ゴムボールのような柔軟性があれば当然、与えられた衝撃(しょうげき)を吸収し、その力を柔軟に跳ね返す力に変え、さらにその力を利用して反動することが出来る。例えば柔道なんかの受け身がそれで、投げられても受け身で体勢を元へと戻(もど)せる訳だ。結果、怪我はしない・・ということになる。過去に比べ、最近は大相撲の本場所中に力士さんの故障休場が目立っている。ナントカいう解説者の方も言われていたが、怪我も実力のうち・・らしいから、そこのところの鍛錬をしていただいて、本場所が盛り上がるように期待したい・・とは多くのファンの要望だろう。話が脱線したので元へ戻すと、…なにでした? ^^ ああ、そうそう! 柔軟性である。人や物により、この柔軟性は変化するから、柔軟性とは? と大上段に振り翳(かざ)しても、いささか疑問となる点ではある。^^
とある老人会の会場である。
「最近、夜中に何度も起きるんですわっ!」
「はは~ん、夜尿症ってヤツですな?」
「はい! 夜中に繰(く)り返し通うのは…」
「安眠できませんな」
「はい! 困りますが、どうも私だけではないようで…」
「そうそう! お隣(となり)の餅川(もちかわ)さんもそう言っとられました」
「コレ! という心当たりがないんですが…」
「よくは分りませんが、どうも膀胱(ぼうこう)の皮が分厚くなって柔軟性が、年を取れば落ちるそうですわ」
「面(つら)の皮がぶ厚くなるよりはいいですが、柔軟性が落ちるのは困りものですな」
「ははは…面の皮が厚くなるのはいけません! 家(うち)の家内(かない)なんて5cmもあります」
「ははは…そんなに」
「はい! 昔は薄皮(うすかわ)で柔軟性に富(と)んでおったんですがなっ! ははは…」
「ははは…薄皮はいいっ!!」
二人の話は横道へ逸(そ)れ、尽(つ)きなかった。
疑問ながら、どうも柔軟性は話を変える柔軟性があるようだ。^^
※ マーカー値に異常がなければ、酸性尿に伴う結石の疑いもあり、クエン酸製剤の可能性も? などという診断もありか…なんてねっ!^^
完