだ。
 と言うのも「音楽部」とは言えども、実質は複数の男子生徒ロックバンド練習の場だった故だ。
 彼らが自発的に練習をしてくれることを良きこととして、顧問の私はその時間帯に生徒ロックバンドの片隅でフルート演奏に励んだ。 (言い訳かもしれないが、顧問が何も音楽に触れないよりも、それを主体的に楽しむ姿こそが生徒に好影響を与えると考えた。 実際そうだったと振り返る。)
 そうしたところ、中学生時代より既に20数年の年月が流れているにもかかわらず、フルートをスムーズに吹ける事実に自ら感動したものだ。 


 そして時代は現在まで移ろいだ。

 ある日の新聞折り込み広告内に、私が住む身近な地域内にフルートレッスンを実施している教室が存在するなる情報をゲットした。
 その情報が私の脳裏を刺激してくれた!  「またもやフルートを吹こうか!?!」なるサプライズ再現を私に呼び起こしてくれた事に間違いない。

 直ぐにネット通販を当たった。
 そうしたところ、上記写真のYAMAHAが販売している現在のスタンダードモデルフルート商品を発見した。 現在の私にとってはこの商品で必要十分だろう、と予測し直ぐに発注した。

 早速自宅にて小さい音で吹いてみると、「いい音だ!」。  ただ、管楽器(を含めた全ての楽器)とは自宅で小さい音で吹いていたのでは埒が明かないのは歴然だ。
 
 昨日、上記新聞折込みのフルート教室の無料体験レッスンを申し込んだところ、先程実施して下さるとの回答を得た。

 我がフルート人生が、今一度、再燃しようとしている。