65歳以上を対象にしたコロナワクチンを接種した70代半ばの女性の話です。やや太っていますが、お腹がぽっこりというほどではありません。受付で予診票、接種券をチェックしている40代と思える女性が尋ねました。「妊娠していますか?」。思わずふき出し「していません」と答えました。
「65歳以上の高齢女性が妊娠していると思ったのかしら」と聞かれたので、「予診票の質問項目に妊娠の有無があるので、事務的に尋ねたのでは」と私は答えました。それにしても、予診票には年齢も書いてあるのに、その質問はないだろうと思います。
80歳前の女性は糖尿病を患っています。自分でインシュリンを投与し、血糖値をコントロールしています。夜、体がだるくてふらふらするので血糖値を測ったら、40しかありません。完全な低血糖です。
措置を尋ねるためにかかりつけの病院に電話をしましたら、糖尿病の医師がいないため、別の病院を紹介されました。病院には問い合わせのルートがあるようです。たらい回しとなり、四つ目の病院の夜間受付の女性が答えました。糖尿病に医師はいないとのことで「意識がなくなったら連絡してください」。
女性は「意識がなくなったら、電話はできないじゃないか」と思いながら電話を切りました。
医療従事者の常識には???がつきます。