原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

都内ビル内での“コロナ隠し”の実態

2020年08月21日 | 時事論評
 少し前の事になるが、以下のネット情報を発見した。
 早速、引用しよう。


 アナタのオフィスは大丈夫? 都内高層ビルで横行する“コロナ隠し”の実態
 2020/08/15 09:26


 国内の感染者数が5万人を突破した新型コロナウイルス。もはや、いつ誰が感染してもおかしくないが、不思議なのは都内に立ち並ぶ高層ビルに入居する会社で感染者が見つかり、ビル全体が消毒のために封鎖を余儀なくされた――という話をほとんど聞かないことだ。テレワークが浸透している上、感染防止対策に万全の注意を払っているから、といえばそれまでだが、一体どう対応しているのか。

 7月上旬、東京タワーにも近い高層ビルに入居する会社で新型コロナの感染者が見つかった。この会社で働く30代の女性社員はこう明かす。
 「感染を聞いた時は『ああ、ついにね』って感じで、わりと冷静だったのですが、それよりも驚いたのは別フロアで働く同じ会社の人たちが、社内で感染者が出たことを知らなかったことですね。『えっ、なんで全社員に知らせないの?』って同僚と話をしていたのですが、どうやら大騒ぎになってフロア全体の消毒なんて事態になれば、それこそ1〜2日がかりの作業になるし、費用もかかるため、『お静かに』となったようです。それで感染者のデスク回りだけをこっそりと消毒しておしまい。取引企業の人にも知らせていなくて、社内では“コロナ隠し”と呼んでいます」

 大手町の高層ビルで働く40代の男性社員もこう言う。
「うちのビルも6月ごろだったかな、感染者が出たと聞きました。事前の打ち合わせでは、ビル内の会社で感染者が出た場合、まずは全館封鎖して消毒し、オフィスに入れるのは2〜3日後と聞いていました。ところが、全館封鎖どころか何事もなかったようにそのまま。聞いたら、物販や飲食店が全館封鎖に反対したようです。ただでさえ厳しい状況で、これ以上、売り上げが落ちることを避けたかったのでしょう。そのため感染者がいたフロアの一部を消毒して済ませたそうです」

 新型コロナの集団感染が発生した大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」では、客室から排出された空気の一部を船内に循環させる空調システムが用いられ、これがウイルスを拡散させる一因になった疑いがあるなどと報じられた。この換気システムは商業ビルなどにも広く採用されているというから、仮に“コロナ隠し”の高層ビルに使われていたら大変だ。こっそりと消毒して終わりじゃ済まなくなる可能性もあるだろう。

 (以上、ネット情報より引用したもの。)



 私事に入るが、実は……

 1ヶ月ほど前の事だっただろうか。 (もう時効と考え、正直に暴露するが。)
 金曜日の夜帰宅した娘が、「ついに私の勤務先の高層ビル内でも“コロナ陽性者”が出た。 それも私と同階にてそれが発生した。」

 よほどの事態でも無い限り物事に動じない私だが、これにはビックリ仰天するというよりも。(ついに来てしまったか… )とのショック状態に陥った。
 それでも冷静に娘に確認した。 「それで感染者は1名のみなの? そのビルの消毒等はどうするの?  今後の貴女の勤務状況はどうなるの??」
 それに対する娘の回答。 「感染者は〇〇さんという知らない若い人でその1名のみだが、席が近くの職員はPCR検査を受けたようだ。 ちょうど金曜日だったためこの土日にビル内(その範囲は不明)消毒を実施して、月曜からは通常勤務となる。」

 一応、娘の職場では(同階の職員には)その発表がなされたようだが。
 月曜日に娘を職場へ勤務させるのは、産んだ我が子を谷底に突き落とすよりも惨い仕打ちにように感じたものだ…。😭 

 加えて、娘がいない場所で亭主と話し合った。
 「これ、娘がコロナウィルスを自宅まで持ち帰った危険性が否定できない。 しばらく体温測定を続け、お互いに体調等の様子を見よう。」
 その後1週間程は生きた心地がしなかったものだ。
 お陰で、娘も家族も皆感染から逃れた様子で救われたのだが…。 

 そのしばらく後だったか、我が家の直ぐ近くのスーパーマーケットでも従業員の感染者が出た話題に関しては、バックナンバーにて公開している。
 こちらもしばらく入店を避けていたが、いつまでもそうも出来ず、今となっては週1ペースで買い物に行っている。


 そんな折に、上記のネット情報。
 やはり都内のコロナ感染とは、もはや市中感染レベルに大規模拡大している事実を実感させられる。😨 

 それにしても、“コロナ隠し” “コロナ感染の隠蔽工作” は是非とも辞めてほしいものだ!
 正確な情報こそが命を救う! と私は考える。😠 

 確かに“コロナ感染公開”により、当事者が誹謗中傷に晒されたり、職場が休業を余儀なくされる等の被害もあろうが。
 誹謗中傷被害者救済等の観点よりも、今は更なる感染拡大防止に向けて社会全体が“情報公開”に動くべきではないだろうか?