いや、そうは言っていられない男達も、この世には必ずや存在するようだ。
その最たるものが、政治家ではなかろうか?
政治家には「政治資金」がつきものだ。
それを捻出する資金力ある奥方を迎え入れるのが、政界の常であろう。
かの安倍晋三氏の奥方の昭恵氏とて、その例外ではない。
ここで、安倍昭恵氏の家系を紹介するならば。 曾祖父 森永太一郎(実業家・森永製菓創業者・初代社長)、松崎半三郎(実業家・森永製菓第2代社長)、祖父 森永太平(実業家・森永製菓第3代社長)、松崎一雄(森永製菓相談役)、父 松崎昭雄(実業家・森永製菓第5代社長。 (以上、ウィキペディア情報より引用。)
この昭恵氏家系の資産力や実家の経済界での地位・権力無くして、安倍晋三氏は一国の首相として君臨出来るすべもなかった事だろう。
あるいは開業医のご夫人も、大抵の場合資産に恵まれたご家庭出身であることだろう。
特に大病院経営者の子息医師など、その経営を引き継ぐため、資産家の奥方を探し当てるのに躍起になっているようだ。
本エッセイ集バックナンバーでも既に述べた内容だが。
私は医学関連の職種に従事していた関係で、過去に於いてその実例を経験している。
某知り合いの大病院経営者の息子医師が私に告げるには、「将来、自分か弟かその両者が父の病院を引き継ぐ予定なのだが、現在大学病院にて勤務中の弟医師が職場の看護婦と恋愛関係に陥ってしまい、父も自分も困惑している。 偶然その看護師女性が資産家出身だとラッキーなのだが、そうでない場合、嫁いでくる相手女性の“持参金”が当てに出来ない。 これは病院経営者にとっては大打撃だ。 早めに別れさせない事には大変な事になるが、どうやって分かれさせたらいいと思う? ……」
いやはや、それは病院経営者としては確かに切実な課題であろうと実感させられる実話だった。 結果、どうなったのかは聞けず終いだが。
参考だが、相談者である医師ご自身は既に資産家出身の女性医師と結婚済みであり、その条件はクリアしていた。
本日、何故このテーマでエッセイを記す気になったのかと言えば、それはNHK連ドラ「半分、青い。」のせいに他ならない。
何でも、主人公すずめの幼馴染みである律(現在ロボット研究者として大阪の大企業製作所に就職仕立てのようだが)が、突然同じ職場の事務職員女性と結婚してしまったようだ。
この律だが、ドラマ上の女性遍歴は少ない方だろう。
幼馴染のすずめにずっと慕われつつも、大学生時代に他の女性と恋愛し3年後に破局したとの設定だ。 その後、郷里にてすずめに再開した際、当時漫画家としてデビュー後一時仕事に恵まれていたすずめに「結婚しよう」とプロポーズしたものの、すずめの本心とは裏腹に「無理」との言葉で一蹴されてしまう。
そして律は、職場の事務女性との結婚に至ったとの現在のストーリー展開なのだが。
ここしばらくこのドラマは、主人公すずめ側の心理描写に躍起になっていた。
まあそれでも、本日の放送ではやっとすずめが漫画家として立ち直りたい方向性を見い出せた様子でもある。
ここから私事及び私見に入ろう。
何分、40歳手前まで結婚願望が希薄だった私だが。
そんな我が視点からは、現在置かれているすずめの不安定ぶりが痛々しくもある。 要するに、漫画家との自由業に独身の立場で従事せんとする場合、その自由な身と収入源との駆け引きが心中渦巻く状態は分かる気がする。
肝心要のすずめと律との関係だが。
これ、私の目線からは両人の間には決して「恋愛関係」は無かったと結論付ける。 いや、女のすずめ側からは男の律に対し、それ(恋愛心理)はあっただろう。
ところが、律側からは決してそれは無かった。 そんな律が何故すずめにプロポーズしたのかが、そう理解していた私には分かりにくかった。 要するに、律はその時点で寂しかったのだろう、としか結論付けられないシーンだった。 単なる男のわがまま感情をすずめにぶつけ、救いを求めたかっただけなのだろう。
それ故に、すずめが「無理」と回答した事に私は大いに賛同した。
ここで我が私事を繰り返すのも何だが、私は結果として「見合い結婚」を選択し晩婚にてそれを叶えている。
これが大正解だったと、今尚実感する。
男女関係の有り様など、それはそれは人それぞれ多様な事だろう。
ところがこと法的責任を伴う結婚ともなれば、両人間での責任論が発生して当然だ。 それを恋愛関係ですったもんだした相手と実行などしたものならば、如何なる結果となるのかが目に見える思いだ。
話題を律に戻すならば、律は同じ職場の女性事務職員との結婚を実行したとのことのようだ。
その律の判断は大正解ではなかろうか、と私は感じる。 一応恋愛結婚のようだが、要するに同じ職場での社内結婚とは「見合い結婚」に近い様式なのではなかろうか? 環境が似た者同士の家庭とはまさに条件を釣り合わせての見合いと同等の結論が導かれるようにも考察する。
表題に戻そう。
結局、ドラマの律に限らず、男とは結婚相手の女など誰でもいいのではなかろうか?と、私は昔から思っていたような気がする。
それは、私自身が傍観者の立場で数々の職場結婚(女にとっては“寿退社”との表現が使用されていたが)を“他人事として”見守って来た歴史にもよるかもしれない。
私自身は自らの意思で晩婚を選択し、その後は適齢期に“寿退社”を遂げた女性達との付き合いが希薄なため、現在それら女性達が幸せに暮らしているのかどうかに関する情報に関しても縁が薄い。
まあ、少なくともドラマの主人公であるすずめにとっては、所詮縁が無かったロボット研究者として成長した律なのであろう。
律が職場結婚相手の事務職員女性と今後如何なる人生を歩もうが、すずめはすずめなりに恋愛経験を重ねつつ、今後漫画家として精進出来ればそれに越したことは無かろう。
その最たるものが、政治家ではなかろうか?
政治家には「政治資金」がつきものだ。
それを捻出する資金力ある奥方を迎え入れるのが、政界の常であろう。
かの安倍晋三氏の奥方の昭恵氏とて、その例外ではない。
ここで、安倍昭恵氏の家系を紹介するならば。 曾祖父 森永太一郎(実業家・森永製菓創業者・初代社長)、松崎半三郎(実業家・森永製菓第2代社長)、祖父 森永太平(実業家・森永製菓第3代社長)、松崎一雄(森永製菓相談役)、父 松崎昭雄(実業家・森永製菓第5代社長。 (以上、ウィキペディア情報より引用。)
この昭恵氏家系の資産力や実家の経済界での地位・権力無くして、安倍晋三氏は一国の首相として君臨出来るすべもなかった事だろう。
あるいは開業医のご夫人も、大抵の場合資産に恵まれたご家庭出身であることだろう。
特に大病院経営者の子息医師など、その経営を引き継ぐため、資産家の奥方を探し当てるのに躍起になっているようだ。
本エッセイ集バックナンバーでも既に述べた内容だが。
私は医学関連の職種に従事していた関係で、過去に於いてその実例を経験している。
某知り合いの大病院経営者の息子医師が私に告げるには、「将来、自分か弟かその両者が父の病院を引き継ぐ予定なのだが、現在大学病院にて勤務中の弟医師が職場の看護婦と恋愛関係に陥ってしまい、父も自分も困惑している。 偶然その看護師女性が資産家出身だとラッキーなのだが、そうでない場合、嫁いでくる相手女性の“持参金”が当てに出来ない。 これは病院経営者にとっては大打撃だ。 早めに別れさせない事には大変な事になるが、どうやって分かれさせたらいいと思う? ……」
いやはや、それは病院経営者としては確かに切実な課題であろうと実感させられる実話だった。 結果、どうなったのかは聞けず終いだが。
参考だが、相談者である医師ご自身は既に資産家出身の女性医師と結婚済みであり、その条件はクリアしていた。
本日、何故このテーマでエッセイを記す気になったのかと言えば、それはNHK連ドラ「半分、青い。」のせいに他ならない。
何でも、主人公すずめの幼馴染みである律(現在ロボット研究者として大阪の大企業製作所に就職仕立てのようだが)が、突然同じ職場の事務職員女性と結婚してしまったようだ。
この律だが、ドラマ上の女性遍歴は少ない方だろう。
幼馴染のすずめにずっと慕われつつも、大学生時代に他の女性と恋愛し3年後に破局したとの設定だ。 その後、郷里にてすずめに再開した際、当時漫画家としてデビュー後一時仕事に恵まれていたすずめに「結婚しよう」とプロポーズしたものの、すずめの本心とは裏腹に「無理」との言葉で一蹴されてしまう。
そして律は、職場の事務女性との結婚に至ったとの現在のストーリー展開なのだが。
ここしばらくこのドラマは、主人公すずめ側の心理描写に躍起になっていた。
まあそれでも、本日の放送ではやっとすずめが漫画家として立ち直りたい方向性を見い出せた様子でもある。
ここから私事及び私見に入ろう。
何分、40歳手前まで結婚願望が希薄だった私だが。
そんな我が視点からは、現在置かれているすずめの不安定ぶりが痛々しくもある。 要するに、漫画家との自由業に独身の立場で従事せんとする場合、その自由な身と収入源との駆け引きが心中渦巻く状態は分かる気がする。
肝心要のすずめと律との関係だが。
これ、私の目線からは両人の間には決して「恋愛関係」は無かったと結論付ける。 いや、女のすずめ側からは男の律に対し、それ(恋愛心理)はあっただろう。
ところが、律側からは決してそれは無かった。 そんな律が何故すずめにプロポーズしたのかが、そう理解していた私には分かりにくかった。 要するに、律はその時点で寂しかったのだろう、としか結論付けられないシーンだった。 単なる男のわがまま感情をすずめにぶつけ、救いを求めたかっただけなのだろう。
それ故に、すずめが「無理」と回答した事に私は大いに賛同した。
ここで我が私事を繰り返すのも何だが、私は結果として「見合い結婚」を選択し晩婚にてそれを叶えている。
これが大正解だったと、今尚実感する。
男女関係の有り様など、それはそれは人それぞれ多様な事だろう。
ところがこと法的責任を伴う結婚ともなれば、両人間での責任論が発生して当然だ。 それを恋愛関係ですったもんだした相手と実行などしたものならば、如何なる結果となるのかが目に見える思いだ。
話題を律に戻すならば、律は同じ職場の女性事務職員との結婚を実行したとのことのようだ。
その律の判断は大正解ではなかろうか、と私は感じる。 一応恋愛結婚のようだが、要するに同じ職場での社内結婚とは「見合い結婚」に近い様式なのではなかろうか? 環境が似た者同士の家庭とはまさに条件を釣り合わせての見合いと同等の結論が導かれるようにも考察する。
表題に戻そう。
結局、ドラマの律に限らず、男とは結婚相手の女など誰でもいいのではなかろうか?と、私は昔から思っていたような気がする。
それは、私自身が傍観者の立場で数々の職場結婚(女にとっては“寿退社”との表現が使用されていたが)を“他人事として”見守って来た歴史にもよるかもしれない。
私自身は自らの意思で晩婚を選択し、その後は適齢期に“寿退社”を遂げた女性達との付き合いが希薄なため、現在それら女性達が幸せに暮らしているのかどうかに関する情報に関しても縁が薄い。
まあ、少なくともドラマの主人公であるすずめにとっては、所詮縁が無かったロボット研究者として成長した律なのであろう。
律が職場結婚相手の事務職員女性と今後如何なる人生を歩もうが、すずめはすずめなりに恋愛経験を重ねつつ、今後漫画家として精進出来ればそれに越したことは無かろう。