原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

ムダかどうかは、自分で決めよう!

2020年08月22日 | 自己実現
 (冒頭写真は、昨日の朝日新聞夕刊一面トップ記事より転載したもの。)


 昨日の朝日新聞夕刊記事は「ムダ毛」がテーマだった。


 初っ端から、この「ムダ毛」に関する原左都子の結論を述べよう。

 冒頭写真広告に書かれているとおり、「ムダかどうかは、自分で決め」たら良いと考える。
 ただ、「公に見世物にするべきものでも無い、のではなかろうか?」😫  


 私自身、物心ついた頃から“毛深い”体質だった。

 よく覚えているのは、小学校に入学して間もない頃の事件だ。
 体育の授業か何かで児童皆が密に座った時のことだが、隣の男の子が私の腕を見るなり「うわーーー、すげー毛深い!」と大声を上げる。
 周囲の子達も我が腕に注目するなり、「うわーーー。ホントだ!!」と言いつつ、触りに来る子もいる。😖 
 確かに、我が腕は毛深かった。 未だ幼いため産毛に近いのだが、1本の長さが3㎝程の毛が我が細い腕に密集していた。 
 私自身はさほど気にするでも無く時が過ぎて。

 中学生になった頃だろうか。
 今度は脚に、男子顔負けの“立派なすね毛”がボウボウと生えて来るではないか! 
 これを剃り始めたのがいつのことやら記憶に無いのだが、つい最近まで剃り落とす習慣がずっと身についていた。 (参考だが、腋毛も同様だが…)

 年齢を重ねる事とは有り難くもあり、現在に至っては剃る必要が無い程にスネ毛も腋毛も薄くなっている。 腕の毛に関しては元々繊細な毛質だったが、今となっては消え去ったに等しい。

 2度目の大学生時代、我が30代の事件だが。
 3浪した後我が大学へやっとこさ入学し、その後既に7年経過しているとの“自由人的”男子学生(既に30歳に近く私と年齢が近かったし経験値が高く面白い奴でもあり、親しくしていたのだが。)が私のスネ毛に気付いた! 
 そして遠慮も無く私に向かって曰く「凄いスネ毛じゃん!!」
 (参考だが、この男子学生との共通項がもう一つあった。 男子学生の父親が免疫学関連の著名研究者でもある医師なのだが、偶然だが私は過去にその父親と医学学会会場にて接触していた。)
 そんなこともあって気さくな関係であり、その“ノリ”の付き合いだった故の遠慮無き発言だった。
 おそらくあの頃の我が人生は超多忙期であるが故に、その処理を怠る事もあった記憶があるのだが。 その男子学生の発言が元で、はやり“スネ毛はまめに処理するべき!”を鉄則として今までの人生を歩んで来たと言えよう。


 話題を変えるが。

 我が娘の“腋毛”を、当時娘が通っていた(プロ公演も定期的に実施している)バレエアカデミー担当教官より指摘されたことがある。
 未だ中学生になったばかりの娘の“腋毛”が既に生えていた事実を、母親の私は認識していた。  それでも我が過去の経験より、その処理はもっと後でよかろうと見逃していた。
 さすがにバレエプロを育成しているバレエアカデミー教官の指摘は、容赦が無かった!
 「クラシックバレエとは芸術の世界です。 腋毛を生やしてバレエ練習に臨むとは何事ですか! 母親の貴女こそがすぐに娘さんに腋毛の処理を指導して下さい!」


 我がポリシーである「ムダかどうかは自分で決めたら良いと考える。」の観点からは、娘のムダ毛の処理は娘に任せたいものの…

 我がもう一つのポリシー「公に見世物にするべきものでも無いのではなかろうか?」の観点からは。 特にバレリーナの美しさが魅力のクラシックバレエの世界に於いては担当教官がおっしゃる通りであろう、と観念させられる事件だった。


 冒頭の写真を見て。
 
 この私も多少の気持ち悪さを抱かされた。😖 
 まあ現実社会に於いては、これ程までに平然と自身の腋毛を誇る女性が存在しないものと理解しているが。

 方や、男性のスネ毛等はどうだろう?
 我がエッセイ集公開初期頃に、我がブログの若きファンの男性から「スネ毛をそり落としている」とのコメントを頂戴したことがある。
 そう言えば芸能界で活躍する男性達がスネ毛を始め、ムダ毛と総称される地毛を公開している風景を見ない時代となっている感覚もある。

 もしかしたら、男性間でも今や「ムダ毛」とはタブーの世界観なのか?? 
 その辺の実情を知りたくもあるなあ。