（冒頭写真は、昨年度の義母の「青色申告」資料の数々。）
何故義母の毎年の「青色申告」を亭主ではなく私が代行しているのかに関しては、理由がある。
我が人生に於いて取得した資格は医学・教育･英語・音楽… 数多いが、その中で「税理士資格」を“半分”取得している故である。
これに関して綴り、2007.11.011付にて公開した「税理士試験奮闘記」なるバックナンバーを以下に再掲載させていただこう。
私は４年前（2003年）から税理士試験にチャレンジしている。 とは言え、現在中だるみ状態の軟弱受験者で今年は受験を断念した。（参考のため、税理士試験は毎年１回のみ８月に実施される。）
なぜ私が税理士試験受験を志したかと言うと、高齢のため自分が納得可能な再就職先もなく、その頃我が家では不動産売買に伴う確定申告書の作成を毎年私が担当していたこともあり、いっそ税理士にでもなろうかと軽く考えたのがそもそものきっかけである。
なぜ私が税理士試験受験を志したかと言うと、高齢のため自分が納得可能な再就職先もなく、その頃我が家では不動産売買に伴う確定申告書の作成を毎年私が担当していたこともあり、いっそ税理士にでもなろうかと軽く考えたのがそもそものきっかけである。
加えて、私は経営法学修士を取得しているため、税理士試験全５科目のうちなんと税法３科目が受験免除なのだ！ （既に３年前に国税庁にての免除申請通過。） すなわち、私はあと会計２科目に合格すれば税理士になれる訳である。 （正確には２年間の実務研修も免許取得の条件であるが。）
法的にこんなに優遇してもらい５科目受験者には本当に申し訳ない思いであるが。 修士取得も並大抵の努力ではなかったのに加え、税法３科目受験免除申請のための“修士論文まとめ直し”も大変な作業だったため、ご容赦願うことにしよう。
（だが悲しいかな、税理士実務界では科目免除合格者は使い物にならないというのが定説であるようだ。 わかる気がする…、私もきっと使い物にならない…）
数年前に税理士法が改正され、現在では修士取得者の受験免除科目は減らされて５科目受験者との格差は縮まっている。
という訳で、現在私は会計２科目（簿記論、財務諸表論）受験中なのだが、軟弱受験者である私はその２科目受験にさえ難儀しているふがいない有様である。
という訳で、現在私は会計２科目（簿記論、財務諸表論）受験中なのだが、軟弱受験者である私はその２科目受験にさえ難儀しているふがいない有様である。
平成１８年商法大規模改正に伴い本年（平成１９年）度から税理士試験内容もこの改正に合わせ大幅に変更されることとなり、受験者は学習の大幅なやり直しを余儀なくされることとなった。 軟弱な私はこの商法改正項目の網羅が本試験までに間に合わず、今年の受験を断念せざるを得なかったのである。 これだけ社会が混沌とし、そんな社会に対応するべくめまぐるしく法改正がなされる中。 税理士試験に限らず資格試験の内容も自ずと変容していき、資格試験受験者はその対策に苦慮するはめとなる訳である。（一発合格すればよいのだが、なかなかそうもいかず…）
受験してみればわかるが、税理士試験とはまるで格闘技の有様だ。 例えば、財務諸表論の場合、２時間の試験時間で問題用紙がＡ４約８枚、解答用紙がＢ４約５枚ある。 問題に目を通すだけでも大変なのに、例えば理論問題の場合解答は記述式でＢ４用紙２枚を埋め尽くさなければならない。 しかも鉛筆禁止のため書き直しが出来ない。 計算問題は実際に財務諸表を作成するのだが、これまたＢ４用紙３、４枚を埋め尽くす作業である。 高齢の私など２時間で精根尽き果てる。 その分、やり遂げた爽快感も大きいが。（合格すると尚達成感があるのろうだが、残念ながら未だ合格通知は手にしていない……）
現在受験勉強中の簿記論、財務諸表論のうち、元々理論派の私は財務諸表論の理論の学習が一番感情移入しやすい。（実際の試験ではなかなか点数は取れないが…）
受験してみればわかるが、税理士試験とはまるで格闘技の有様だ。 例えば、財務諸表論の場合、２時間の試験時間で問題用紙がＡ４約８枚、解答用紙がＢ４約５枚ある。 問題に目を通すだけでも大変なのに、例えば理論問題の場合解答は記述式でＢ４用紙２枚を埋め尽くさなければならない。 しかも鉛筆禁止のため書き直しが出来ない。 計算問題は実際に財務諸表を作成するのだが、これまたＢ４用紙３、４枚を埋め尽くす作業である。 高齢の私など２時間で精根尽き果てる。 その分、やり遂げた爽快感も大きいが。（合格すると尚達成感があるのろうだが、残念ながら未だ合格通知は手にしていない……）
現在受験勉強中の簿記論、財務諸表論のうち、元々理論派の私は財務諸表論の理論の学習が一番感情移入しやすい。（実際の試験ではなかなか点数は取れないが…）
時代の変遷と共に会計観もどんどん移り行く。 債権者保護のために企業の担保能力の算定を重視した財産計算中心の静態論の時代から、投資家保護のため企業の収益力を表示する損益計算重視の動態論の時代を経て。 現在は投資家への情報提供として企業の経済的資源の状態を表示する資産負債アプローチの時代に突入している。 それに伴い利益概念が大きく様変わりした。（などと３か月ぶりに復習してみると、勉強していた頃が懐かしくもあるが。）
（以上、我が税理士受験にいそしんでいた頃を懐かしく思い起こしつつ、バックナンバーを引用させて頂いた。）
まあ実際の税務申告作成作業とは、大騒ぎする程の煩雑さでもない。
義母の「不動産貸付業・青色申告」歴も８年目ともなれば、手慣れたものでもある。
今後義母が他界し、我が亭主が当該不動産貸付業を引き継いだ暁にも、私が「青色申告」を続ける事に関し本日昼間に亭主と同意した。
さて明日は本日仕上げた義母の青色申告書を持参して、青色申告会場へ出かけよう。
（参考だが「青色申告」は一般の税務申告に先立ち、２月１日よりその受付を開始している。）
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