団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

八十肩の施療は「二歩前進一歩後退」です

2014-03-28 10:13:42 | 健康・病気

八十肩と評価した男性の患者さんには「五十肩、六十肩が治るのに1年近くかかることがあります。とりわけ大事なのは、自宅で運動療法を続けることです」と説明しました。

五十肩の運動療法のうち、自宅でも簡単にできるコッドマン体操とコンノリー体操に取り組んでもらいました。コッドマン体操は別名アイロン体操、振り子体操ともいい、長い台の上に膝を乗せ(台に痛くない手をついて行ってもOKです)、痛い方の手でアイロンをつかんで前後に痛くない範囲でゆっくり振ります。硬くなった肩関節の動きを滑らかにするものです。アイロンの代わりに500mlのペットボトルに水を入れて、自宅でも振ってもらいました。

コンノリー体操は壁押し体操で、壁に向かって直角に立ち、痛い方の手を壁に沿って出きる限り高く伸ばして痛みが出ないところで止めます。そこで両膝を少し曲げてわきを伸ばし、腱板を緩めます。

温熱療法、物理療法、手技で患部と周辺の筋肉を入念に緩めたあと、コッドマン体操、コンノリー体操を続けました。効果を実感できませんと、自宅での運動療法は継続できません。

そこで、運動療法が終わったあと、院内の大鏡の前で、右手を前に上げたり、横に上げたりしてもらいました。施療して体操が終わった直後、前上げは90度に楽に上がりました。「上がった。上がった」と喜んでくれます。ところが、横上げはなかなか効果が現れません。「八十肩の施療は二歩前進一歩後退ですから、気長に続けてください」と繰り返し説明しました。

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