団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

心無い言葉はアスリートの心を折る

2020-10-02 10:02:36 | 健康・病気

マラソンランナーの増田明美さんがトボトボ走りとなった1988年1月の大阪国際女子マラソンを沿道から見ていました。「軽乗用車にFIのエンジンをつけた」という力強く軽快な走りがすっかり消えてしまったのにびっくりしました。

引退後、スポーツジャーナリストになって、大阪国際女子マラソンの走りについて、振り返ってつづった文章を読んで、男性の心無い言葉が増田さんの心を折って走れなくなったことを知りました。

1984年のロサンゼルス五輪で途中棄権をして、再起をかけたレースでした。大阪城を越えたところで、男性が太い声で叫びました。「増田、お前の時代は終わったんや」

24歳になったばかりの増田さんは「その声に負けちゃって、屈辱というのか、その瞬間、足が止まってしまった」。

そのあと、また走り出したのですが、トボトボ走りでした。私が見たのは、このときの増田さんでした。

ところが、追い越していった6人の市民ランナーが、肩をぽんとたたいたり、「増田さん、一緒に走ろう」と声をかけたりしたことから、「走りたい」という気持ちがよみがえってきたそうです。30位、2時間50分台の記録でゴールインしました。

市民ランナーの激励で完走できたことが、増田さんは「新しいスタートを切れる」きっかけになったといいます。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加