英国には「支持政党の候補者であれば、たとえ “豚” が立候補しても投票する」との冗談があるらしい。
これは朝日新聞3月23日(火)「声」欄の投書の中から発見した逸話であるが、この投書を寄せた60代主婦の方も、原左都子同様に現在の民主党による国民不在の政治を嘆いておられるようだ。
私は元々民主党支持派ではないにしても、この「声」欄の投書の前半部分に私論も賛同するため、前半部分のみを以下に要約して紹介することにしよう。
民主党は、昨年の衆院選で多くの無党派層が民主党政権を選択した背景をよく考えて欲しい。 昨年(夏)の選挙は、民主党の候補者なら誰にでも投票したとでもいえるような状況で、特定の誰かの采配が良くて勝利した訳ではないと思う。 旧政権の国民不在の政治を変えて欲しかっただけである。
私論に入ろう。
今後の選挙戦においては、各党共に “豚” の立候補者の擁立だけはもういい加減勘弁願いたいものである。
この期に及んで尚、選挙戦において国民を馬鹿扱いするという手法で選挙戦に勝ち抜こうとする発想をもうそろそろ終焉させないことには、この国の政治は何処の政党が勝利を収めようとも国政の真の改革は不能であろう。
ところがどうしたことか??
民主党の国民よりの支持率低迷と平行するかのごとく支持率を下げている野党に成り下がった自民党までもが、“豚”とまで言っては失礼かもしれないが、実力の程がまったく不明の“美人地方市議”の(藤川何某氏とやらの)某女史を夏の参院選に擁立するとの報道である。 現在自民党の大島幹事長がその擁立に向けて熱心に動いているということであるが、大島氏をある程度評価していた私としては、ここに来てとことん幻滅させられる思いである。
“溺れる者藁をもつかむ”発想で夏の選挙戦に臨もうとしている自民党の魂胆が見え透いていて、何とも辛い思いだ。
そんなことだから、いつまでたっても自民党の支持率が低迷を続けているのではないのか?
そんな“ヘボい”政党から離党して、新政党を結成したいと意気込む鳩山(弟)氏の思いもわからなくはないが、それには一国民の私なりの条件もある。
当然ながら鳩山(弟)氏の狙いは夏の参院選にある。 野党に成り下がって尚“ヘボい”状態を国民に晒し続けている自民党から離れたい思いは理解できる。 だが、新党を結成する魂胆が、鳩山(兄)が“お飾り首相”を勤めている民主党が来る参院選で過半数が取れないことが明白だから、それの傘下に入って新政権に迎合して連立しようとする魂胆であるとするならば、それはとんでもない国民に対する“裏切り行為”である。
与謝野氏と舛添氏も引き連れるらしいが、その両氏がセレブ鳩山(弟)氏と同様の考えで新党結成に参加するとなると、(与謝野氏のことはあまり知らないが)舛添氏に少しは期待していた原左都子としてはやはり幻滅せざるを得ない。
その上で、鳩山(弟)氏が立ち上げる新党もその立候補者とは、自らの縁故によったり、あるいは国民の間で知名度のみある “豚” を擁立して夏の参院選に臨む魂胆なのだろうか???
そういう手段でしか国民の票取りができないとの貧弱な発想を政治家がこの期に及んで今尚抱いているとするならば、それは政界の感覚が現在の国民感情から大いに遅れをとっている証拠とも考察できる。
それ程にまで国民感情と政治家との距離が今尚縮まっていないのは何故なのか?
昨夏政権交代の実現に大いなる期待を託して民主党が擁立した “豚” にまでも投票せざるを得なかった国民の苦渋の選択が新政権に大きく裏切られる結果となっている現状を把握できず、今まだ国民とは別世界の国政のトップ世界で自分達が国民を牛耳っていると勘違いしている政治家どもが、国民の苦悩を我が身として受け取れないからに他ならないからだ。
私論としては、 今夏の参院選に多くの新党が乱立出現しそうな現状に関しては、民主党の「政治とカネ」問題等々の大いなる失策により新政権が国民の支持率低迷を余儀なくされ、無党派層が量産されている“無政府状態”とも言える現状の国政において自然の摂理であると捉える。
ただし新政権に迎合する等の私利私欲追究目的で新党を立ち上げようとしても、今回の新政権のよもやの失策の“お蔭”で、「もう騙されないぞ!」との国民の目が肥えてしまって既にごまかしが効かなくなっていることを肝に銘じるべきであろう。
実力不明な“美人市議”などをいきなり国政選挙に擁立しようと企んで性懲りも無く有権者のさらなる失望を煽っている暇があるならば、(新たに結成される新党を含めて)各党が成すべき事は、今後国政を実力で操れる実力を備えた人材の開拓であり育成なのではなかろうか。
これは朝日新聞3月23日(火)「声」欄の投書の中から発見した逸話であるが、この投書を寄せた60代主婦の方も、原左都子同様に現在の民主党による国民不在の政治を嘆いておられるようだ。
私は元々民主党支持派ではないにしても、この「声」欄の投書の前半部分に私論も賛同するため、前半部分のみを以下に要約して紹介することにしよう。
民主党は、昨年の衆院選で多くの無党派層が民主党政権を選択した背景をよく考えて欲しい。 昨年(夏)の選挙は、民主党の候補者なら誰にでも投票したとでもいえるような状況で、特定の誰かの采配が良くて勝利した訳ではないと思う。 旧政権の国民不在の政治を変えて欲しかっただけである。
私論に入ろう。
今後の選挙戦においては、各党共に “豚” の立候補者の擁立だけはもういい加減勘弁願いたいものである。
この期に及んで尚、選挙戦において国民を馬鹿扱いするという手法で選挙戦に勝ち抜こうとする発想をもうそろそろ終焉させないことには、この国の政治は何処の政党が勝利を収めようとも国政の真の改革は不能であろう。
ところがどうしたことか??
民主党の国民よりの支持率低迷と平行するかのごとく支持率を下げている野党に成り下がった自民党までもが、“豚”とまで言っては失礼かもしれないが、実力の程がまったく不明の“美人地方市議”の(藤川何某氏とやらの)某女史を夏の参院選に擁立するとの報道である。 現在自民党の大島幹事長がその擁立に向けて熱心に動いているということであるが、大島氏をある程度評価していた私としては、ここに来てとことん幻滅させられる思いである。
“溺れる者藁をもつかむ”発想で夏の選挙戦に臨もうとしている自民党の魂胆が見え透いていて、何とも辛い思いだ。
そんなことだから、いつまでたっても自民党の支持率が低迷を続けているのではないのか?
そんな“ヘボい”政党から離党して、新政党を結成したいと意気込む鳩山(弟)氏の思いもわからなくはないが、それには一国民の私なりの条件もある。
当然ながら鳩山(弟)氏の狙いは夏の参院選にある。 野党に成り下がって尚“ヘボい”状態を国民に晒し続けている自民党から離れたい思いは理解できる。 だが、新党を結成する魂胆が、鳩山(兄)が“お飾り首相”を勤めている民主党が来る参院選で過半数が取れないことが明白だから、それの傘下に入って新政権に迎合して連立しようとする魂胆であるとするならば、それはとんでもない国民に対する“裏切り行為”である。
与謝野氏と舛添氏も引き連れるらしいが、その両氏がセレブ鳩山(弟)氏と同様の考えで新党結成に参加するとなると、(与謝野氏のことはあまり知らないが)舛添氏に少しは期待していた原左都子としてはやはり幻滅せざるを得ない。
その上で、鳩山(弟)氏が立ち上げる新党もその立候補者とは、自らの縁故によったり、あるいは国民の間で知名度のみある “豚” を擁立して夏の参院選に臨む魂胆なのだろうか???
そういう手段でしか国民の票取りができないとの貧弱な発想を政治家がこの期に及んで今尚抱いているとするならば、それは政界の感覚が現在の国民感情から大いに遅れをとっている証拠とも考察できる。
それ程にまで国民感情と政治家との距離が今尚縮まっていないのは何故なのか?
昨夏政権交代の実現に大いなる期待を託して民主党が擁立した “豚” にまでも投票せざるを得なかった国民の苦渋の選択が新政権に大きく裏切られる結果となっている現状を把握できず、今まだ国民とは別世界の国政のトップ世界で自分達が国民を牛耳っていると勘違いしている政治家どもが、国民の苦悩を我が身として受け取れないからに他ならないからだ。
私論としては、 今夏の参院選に多くの新党が乱立出現しそうな現状に関しては、民主党の「政治とカネ」問題等々の大いなる失策により新政権が国民の支持率低迷を余儀なくされ、無党派層が量産されている“無政府状態”とも言える現状の国政において自然の摂理であると捉える。
ただし新政権に迎合する等の私利私欲追究目的で新党を立ち上げようとしても、今回の新政権のよもやの失策の“お蔭”で、「もう騙されないぞ!」との国民の目が肥えてしまって既にごまかしが効かなくなっていることを肝に銘じるべきであろう。
実力不明な“美人市議”などをいきなり国政選挙に擁立しようと企んで性懲りも無く有権者のさらなる失望を煽っている暇があるならば、(新たに結成される新党を含めて)各党が成すべき事は、今後国政を実力で操れる実力を備えた人材の開拓であり育成なのではなかろうか。