今週末はセンター試験が行われる。
私が高校生の頃から始まった制度で、もう40年位になるだろうか。
良し悪しはよく解らないが、万能型の子どもに有利なのは間違いないような気がする。
社会や会社の仕組み、産業の形、子ども達の嗜好は、私の56年の人生を振り返っただけでも随分変わった。
大学の学部は、一部情報・ITやデザイン関連の学部が新設されたけれども、大きな変化はない。
大学も、これからの少子化や社会の動きに変化・対応していかないと、生き残れないのではないかと思う。
また、私の経験から言うと、似通ったもの同士よりも、異能なものが集まった方が新しい化学変化が起きやすく、自身の成長につながったような気がする。
センター試験によって、一定の学力、それも特定教科の合計点で足切りが行われることで、私も大学は楽しかったが、刺激という点では少なかったような気がする。
これから娘達も通る道なのだが、親としてどんなアドバイスをしてやれるのか、悩むところだ。
まだ将来やってみたいこと、なりたいものが殆どないという娘達、数百万円の授業料で何を学ぶのか。
彼女達にも色々考えてみて欲しいなぁとは思うけど、自分も教員になりたいと思っていただけで、そんなに考えたことはなかった。
人間は興味のある「対象」と向いている作業としての「性分」が、別々にそれも無数にあるし、成長につれ変化する。
そんな中で、自分に向いた組み合わせが多い仕事を選んだり、時には自分で作ったりするわけですが、相手に選んでもらえない場合もある。
今の若い人は、以前にも増して個人的な「夢」を持つことを強要されている感がある。
私の頃なら、たまたま入学した学校の学部や専攻で、なんとなく就職先の範囲が指定された。
※もちろん、ちゃんと夢を持って実現された方も沢山いた
まぁ、若い時に無理に決める必要はないという気もしますが、探し続けないと巡り会えないので、諦めないことが肝要なんでしょう。
自分の場合、たまたま入社出来た現在の会社・ミッションに満足していますが、娘達ともっとコミュニケーションを活発にして、なにかしらの切欠でも作ってあげられると良いのですが。
まぁ、面倒臭くて聞いてくれないだろうけど(笑)
雪が心配ですが、受験生の皆さんが持っている力を存分に発揮される事を祈る。