朝、目覚めたとき、腰に張りと鈍い痛みが起こるようになりました。寝起きの腰痛です。起床して、トイレ、洗面などで動いているうちに、腰の痛みは軽減するのですが、寝起きの不快感があります。
寝起きの腰痛の原因は、寝返りの少なさです。睡眠時の寝返りは通常、15~24回打つといわれます。それが10回未満になると、寝起きの腰痛が発症するとされます。
寝返りが少なくなり、長時間、腰に体重がかかり続けると、腰の筋肉が硬く、凝った状態になり、痛みが起こります。
睡眠は、脳の一部は目覚めているものの体は休んでいる浅い眠りのレム睡眠と、脳も休んでいる深い眠りのノンレム睡眠が90分置きに繰り返されるとされます。寝返りが起こるのは、深い眠りのノンレム睡眠のときといわれます。
高齢になり、睡眠の質が落ち、寝返りが減ったのかもしれません。
寝起きの腰痛を改善するためのセルフケアは次回に。