

私位の年齢になると、この言葉は 「若く見えますね~」 よりも何よりもうれしいものである。 (ちなみに 「若く見えますね~」 に関しては、今の時代誰しもそう言われて当たり前感が強く、さほどインパクトがないものである。 これに関しては私は挨拶程度の言葉と受け取ることにしている。)
先だって行きつけの美容院へ行ったところ、いつもお世話になっている私の“お抱え女性美容師氏”(当ブログのバックナンバーでも既に登場しているが)が子どもさんの発熱で早退とのことで、ピンチヒッターの店長である熟年男性の美容師氏のお世話になった。
この店長男性美容師氏より開口一番発せられた言葉が、冒頭の「お洒落ですね~~」である。
実はこの日は、娘の学校の文化祭見学用に9月初旬に仕入れたばかりの“勝負服”の秋物ワンピースを着用して美容院へ行ったのだ。
このワンピースは恐らく若い世代の女性をターゲットに開発され販売されている商品だと思うのだが、襟ぐりが大きく開いてミニ丈で今流行のかなり“派手”目のデザインである。 この手の若向きの派手なデザインの洋服を違和感なく着こなすポイントは、何と言っても体型が勝負であるのに加えて全体のバランスが欠かせない。 そこで、自分の年齢との関係で全体像に無理があるようならば諦めるつもりで、試着室でハイヒールも履きバッグも持って(出来得る限り評価に客観性を保ちつつ…)全体のバランスを四方八方からチェックした。 165cm、47㎏の我が体型にマッチしてなかなかのものだなあ、

冒頭の「お洒落ですね~~」と褒めて下さった男性美容師氏が引き続き尋ねる。
「“エステ”や“フィットネス”に通っていらっしゃるんでしょう?」
「いえいえ、特段何にもしてないんですよ。 ただ、若い頃からずっと気をつけているのは“体重維持”なんです。30年来同じ体重をキープし続けているんですが、どうやってキープしているのかと言うと30年間一日も欠かさない“体重測定”だけなんですよ。 やはり幾つになっても曲りなりにもお洒落をしたい気持ちを維持していくには、それに見合う“体型”を保ち続けることが最低条件ですよね。 歳を取ると“体型”を維持するのは大変で私も“体型”は崩れつつありますが、さしあたって少し細めの“体重”を維持することで、自分が着たいと思う洋服に手が通せますね。これがクリアできるだけでも、元々身長には恵まれている私はお洒落の関門を通過出来る気がします。云々…」
ここぞとばかり、こんな場でも持論を展開しまくる原左都子である。
店長美容師氏曰く、「歳を取るとどうしても男はお腹が出てきます。ですが男性の場合も、若い頃からずっと体を鍛え続けている人はいつまでもお腹が出ないようです。 それにしてもお酒は美味しいし、(この店長氏には“釣り”のご趣味があるとのお話で)自分が釣った魚を自分で料理して食べるのは最高!!」とのことで、釣りは未経験だが“底なし飲兵衛”の私も賛同である。



長年自分自身の理想体型を保ち続けている人種には、自分の体型に対する妥協を許さない確固としたポリシーがある、という共通項があるようだ。 維持し続けているその体型により享受するプラス要因が大きいことが、体型維持のエネルギー源となりその好循環が成り立っているのであろう。
さらに店長美容師氏がおっしゃって下さるには、「一見してお洒落な方のヘアケアには心していろいろとアドバイスをしようかと思う」とのことである。(実はそれを狙って私も美容院にはなるべく“お洒落勝負服”で出向かうことにしているのだが。)
さすが店長、商売根性も健在でいらっしゃるのだが、それをうまくかわしつつ今回の談議を楽しませていただいた私である。
これだけ経済成長が鈍って不況のどん底にある今尚、ダイエットを目指し続ける国民が多い実態である程日本とは豊かな国である、との書き出しで始まる本日(9月19日)朝日新聞別刷「be]記事を先程目にした。
ダイエットを目指す人々にとってのとりあえずの目標は、健康の維持であることであろう。
それに加えて自分が理想とする体型を保つことにより自分らしい“お洒落”が楽しめ、それによる世界も広がるごとくの、そこから派生、発展する生命力や喜びももたらしてくれる活力の源でもあるため、どうかご自身の適正体重に戻してそれを維持出来るよう、精進されますように。



女性をキレイにするのを仕事にしている方だときっと会話のセンスも磨けるんでしょう。
実は、プライバシーの関係で本文中には記していませんが、この美容室は大手企業が経営している個室美容室でして、顧客層が限定されているのです。 年配女性が多いのがその特徴なのですが、私は顧客としては若い方ですので、今回、話がはずんだものと思われます。
恐ろしくて、見られません。先日3km走ったが40分もかかってしまいました。明らかに体重オーバーです。5kgは増えています。
体重計を気軽に見られる事が秘訣なのですね。
有り難う。体重計を恐れず、乗ってみようと思います。
お洒落については、元来無骨者でしてコメントはできません。野暮一筋です。
あれは、大きなストレスとなってのしかかって来ます。
もう少し若い頃はどうしても食べたい欲求に負けたりして、多少の妥協を許していたのです。そうすると体重とはみるみる間に増えるものですね。一時期50㎏を超えた時期があったのですが、一旦増えた体重を元に戻すのは死ぬほど大変でした。
1㎏でも体重が増えると、体がずっしり重くなりますね。それに、腰周りにむっちり脂肪がついて“恥ずかしくて外を歩けない”体になってしまいます。大袈裟ではなく、もう何もかもが嫌になり自己否定の人生に陥りそうになります。
“そんなアホな”と言っている場合ではありません。体重維持とはそれ位の妥協を許さない執念を要することなのです。だから太らないのです。
持論を展開してばかりで申し訳ありませんが、とにかく皆さん、体重計に乗りましょう!!