じんせい2度なし

かほぱぱの独り言

マンガの効能

2014年06月24日 | 本と雑誌

子どもの頃からマンガ好き。
仮面の忍者赤影ぐらいから始まって、ドラゴンボール、キャプテン翼、ドカベン、松本零士シリーズ、陸奥A子シリーズ、スラムダンクなど。
多感な頃に読んだあの世界は、心のどこかで私の人生観、世界観に影響を与えているに違いない。
最近は、特定のマンガしか読まなくなりましたが、日本が誇る最高のエンターテインメントであることを考えると、これはもったいないことかもしれません。
そんな時に、ハードルの低そうな本を発見。

プレゼンの極意はマンガに学べ プレゼンの極意はマンガに学べ
価格:¥ 1,512(税込)
発売日:2013-02-22

こちら、ドラゴン桜の作者である三田紀房氏の手による、プレゼン術に関する本です。
ビジネス本市場におけるポジショニングであり、内容としては新しい企画の立て方や、ストーリーテリングの手法に関するもの。
たとえば「なぜあの娘のことが好きなのか?」という感情を分析するのが容易でないように、「なぜマンガが面白いのか?」を言葉で説明するのはなかなか難しい。
本書を読むと、三田氏がヒット作品を連発させているのは決して偶然ではなく、確固としたセオ リーに基づくものであることが分かって興味深い。
 ▶アイデアとは、天から降ってくるようなものではなく、「そのジャンルの『王道』になにを掛け合わせるか」という掛け算の賜物。
たとえば、『ドラゴン桜』の場合、ベースには「厳しい鬼監督が主人公たちを徹底的に鍛え上げ、全国制覇を目指す」というスポ根マンガの王道があって、そこに「東大受験」という新要素を掛け合わせることによって、新しいタイプの受験マンガを成立させた。
 ▶プレゼンにも応用可能な法則として、
①毎回決めゼリフがある
②顔がデカい
③多彩な比喩表現を駆使する

私の事業で言えば、王道を踏まえつつ、何か新要素を掛け合わせる、というアプローチになるだろう。
ただ、「顔がデカい」って、どうプレゼンで使えばいいんですかね(笑)
いずれにしても、ありがちなビジネス本とはまったく違う切り口で語られているし、ミリオンセラーを作った作者としてのノウハウは間違いなく詰まっているので、楽しく読める一冊でした。


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