原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

「Noh 秋色モード」 大倉集古館美術展

2021年10月01日 | 芸術
 (冒頭写真は、現在ホテルオークラ別館・大倉集古館にて開催中の美術展「Noh 秋色モード」美術展のパンフレットを撮影したもの。)



 一昨日、私は東京都港区虎ノ門に位置するホテルオークラ別館の大倉集古館へ美術鑑賞に出向いた。

 この美術館へは、我が娘が美大受験を目指していた十数年前から数年前にかけて、幾度となく鑑賞に出かけている。
 
 日本最古の私立美術館の名に恥じず、いつ訪れても荘厳かつ静粛な美術館の佇まいを維持し続けているその趣が、我がお気に入りの美術館である。

         
 これが、美術館のパンフレット類。



 コロナ禍の影響を受け、しばらくご無沙汰していたが。

 昨日、緊急事態宣言下にもかかわらず思い切って出かけてみると。

 以前と変わらぬその厳かな佇まいに触れることが叶い、十分なる満足感を得させていただいた。


 展示内容は、まさに「能」の世界であり。

         

 「能」の舞台にて使用される衣裳や御面等の道具が展示されていた。


         
 これらは、出品リスト や 能の用語解説 等々。


 今回の展覧会のテーマ、「Noh 秋色モード」に関する美術館HPの記載を、以下に転載させていただこう。

  企画展
  能 Noh~秋色モード~

  2021年8月24日(火)~10月24日(日)

 室町時代初期に猿楽を原型として大成された能楽は、今なお演じられる日本の貴重な伝統芸能です。近世以降は幕府や大名の保護を受けて、「武家の式楽」として重んじられ、発展してきました。
 当館では、因州(鳥取藩)池田家旧蔵の「能面」と、備前(岡山藩)池田家旧蔵の「能装束」を多数所蔵しています。
 本展ではこれらの能楽コレクションのうち、―秋色(しゅうしょく)―に注目した作品群を展覧いたします。色と模様の多彩な組み合わせにより「デザインの宝庫」とも称される能装束を中心に秋らしい作品を選りすぐり、能のストーリーをあらわす謡曲(ようきょく)との関係性にも触れます。秋の謡曲にふさわしい能面をはじめ、秋を彩る絵画・工芸作品もあわせてご覧ください。

 (以上、美術館HPより引用。)


 この美術館、元々入館者が少ないのが特徴だが。
 昨今のコロナ禍のせいか、昨日は3フロアーある展示室やミュージアムショップの何処へ行っても、鑑賞者が私ひとりであったのが印象的だ。
 階段等でたまに他の鑑賞客と行違ったりするものの。
 鑑賞室内が、まるで貸し切り状態だったことを伝えておこう。




 最後に、お土産グッズの紹介をしておこう。

         
 一昨日は、この3点を買い求めた。 右2点は、花柄絵葉書。

         

 そのうちのこのレターセットが、面白い。
 係員の方が親切に説明して下さったのだが、御覧のように便箋が蛇腹式になっていて、好きな長さに切って使用できる構成になっている。
 一筆箋としても使えるし、長い手紙も折り畳んで投函できそうだ。



 この大倉集古館の入館チケットは、ホテルオークラ・ランチセットとしても販売されていて、美術館鑑賞の後ホテルオークラにてランチを楽しむのも趣があろう。   


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