私は現在NHKにて放映中の連続テレビ小説 「マッサン」 の一ファンである。
何と言っても、主人公マッサンとエリー、その二人を取り巻く主たる登場人物達の演技力が素晴らしい。
例年の当該ドラマの場合、半年に及び日々継続視聴していると、(脚本家氏がシナリオ展開に行き詰まったのか??)と推測し途中でダレる時期もあり、落胆させられるのが通常である。
ところが今回の「マッサン」はずっと飽きる事無く見続けているうちに早くも3月に入り、ドラマ終盤を迎えているとの感覚だ。
特に今週一週間をかけて放映された、戦時中に“赤紙”が届いてしまった 一馬(かずま)及び周囲人物を通じて、一馬及び周囲の激動の心理状態をじっくりと描いたシナリオは圧巻だった。
マッサンのウィスキー工場の一番弟子である一馬に赤紙が届けられてから、出征までの日々を巡る本人及び周囲登場人物の心情がその個々の演技力により実に丁寧に表現されていた。
戦争を知らない世代(私もその一人だが)も含め、戦争の悲惨さを視聴者に十分に伝えられる内容だったと高評価申し上げたい。
さて時を同じくして、我が国の現安倍政権は自らの主たる政策である「改憲」に向けて現在事を急いでいる様子と受け止める。
どうも先だってのイスラム国による2名の日本人拉致・殺害事件に対する安倍政権の対応が、自民党支持者より高い支持を得たらしい。 (私にとってはアンビリーバブルな話だが…)
一貫して「護憲」思想を貫いている原左都子に言わせてもらうならば、あの事件こそが安倍政権が決定的“墓穴を掘った”事態と捉えている。 その“墓穴”を契機に国民世論が安倍政権が現在目論んでいる「改憲に向けた動き」に絶対的ストップをかけて欲しい思いだった。
ところが、どうしたことか?? 国民の多くはイスラム国にて殺害された2名日本人男性達を助けるために安倍政権は最大限の努力をしたと認識している様子だ。
これこそとんでもない。
以下は原左都子の私見に過ぎない事を承知の上で記させていただこう。
安倍政権は2名の日本人男性がイスラム国に拉致されている事実を昨年秋頃より既に入手していた。 にもかかわらず、帰国勧告を促すでもなくそれを放置し続けていた事実は否めないであろう。
しかも安倍政権は、欧米にてイスラム国より過激テロが相次いだちょうどその時に、中東諸国を訪れ巨額の資金援助を申し出ている。 これぞ「原左都子エッセイ集」バックナンバーにて取り上げた通り、安倍氏自らがイスラム国に“喧嘩を売りに行った”事態と理解して間違いないと結論付ける。
その後すぐさまイスラム国より我が国政権に対して挑戦状が届くのは必然の事態だった。 その結果の安倍政権の対応とは、イスラム国に囚われの身となった日本人2名を殺害されるとの悲惨な結論に至っている。
誰が考察したとて、この結論になる事など自明の理だった。
要するに結果として、安倍政権とはイスラム国による日本人殺害の事実を自分の一番の政策である「集団的自衛権の行使」、強いては改憲に結び付けるために“まんまと利用”したものと私は結論付けるのだ。
事実、あの事件以降、自民政権は「集団的自衛権」行使に向けて正々堂々と動き始めている。
表題に戻そう。
昨日(3月6日)の国会答弁に於いて安倍政権は、安全保障法制をめぐる与党協議で、現行の武力攻撃事態法を改正して日本が直接攻撃を受けなくとも「集団的自衛権」を行使できる「新事態」との法的手段を盛り込む方針を伝えた。
加えて「文官統制(シビリアンコントロール)」に関しても改正法案を提出する事により、その見直し案を提出した。 安倍氏によれば「防衛装備庁」の新設も視野に入れているとの事だ。
この安倍氏の政策変更改革法案は、政府内での官房長・局長と幕僚長が対等な立場となるのに加えて、背広組局を廃止し自衛隊の運用を「統合幕僚監部」として一元化したいとの意向だ。 更には、政権改革案には「防衛装備庁」の新設まで盛り込まれた。 この安倍政権よりの閣議決定が新法律に盛り込まれ、法律が成立すると、今年10月に発足の見通しだ。
(以上、朝日新聞記事より一部を引用。)
最後に、原左都子の私論で締めくくろう。
何故、安倍氏はそれ程までにこの国を将来「戦争が出来る国」に導きたいのか!?
これに関しては「原左都子エッセイ集」バックナンバーに於いて、安倍氏が生来的に(代々政治家一族先祖より培ってきたDNA思想)に基づいているのではないかと既に結論付けている。
にもかかわらず、安倍氏とは過去の自民党政権時代にやっとこさ首相に選抜された暁に(持病故?)実力が発揮できないまま、短い政権時代を終焉せざるを得なかったとの辛い過去を背負っているとも見聞ししている。
由緒ある政治家一族の末裔である安倍晋三氏にとっては、おそらくそんな自分の“不甲斐なさ”を世間の想像以上に身に沁みたものと想像する。
束の間の民主党による政権交代の後、若き世代の石破氏を蹴落とし自らが首相の地位を得て、その後自民党政権の首相としての地位を築き上げている安倍晋三氏だ。
彼(安倍晋三氏)が、自民党政治家一族のDNA力を活かして今こそ自民党の念願である「改憲」を成し遂げたい思いは理解出来なくもないが、これぞ身内の我が身息災思想であることに早く気付いて欲しいものだ。
日本は敗戦によって、米国より素晴らしい「日本国憲法」をもらい受けた。
どうしても私はこれを守り抜きたい。
日本国首相として安保の縛りで連合国と歩調を合わせたい安倍氏の思いも分からなくはない。
が、ここは海外先進国に類を見ない程素晴らしいまでに平和理念を掲げた 「日本国憲法」 を日本国民の総意思にて維持してこそ、世界平和に繋がると私は信じたい!
何と言っても、主人公マッサンとエリー、その二人を取り巻く主たる登場人物達の演技力が素晴らしい。
例年の当該ドラマの場合、半年に及び日々継続視聴していると、(脚本家氏がシナリオ展開に行き詰まったのか??)と推測し途中でダレる時期もあり、落胆させられるのが通常である。
ところが今回の「マッサン」はずっと飽きる事無く見続けているうちに早くも3月に入り、ドラマ終盤を迎えているとの感覚だ。
特に今週一週間をかけて放映された、戦時中に“赤紙”が届いてしまった 一馬(かずま)及び周囲人物を通じて、一馬及び周囲の激動の心理状態をじっくりと描いたシナリオは圧巻だった。
マッサンのウィスキー工場の一番弟子である一馬に赤紙が届けられてから、出征までの日々を巡る本人及び周囲登場人物の心情がその個々の演技力により実に丁寧に表現されていた。
戦争を知らない世代(私もその一人だが)も含め、戦争の悲惨さを視聴者に十分に伝えられる内容だったと高評価申し上げたい。
さて時を同じくして、我が国の現安倍政権は自らの主たる政策である「改憲」に向けて現在事を急いでいる様子と受け止める。
どうも先だってのイスラム国による2名の日本人拉致・殺害事件に対する安倍政権の対応が、自民党支持者より高い支持を得たらしい。 (私にとってはアンビリーバブルな話だが…)
一貫して「護憲」思想を貫いている原左都子に言わせてもらうならば、あの事件こそが安倍政権が決定的“墓穴を掘った”事態と捉えている。 その“墓穴”を契機に国民世論が安倍政権が現在目論んでいる「改憲に向けた動き」に絶対的ストップをかけて欲しい思いだった。
ところが、どうしたことか?? 国民の多くはイスラム国にて殺害された2名日本人男性達を助けるために安倍政権は最大限の努力をしたと認識している様子だ。
これこそとんでもない。
以下は原左都子の私見に過ぎない事を承知の上で記させていただこう。
安倍政権は2名の日本人男性がイスラム国に拉致されている事実を昨年秋頃より既に入手していた。 にもかかわらず、帰国勧告を促すでもなくそれを放置し続けていた事実は否めないであろう。
しかも安倍政権は、欧米にてイスラム国より過激テロが相次いだちょうどその時に、中東諸国を訪れ巨額の資金援助を申し出ている。 これぞ「原左都子エッセイ集」バックナンバーにて取り上げた通り、安倍氏自らがイスラム国に“喧嘩を売りに行った”事態と理解して間違いないと結論付ける。
その後すぐさまイスラム国より我が国政権に対して挑戦状が届くのは必然の事態だった。 その結果の安倍政権の対応とは、イスラム国に囚われの身となった日本人2名を殺害されるとの悲惨な結論に至っている。
誰が考察したとて、この結論になる事など自明の理だった。
要するに結果として、安倍政権とはイスラム国による日本人殺害の事実を自分の一番の政策である「集団的自衛権の行使」、強いては改憲に結び付けるために“まんまと利用”したものと私は結論付けるのだ。
事実、あの事件以降、自民政権は「集団的自衛権」行使に向けて正々堂々と動き始めている。
表題に戻そう。
昨日(3月6日)の国会答弁に於いて安倍政権は、安全保障法制をめぐる与党協議で、現行の武力攻撃事態法を改正して日本が直接攻撃を受けなくとも「集団的自衛権」を行使できる「新事態」との法的手段を盛り込む方針を伝えた。
加えて「文官統制(シビリアンコントロール)」に関しても改正法案を提出する事により、その見直し案を提出した。 安倍氏によれば「防衛装備庁」の新設も視野に入れているとの事だ。
この安倍氏の政策変更改革法案は、政府内での官房長・局長と幕僚長が対等な立場となるのに加えて、背広組局を廃止し自衛隊の運用を「統合幕僚監部」として一元化したいとの意向だ。 更には、政権改革案には「防衛装備庁」の新設まで盛り込まれた。 この安倍政権よりの閣議決定が新法律に盛り込まれ、法律が成立すると、今年10月に発足の見通しだ。
(以上、朝日新聞記事より一部を引用。)
最後に、原左都子の私論で締めくくろう。
何故、安倍氏はそれ程までにこの国を将来「戦争が出来る国」に導きたいのか!?
これに関しては「原左都子エッセイ集」バックナンバーに於いて、安倍氏が生来的に(代々政治家一族先祖より培ってきたDNA思想)に基づいているのではないかと既に結論付けている。
にもかかわらず、安倍氏とは過去の自民党政権時代にやっとこさ首相に選抜された暁に(持病故?)実力が発揮できないまま、短い政権時代を終焉せざるを得なかったとの辛い過去を背負っているとも見聞ししている。
由緒ある政治家一族の末裔である安倍晋三氏にとっては、おそらくそんな自分の“不甲斐なさ”を世間の想像以上に身に沁みたものと想像する。
束の間の民主党による政権交代の後、若き世代の石破氏を蹴落とし自らが首相の地位を得て、その後自民党政権の首相としての地位を築き上げている安倍晋三氏だ。
彼(安倍晋三氏)が、自民党政治家一族のDNA力を活かして今こそ自民党の念願である「改憲」を成し遂げたい思いは理解出来なくもないが、これぞ身内の我が身息災思想であることに早く気付いて欲しいものだ。
日本は敗戦によって、米国より素晴らしい「日本国憲法」をもらい受けた。
どうしても私はこれを守り抜きたい。
日本国首相として安保の縛りで連合国と歩調を合わせたい安倍氏の思いも分からなくはない。
が、ここは海外先進国に類を見ない程素晴らしいまでに平和理念を掲げた 「日本国憲法」 を日本国民の総意思にて維持してこそ、世界平和に繋がると私は信じたい!