じんせい2度なし

かほぱぱの独り言

そろそろ購入1

2010年11月22日 | 本と雑誌

年末ジャンボ宝くじの季節になりました。
皆さんはお買い求めになりますか。
我が家は結婚してから、毎年30枚ほど購入しています。
まぁ、1か月ほど夢を語る代金としては適当かと思って。
この宝くじ、1等2億円が当たる確率は、0.0000001程度です。
こう書くと「何で買うんだろう」と考えてしまいますが、これは当たる確率を過大評価するからですね。
確率が小さいときは過大評価し、その逆の場合は過小評価すると言われています。
このあたりのことは、カーネマンが実験して実証しています。
確率をそのまま受け取らず、直感・記憶・感情など異なる重みで評価するという心理的性質が働いて、ついつい購入してしまいます。
このあたりのことは、最近読んだ本に書いてありました。

行動経済学 経済は「感情」で動いている (光文社新書) 行動経済学 経済は「感情」で動いている (光文社新書)
価格:¥ 998(税込)
発売日:2006-05-17

▶自由経済下の誤解の一つに、選択肢が多い程幸せである、というものがある。
▶まあまあでも、そこそこ満足のいくものがあれば満足するような、まあまあ満足主義者の方が、結局は満足度が高い可能性が大きい。

まだ新しい学問ですが、基本的な経済学を知っていて読むと、結構楽しめると思います。
ただ、数学の苦手な私には苦痛になるパートもありますがw
これらの本を読んでいると、各企業が発売する「限定品」を無理して買ってはいけないなとは思うんですけどね。
ものが溢れているのに、人間の原始的な性向を巧みに利用しているわけですからね。
でも私の周囲を見渡すと結構「限定品」がありますねぇ。
これから年末商戦期を迎えますが、常に「ちょっと待てよ、本当にそれが欲しいのか」と冷静に考えられるシステムを頭の中に構築しておかないといけません。
まぁ、私の場合、「本当にそれが食べたいのか」かもしれませんが。
良い購買をお祈りしています。