今の世の中、メタボ、メタボとやたらうるさい。
私自身はBMI(ボディ・マス・インデックス:体重と身長の比率から肥満度を求める計算式)が17台であり“痩せすぎ”の体型に分類されるようで、体型面のみで考察した場合いわゆる「メタボ」とはほぼ縁がないものと自分では捉えている。
ところが、最近メタボリック症候群に関する腹囲の基準が論議し直されていて、特に女性の場合、今まで腹囲90cm以上を「メタボ」に分類していた基準を、80cm位が適当として見直しをする動きが出てきている。
このメタボの「腹囲」とは測定する場所が特定されているようだ。それは私も承知しているのだが、特に女性の場合の腹囲とは測る部位により大きく測定値に開きが出る。BMIが17台の“痩せすぎ”の私でも、測定する場所によっては「腹囲」が80cmを優に超えるのである。
早速あっちこっちの“腹囲測定”を自ら試行錯誤した私が、メジャー片手に「私もメタボか!??」と騒いでいると、家族から「それじゃあ、全国民がメタボだよ」と慰めてもらえたのはよかったのだが…。
そもそもこの「メタボ」であるが、私に言わせていただくとこの言葉が出現した頃から少々騒ぎ過ぎのような感が否めないでいる。加えて、その基準に当てはまらないからと言って健康が保証されている訳でも決してないのに、「メタボ」測定値基準非対称者に“私は大丈夫”との安堵感を無責任に与えてしまっていると思しき現状についても、私は憂えている。
そこで、まずはメタボリックシンドロームを定義するに至った経緯やその概要から簡単に調べてみることにしよう。
高血糖や高血圧は、それぞれが単独でも人間の体内のリスクを高める要因となるが、これらが重複すると相乗的に動脈血管性疾患の発生頻度が高まる。そのため、それらの状態を早期に把握する意図で設けられた概念が「メタボリックシンドローム」である。特に日本人はその民族的特徴から、「メタボリックシンドローム」に悪影響を受けやすいと考察されている。 そして、一般人にも分かりやすい指標として、設けられたのが身長、体重、BMI、そして“腹囲”の測定値の「メタボ」の基準である。
日本において2008年から開始された特定健診制度では、「メタボ」の概念を応用して糖尿病対策を行うことを目指し、一定年齢の国民を対象に特定健診を義務化し、「メタボ」及びその予備群と判定された者に対し特定保健指導を行うことを義務づけた。厚生労働省は、国民の約2000万人が「メタボ」とその予備軍に該当すると考えており、これを今後減少させるべく政策を打ち立てている。これにより、将来的に医療費2兆円を削減計画とのことである。
(以上、ウィキペディアより引用、抜粋、要約)
「メタボ」の概念を医療現場に導入し、一定年齢の国民にそれに伴う健診を義務化したことにより一体どこの誰が経済面でホクホクしているかについては、恐らくこのブログの読者の皆さんは一目瞭然にお分かりいただけることであろう。
私が健診を受けない事に関しては当ブログで幾度か既述してきているが、その理由の一つとして、医療にまつわる“癒着”を批判的に捉えていることについて今まで記載し忘れていたように思う。
医療を取り巻く環境の背景には、(国民の弱みにつけ込んで)今尚大いに“癒着”が存在することは否めない事実であろう。
健診とは、普段健康と自負する人も、組織に所属している場合全員強制で受けざるを得ないように法的に義務化されている制度である。そういう制度を職場や学校等の団体に課すことにより、その人数が多いが故に莫大な経済効果が発生することは皆さんも想像がつく話であろう。 その経済効果を享受しているのは、医療機関であったり製薬業界等の医学関連企業である。
私は医学関係の業務に従事していた若かりし頃から、行政と医療業界との“癒着”に関して疑問を抱き続けて来ているという訳だ。
「メタボ」における女性の“腹囲”の基準を90cmから80cmへ厳しくすることにより、またまた、健診を受けようかと思ったり医療機関を受診する国民が増えるという図式、そしてまた“癒着”によりホクホクする一部の人種も増えるという図式をお分かりいただけたであろうか。
女性にとって「腹囲」(ウエスト)がくびれていることは永遠の理想体型ではある。
そして自分の健康は自分で守って欲しいものでもあるが、ウェストが多少太くてふくよかであっても、日頃健康で何の問題もなく元気に生きているのならばそれでよしとしていいのではないか、と考えるのが私の見解である。
私自身はBMI(ボディ・マス・インデックス:体重と身長の比率から肥満度を求める計算式)が17台であり“痩せすぎ”の体型に分類されるようで、体型面のみで考察した場合いわゆる「メタボ」とはほぼ縁がないものと自分では捉えている。
ところが、最近メタボリック症候群に関する腹囲の基準が論議し直されていて、特に女性の場合、今まで腹囲90cm以上を「メタボ」に分類していた基準を、80cm位が適当として見直しをする動きが出てきている。
このメタボの「腹囲」とは測定する場所が特定されているようだ。それは私も承知しているのだが、特に女性の場合の腹囲とは測る部位により大きく測定値に開きが出る。BMIが17台の“痩せすぎ”の私でも、測定する場所によっては「腹囲」が80cmを優に超えるのである。
早速あっちこっちの“腹囲測定”を自ら試行錯誤した私が、メジャー片手に「私もメタボか!??」と騒いでいると、家族から「それじゃあ、全国民がメタボだよ」と慰めてもらえたのはよかったのだが…。
そもそもこの「メタボ」であるが、私に言わせていただくとこの言葉が出現した頃から少々騒ぎ過ぎのような感が否めないでいる。加えて、その基準に当てはまらないからと言って健康が保証されている訳でも決してないのに、「メタボ」測定値基準非対称者に“私は大丈夫”との安堵感を無責任に与えてしまっていると思しき現状についても、私は憂えている。
そこで、まずはメタボリックシンドロームを定義するに至った経緯やその概要から簡単に調べてみることにしよう。
高血糖や高血圧は、それぞれが単独でも人間の体内のリスクを高める要因となるが、これらが重複すると相乗的に動脈血管性疾患の発生頻度が高まる。そのため、それらの状態を早期に把握する意図で設けられた概念が「メタボリックシンドローム」である。特に日本人はその民族的特徴から、「メタボリックシンドローム」に悪影響を受けやすいと考察されている。 そして、一般人にも分かりやすい指標として、設けられたのが身長、体重、BMI、そして“腹囲”の測定値の「メタボ」の基準である。
日本において2008年から開始された特定健診制度では、「メタボ」の概念を応用して糖尿病対策を行うことを目指し、一定年齢の国民を対象に特定健診を義務化し、「メタボ」及びその予備群と判定された者に対し特定保健指導を行うことを義務づけた。厚生労働省は、国民の約2000万人が「メタボ」とその予備軍に該当すると考えており、これを今後減少させるべく政策を打ち立てている。これにより、将来的に医療費2兆円を削減計画とのことである。
(以上、ウィキペディアより引用、抜粋、要約)
「メタボ」の概念を医療現場に導入し、一定年齢の国民にそれに伴う健診を義務化したことにより一体どこの誰が経済面でホクホクしているかについては、恐らくこのブログの読者の皆さんは一目瞭然にお分かりいただけることであろう。
私が健診を受けない事に関しては当ブログで幾度か既述してきているが、その理由の一つとして、医療にまつわる“癒着”を批判的に捉えていることについて今まで記載し忘れていたように思う。
医療を取り巻く環境の背景には、(国民の弱みにつけ込んで)今尚大いに“癒着”が存在することは否めない事実であろう。
健診とは、普段健康と自負する人も、組織に所属している場合全員強制で受けざるを得ないように法的に義務化されている制度である。そういう制度を職場や学校等の団体に課すことにより、その人数が多いが故に莫大な経済効果が発生することは皆さんも想像がつく話であろう。 その経済効果を享受しているのは、医療機関であったり製薬業界等の医学関連企業である。
私は医学関係の業務に従事していた若かりし頃から、行政と医療業界との“癒着”に関して疑問を抱き続けて来ているという訳だ。
「メタボ」における女性の“腹囲”の基準を90cmから80cmへ厳しくすることにより、またまた、健診を受けようかと思ったり医療機関を受診する国民が増えるという図式、そしてまた“癒着”によりホクホクする一部の人種も増えるという図式をお分かりいただけたであろうか。
女性にとって「腹囲」(ウエスト)がくびれていることは永遠の理想体型ではある。
そして自分の健康は自分で守って欲しいものでもあるが、ウェストが多少太くてふくよかであっても、日頃健康で何の問題もなく元気に生きているのならばそれでよしとしていいのではないか、と考えるのが私の見解である。