原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

日本女性の法的保護は世界73位と主要先進国では最大の男女格差があるらしい

2024年03月10日 | 仕事・就職
 冒頭表題に関して、2024.03.06付朝日新聞記事「女性の法的保護 日本は73位 世界銀行発表 DVやセクハラ巡り未整備」より以下に引用しよう。


 世界銀行は4日、190か国・地域の法制度が男性に与える権利を100としたとき、女性は平均64.2%しか法的な保護を受けられていないとする報告書を発表した。 国・地方別では日本の格差は72.5%と世界3位で、主要先進国では最大の男女格差を法制度上許している。 
 例年は「職場」「賃金」「結婚」「起業」など8分野の法制度の充実具合で評価するが、今年は「暴力からの安全」「保育へのアクセス」という2分野も加わった。 (中略)
 日本の場合、男女間の賃金格差や起業時の男女差別の是正など、長年の課題に十分な改善がみえないことも低評価につながった。
 日本を含む経済協力開発機構(OECD)加盟の高所得国34か国平均は84,9%で、日本を大きく上回った。

 (以上、朝日新聞記事より一部を引用したもの。)



 ここで、原左都子自身の事例を述べることとしよう。

 私の場合は最初の就職時は郷里医学部卒業直後に上京し、某医学関係企業へ医学関連国家資格取得者として医学専門社員の立場で入社した身だ。
 その身にして男女差別があるすべもなく、入社直後から専門性の高い医学関連業務に励んできた。
 20代半ばになり 同年代女性が“寿退社”で次々と退社する中、未だ専門職員として頑張っていたのだが。 27歳の時に職場係長に任命され 男性社員も多い中、係のトップの立場で専門職に励んだものだ。
 29歳を迎えた春に、今度は「教育課主任」として本社へ迎え入れられて、その立場で新たな業務に励んだものである。
 この医学関連企業に於いては男女間の賃金格差などみじんも無い中、私は恵まれた立場で医学業務に励めたものと、今でも振り返る事が可能だ。

 時が流れ 2度目の大学卒業後 高校教諭に任命された時にも、何らの男女差別も無い中充実した日々を送り、高齢出産後退職に至った。

 その後 娘幼稚園時代に、朝日新聞紙面より自主応募した「理化学研究所」の研究実験担当者として採用された。
 特段の男女差別は無い、と言うよりも単独で実験を担当する業務であったために、各種の意味合いで何らの差別扱いも受けることなく業務に励めたものだ。
 報酬に関して言えば、(過去の医学職や教職と比較すると)決して高額とは言えなかったが。 とにかく我が医学専門力を十二分に活かせた職種だった。


 という訳で、私の場合は「医学」「教職」と自己が築き上げて来た専門力を活かせる業務に恵まれ続けたお陰で、特段の男女差別をも経験せずに済んでいるのだが…


 確かにニュース報道等々で、日本女性が職場での「賃金格差」や「起業時の男女差別」に差別待遇を受けているとの話題をよく耳にする日常だ。

 私自身が経験した「医学」や「教育」分野に於いては、元々その専門力を自身が確実に身に付けていさえすれば、後々何らの「差別」待遇に遭うはずもないのだが…

 その他の職種(例えば「文系」分野等々)の経験が皆無の私に取っては、むしろ、その職場差別の実態が分かりにくくもある。
 
 これ、どうなのだろう??
 例えば 事務作業員等々の「文系職種」にも、何らかの職務段階を設けてそれをクリアして上位をゲットしたならば、男女かかわりなく平等待遇とする。 等々の「階級制度」を取り入れてはどうか?? などとの素人考えが巡るのだが…

 日本の世界順位の程は、二の次でいいとして。

 とにかく職場で働く女性達が、意味不明の差別を受け続ける事態は是非とも改善したいものだ。


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