団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

「誰も看てくれへんから」

2018-07-30 09:26:37 | 健康・病気

80代後半の男性は、孫の女性と暮らしています。孫は百貨店勤務で午前遅めの出勤で夜遅く帰宅するので、男性と触れ合う機会がほとんどありません。妻は有料老人ホームに入所しており、炊事、洗濯、掃除など生活に必要なことはすべて自分でしています。3人の娘さんがおりますが、嫁いで別のところで暮らしているので、普段は行き来がありません。

朝は5時ごろ起床して、顔を洗ってからNHKテレビの体操をします。このあと、犬を連れて近所を散歩します。愛犬に食事を与えたあと、朝食の準備をします。いつもはパン食でサラダや卵焼きを自分で調理します。

日本通運のドライバーとして定年の55歳まで勤務しました。その後は運転技術を生かして、トラックを購入し、赤帽の配送会社を運営し、70代半ばまで働きました。こうして働いた資金で自分の家を建てました。年金で夫婦二人ならば、生活に困らない収入があります。

妻も清掃業やベビーシッターとして働いていましたので、若いときから自分で家事もできる限りしていました。このため、妻が老人ホームに入った2年前から、家事はすべて自分でしていますが、とくに困ることはないといいます。

「誰も看てくれへんから、自分でするしかない」と言います。確かに、家事をやってくれる人はなく、孫の衣類などの洗たくも自分でやっていますし、風呂場やトイレの掃除もしています。でも、元気の源は「何もかも自分でやっている」ことにあると、私はみています。

男性には「今の生活スタイルを続けて、90歳まで元気で暮らせることを当面の目標にしてください」と伝えています。

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