表題は何かを、皆さんご存じのことだろう。
新型コロナウィルスの変異株だ。 終わりなき勢いで、次から次へと世界規模でどんどん出現してくる…
これら、コロナウィルス変異株に関するネット情報を何本か引用しよう。
南米・コロンビア由来の変異した新型コロナウイルス「ミュー株」は、ワクチンなどでできた抗体が他の変異株よりも効きにくいとする結果を、東京大や東海大などの研究チームがまとめた。
ミュー株は世界保健機関(WHO)が8月、警戒度が2番目に高い変異株に位置づけた。国内では6~7月に空港検疫で2例確認されている。
チームは米ファイザー製ワクチン接種者や従来株に感染経験のある人の血液を使い、様々な変異株に対する抗体の効果を調べた。その結果、ミュー株に対しては、ワクチン接種者の抗体の効果が従来株より7分の1以下に低下した。インド由来のデルタ株や南アフリカ由来のベータ株より効果の低下が大きかったという。
チームの佐藤佳・東大准教授(ウイルス学)は「現在、デルタ株が世界で蔓延(まんえん)しているが、ミュー株に対する監視も重要だ」と話している。
(以上、ミュー株に関するネット情報を引用したもの。)
北米やヨーロッパなどで確認されている変異した新型コロナウイルス「イータ株」の感染者が、昨年12月から今月3日までに、日本入国時の検疫で計18人確認されたことが9日、厚生労働省の集計で分かった。
イータ株は昨年12月に初めて確認され、世界保健機関(WHO)が今年3月、警戒度が2番目に高い変異株として位置付けた。感染力の高さは詳しく分かっておらず、厚労省は情報収集を続けている。
一方、インド由来の変異ウイルス「カッパ株」の感染者も、これまでに検疫で19人確認された。
(以上、イータ株に関するネット情報を引用したもの。)
新型コロナウイルスのうち感染が拡大しているインド由来の変異ウイルス「デルタ株」について、特定の変異が四つ加わると、現行のワクチンでできた抗体の効果が大きく弱まる恐れがあるという研究結果を、大阪大のチームがまとめた。チームは「デルタ株に対応したワクチンの開発が重要だ」と指摘している。
新型コロナウイルス
現在使われている米ファイザー製や米モデルナ製のワクチンは、出現初期の新型コロナの遺伝情報をもとに作られている。
荒瀬 尚ひさし ・大阪大教授(免疫学)らのチームは、現行のワクチンで作られる抗体の一部はデルタ株に結合しないことを確認した。ただ、全体としてはデルタ株に対する有効性は維持していたという。
しかし、デルタ株に人工的に四つの変異を加えた「デルタ4+」で調べると、従来株でできる大半の抗体が結合できず、ウイルスの感染力も強まった。デルタ4+は世界で未検出だが、うち三つの変異があるデルタ株はトルコで見つかっているという。
一方、デルタ株をもとに作られた抗体は、従来株、デルタ株、デルタ4+の働きをいずれも抑えることを確認した。デルタ株に対応した改良ワクチンは、ファイザーやモデルナなどが開発中だ。
東京農工大の水谷哲也教授(ウイルス学)の話「デルタ株に変異を加えないためにも、まずは感染者数を減らすことが重要だ。デルタ株に対応したワクチンの実用化も急ぐべきだ」
(以上、デルタ株に関するネット情報を引用したもの。)
新型コロナウイルスの変異株でインド由来の「カッパ株」について、検疫による検査で19人の感染が確認されていることが厚生労働省の集計で分かった。カッパ株は、世界保健機関(WHO)が「注目すべき変異株」に分類している。
集計は厚労省が9月3日までの分をまとめたもの。カッパ株は、B.1.617.1系統の変異株で2020年10月にインドで初めて検出された。検疫以外では6月に三重県で発表された感染例がある。
厚労省によると、感染性の増加と治療薬(抗体医薬)の効果への影響が示唆されており、ゲノムサーベイランスを通じて実態を把握が進められている。
(以上、カッパ株に関するネット情報を引用したもの。)
最後に、原左都子の私見でまとめよう。
これら、とどめを知らずに出現するコロナウィルス変異株が今や世界規模で猛威を振るっている。
これじゃあ、たかが2回ワクチンを摂取したところで、医療と人間の“いたちごっこ”が永遠と続くことが一目瞭然だ。
もちろん医療現場・医学研究現場では、この“いたちごっこ”に追いつかんと日々コロナウィルスとの格闘が続いていることであろう。
こんな切羽詰まったコロナ禍の状況下で、いちばんのんびり構えているのはやはり政府や自治体ではなかろうか?
最近、都内ではコロナ禍は終息しつつある、なるメディア発表を見聞した記憶があるが。 何を寝とぼけてるんだ!と怒りがこみ上げるのみだ。
ここは国民こそが、これら変異株に対抗できるのは自分しかいない!と腹をくくるべきだろう。
我が身は自身の判断で守り抜かねば、政府も自治体も助けてくれやしないと心して、コロナ禍に対抗し続けよう。