80代半ばの男性は胃がんで全摘手術を受けたのをはじめ、肝臓、肺など全身にがんが転移し、医師から「治療の方法がありません」とさじを投げられています。
男性は体重が80キロから45キロに激減し、体力は落ちましたが、ゴルフにマージャン、釣りなど遊びが大好きです。ゴルフは週一回程度、グリーンに出ており、スコアは全盛期より落ちたものの、友人たちとのゴルフを楽しんでいます。
突然、体調が悪化し、地元の病院に緊急搬送されましたが、この病院では診療できないということで、がんの専門病院に転送されました。緊急治療室に運ばれ、医師は「亡くなるのは時間の問題」と診断し、家族・親類を呼ぶように伝えました。
人工呼吸器、点滴で、いわゆるスパゲッティ状態になりましたが、医師の診断と違って、20日後、退院しました。
回転ずしで2皿食べるのがやっと、と食欲は落ちましたが、遊びはいまでも楽しんでいます。
生ける者 遂にも死ぬる ものにあれば、この世にある間は 楽しくをあらな(大伴旅人)
この世を楽しく生きている人は病魔にも強いようです。