原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

DIAMOND PRINCESS号の悲劇

2020年02月11日 | 時事論評
 (冒頭写真は、昨年12月に娘と二人で訪れた横浜小旅時に撮影した豪華客船DIAMOND PRINCESS号。)

     

     
      同じく、昨年12月横浜港にて撮影したもの。


 旅好きの私だが、未だかつて“豪華客船”旅を経験していない。
 これには、私なりの理由がある。
 何分大の“集団嫌い”だ。  あの究極“閉鎖空間”で日々同じ顔ぶれの旅人達と接触しつつ、ヘラヘラせねばならない窮屈さを想像しただけで反吐が出そうなのだ。

 今は縁を切っている米国在住の実姉が国際結婚で米国へ渡った直後期に、パートナーと二人でカリブ海方面へ豪華客船旅に出たようだ。 その時の印象を聞いたことがあるのだが。 
 どうやら日々ディスコ大会や美人コンテストが船内で催され、それに姉が出場しまくっては賞を貰って、船内でチヤホヤされたのが面白かった、と言っていた。
 まあ、似たところがある姉妹故に…😅  
 いえ、決して私は美人コンテストには出ませんよ。 
 片や、ディスコ大会には出たい!と思った!!  昔若かりし頃に社員旅行にて“ディスコ大会”が催され、その時この私も優勝をゲットした!  それが縁で、社内ロックバンドリーダーが「あのリズム感が凄い!」と感嘆し女性リードボーカルにスカウトされ、一時舞台に立たせてもらったりして楽しい思いをしている。 
    
  その当時の写真が見つかりましたので、公開します! 中央のボーカルが24歳頃の私。

 だからと言って、別にそれを豪華客船内で叶えることもないだろう。
 という訳で豪華客船旅は、若き時代より現在に至るまで避け通している。


 ダイヤモンドプリンセス号に関する、「新型コロナウィルス集団感染」のネット情報を、以下に紹介しよう。

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の運航会社、プリンセス・クルーズは2月9日、新型コロナウイルスの集団感染が発生した今回のクルーズでの旅行代金を全乗客に全額払い戻し、無料にすると明らかにした。
 同社は同日夜、船内の乗客にジャン・シュワルツ社長のメッセージを配布。 旅行代金のほかクルーズ前後の航空費やホテル宿泊費、送迎料金、オプションの寄港地での観光ツアーなど、今回の旅行で支払った全額を払い戻すとした。現在の待機期間中の費用も請求しないとしている。今回のクルーズは15泊16日の日程で、旅行代金は25万円~138万2000円。
 また、厚生労働省は9日、同船で新たに感染が判明した6人は乗員5人、乗客1人、いずれも外国籍の男女で重症者はいないと発表。 乗員5人は検査結果が出るまで業務に従事しており、衛生管理上問題がなかったか調べる。
 (以上、ネット情報より引用したもの。)


 私見に入ろう。

 とにもかくにもクルーズ客船とはその収容旅客数が巨大であるが故に、一時に稼げる収益も巨額であるとのメリットがあるのだろう。  
 ところが一旦、今回の新型ウィルス感染症のごとく世界規模の感染症に船内が侵されてしまうと。  その場が“閉鎖空間”であるが故の巨大被害を免れない事実を実感させられる。
 船内から国旗等に 「薬が欲しい」 「船内から早く解放してくれ!」等のメッセージを旅客が掲げているのが痛々しい…

 本日昼のテレビ報道では。
 「重症感染者を優先して下船させているのはやむを得ないとして、何故ウィルス感染が認められない健常者の下船を認めないのか。」なるコメントが発せられていた。
 もちろん、健常者とてウィルス潜伏期間の問題があろう。  それにしても、あの閉鎖空間でひたすら留置させるよりも、とにかく一旦船内から出してあげて、地上の別の場所で待機させるとの手段も採れそうに思うが…。


 今回のエッセイは、単に原左都子が元々集団嫌い故に、一生に渡り“クルーズ客船旅”を敬遠している観点より綴らせて頂いている。

 おそらくクルーズ客船旅を愛好している方々は、時の経過と共にその愛好心を取り戻される事であろう。
 
 元医学関係者でもある私の、あくまでも無責任な憶測によれば。
 (国民皆がマスクを求め野放図に彷徨っている事実を、せせら笑いつつ考察させていただくと。)
 今回の「新型コロナウィルス騒動」は意外と早い段階で収束するような予感がある。 (その考察理由に関しては私自身が十分な検証が出来ていないため、今回は割愛させていただくが。)

 国民皆がマスクを着用してよかろう。 きっと信じる者は救われるのだろう。
 とにかく冷静な視野を保ちつつ、信頼出来る報道を選択しながら、この「新型コロナウィルス感染症」に国民皆が対応して頂きたい思いだ。