原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

“コロナ第三波” が猛威を振るう今…

2020年11月28日 | 時事論評
 (冒頭写真は、朝日新聞本日2020.11.28付朝刊記事より転載。)



 昨夜公開したエッセイの続編となるが。

 そのエッセイの我が結論部分のみを、以下に再掲載しよう。

 本日昼間、私はテレビニュース報道にて。
 この“コロナウィルス第三波”の直撃を受け。
 医療現場が今まで以上に大混乱状態である映像と、それに関して語る現場の医療関係者の苦しく辛い実情を思い知った。
 まさに、“死ぬべき運命にある人を死なすべく選択肢しか無い!” との現場の切迫感を垣間見る思いだった。
 諸外国の医療現場に於いては、既にその選択肢を採用して来ている医療現場も多数存在することであろう。
 菅首相の対応にもの申したいが。
 菅首相の対応が、未だこの“コロナ禍第三波”に対して適切な政治指導を施せないでいる現実とは。
 要するに、そういう事実(“死ぬべき運命にある人を死なすべく選択肢しか無い!”)との方策を目指しているとのことですよね!??

 (以上、本エッセイ集昨夜公開したエッセイの最終部分を引用したもの。)



 早速、朝日新聞本日の「社説」の一部を以下に要約引用しよう。

 いったん決めた方針にこだわり、事態を悪化させてから慌てて次の手を打つ。 さまに「失敗の本質」を見るようだ。
 政府は昨日新型コロナ対策本部で「Go To 事業」見直しを決めた。 先週末に、感染拡大地域を目的値とする旅行を事業の対象から除外することを表明したが、「出発地」とする旅行についても、利用を控える措置をとることにした。 大阪市と札幌市に直ちに呼びかけるという。
 感染症などの専門家でつくろ政府分科会の提言に応じず、一昨日同事業に関する貴社の質問から逃げるように立ち去っていた。
 所信表明演説で「爆発的な感染は絶対に防ぐ」と表明しながら、首相は経済活動の維持に軸足を置いてきた。 だが、感染拡大の兆しを見つけたらまずは封じ込みを優先し、状況が落ち着いてから少しずつ活動を再開することが、結果として経済にも好影響を与える。 春夏の感染拡大で学んだ反省や教訓が活かされているとは言えない。
 いま、政府・自治体が最善を尽くさねばならないのは「医療崩壊」を食い止めることだ。
 第三波とされる現在の流行では重症者の治療にも支障が出る寸前にきている。 政府、自治体、医療界が協力し、対応可能は病院から従業者を応援派遣するなどの調整を急ぐべきだ。
 入院先にどの程度の余裕があるか、その実態が把握されていない恐れも指摘されている。
 患者を受け入れるには、あらかじめスタッフの配置や勤務を見直す必要があり、準備に時間がかかる。 見かけ上の占有率を元に議論していると、現実との間に齟齬が生まれてしまう。 正確な状況がわかって初めて、適切な対策が打てる。   足元のデータの確認と共有を進めなければならない。
 医療機関への支援と従事者の待遇の充実は、待ったなしの課題だ。

 (以上、朝日新聞本日の「社説」より要約引用したもの。)



 私見に入ろう。

 まったくもって、上記朝日新聞「社説」がおっしゃるとおりだ。

 冒頭写真のごとく昨日の都内の感染者数は過去最高の570人。 そして国内死者数も31人と過去最多に並んでしまっている。😨 

 原左都子の予想だが。
 この状況は寒さが厳しくなるこれからの真冬の時期に、更に最悪事態に到達すると予測する。 都内の1日の感染者数は必ずや1000人に到達する、との専門筋からの発表もあるようだ。
 政府が少しでも急いで「医療崩壊」阻止に本気で動かない限り、“コロナ第三波”データの最悪化が留まるところを知らない状況となろう。

 菅首相の“コロナ禍”対応に関してだが。

 失礼ながらあの方、(医学を含めた)科学をまるで心得ておられないようにお見受けする。 (未だ解決をみていない「日本学術会議」騒動の際に、それを強く感じさせられた。)😩 
 自身に心得が無いのならば、専門筋とのルートを自ら開拓しそれに依存しても良さそうだが。 どういう訳かその行動を一切取らないのも、まるで前安倍首相同様だ。 
 何故それをしないのかを想像するならば。 失礼な発言であることは承知だが、それら科学者と対等にかかわれる自信が無いから故ではなかろうか? それならば側近や部下を有効活用して、とにかく情報収集をするとの方策もあろうが。 その努力も怠り、いつまでも“木偶の坊”首相としてのさばる気なのか? との印象が、私にはあるのだが。  (あまり発言が過ぎるとまた過去のようにネット上で“言論統制”に引っかかり、我がブログが検索画面から削除される事態に陥りそうなためこの辺でやめておくが…)😱 


 実際問題、コロナ禍解決のために政府が一番尽力せねばならないのは、「医療現場」であることに間違いない!
 何をさておいても、患者救済のために命をかけるのは医療現場従事者の皆さんである。
 その事実を菅首相及び政権閣僚達にも、今こそ思い起こした行動をとって欲しいものだ!