阪神は最下位争いをしているカープに初戦9対0で負けて連勝が10でストップしてしまった。しかも昨夜も6対2で負けて連敗だ。普通であれば連敗をすれば首位を明け渡して当たり前であるが中日も阪神にお付合いをして連敗。巨人も昨夜は負けて上位3チームがそろってこけた。悔しいやら嬉しいやらわけが分からなくなる。救いはおしい負け方でなく一方的な展開であきらめがつくことである。連勝すれば連敗が来るのは過去の例から分かっているが、せめて今夜は勝ってくれなければ一位通過が危うくなる。今季阪神はセリーグの4球団には勝ち越しているが広島カープに8勝13敗と苦手にしている。何でや?と聞いても何でやの答えしか返ってこないのがおちか。残り19試合。ゴール目前につきムチを2発入れさせてもらう。ビシッ!バシッ!
阪神ー巨人戦は見ている者にとってはたまらなく面白い3連戦であった。それにしても今夜もハラハラドキドキの逆転、同点、逆点の連続で見ている方も疲れた。7-7の同点で延長戦に突入。延長10回、阪神が鳥谷の三塁打で勝ち越し、藤原の右前打で1点を加えた。9対7になれば勝ちは間違いないと思ってた。その裏、巨人も意地を見せ藤川は1点を失うが、阪神が9対8で逃げ切り10連勝を飾った。阪神のベンチに入っていた選手は野口を残して全部使い総力戦での白星である。巨人は中日がデーゲームで勝ったので3位に転落してしまい正に天国から地獄に突き落とされたようなものだ。この3連戦はなんと言っても3試合とも阪神が先制したことが勝因である。阪神の岡田監督の打つ手が面白いように決まり監督冥利につきることだろう。そう簡単には10連勝なんで出来る事ではない。今夜も巨人の先発投手が左腕の高橋と読み浜中を先発に起用。浜中はそれに応えてホームランを打ち阪神先発の下柳投手がピリッとしないと思えば4回に代打を送り代打の阪神狩野が右翼線に同点三塁打を放つなど、とにかく選手とベンチがうまくかみあっている。明日一日試合がないがその後は9連戦と試合が続く。残り21試合だ。頑張れタイガース。
それにしても読売テレビは試合の中継が7時からと遅くしかも9時前に終わりファンとしては腹が立つ。関西での阪神の試合は、ほとんど試合開始から終了までの完全中継なので満足しているが途中でやめてしまうような中継はやらない方がマシだ。そう言いながらもやってくれなければ困る。
【延長10回】 ◇開始18時00分◇東京ドーム
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
阪 神 | 1 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 9 |
巨 人 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 8 |
- 【阪神】
- 下柳
- ダーウィン
- 渡辺
- 江草
- 橋本健
- ○久保田(7勝3敗)
- S藤川(40セーブ)
- 【巨人】
- 高橋尚
- 福田
- 西村
- 豊田
- ●上原(4勝3敗)
- [本塁打]
- 浜中4号(神)
- 二岡19号(巨)
表、阪神の先頭打者鳥谷が幸先よくホームランを打って1点を先制した。巨人は5回まで安藤にノーヒットに抑えられていたが6回にイ・スンヨプが同点ホームランを打ちゲームは振り出しに戻ってしまった。阪神も巨人の先発投手久保に抑えられていたが7回に葛城が価値ある一発をライトスタンドに放り込んだ。2対1で阪神がリードだ。こうなれば阪神は得意の継投で勝ちにいく。安藤ー江草ー渡辺ー久保田ー藤川の必勝リレーだ。9回の裏クローザーの藤川が巨人の先頭打者矢野に2塁打を打たれしまった。
しかも巨人は3番高橋、4番小笠原、5番二岡のクリーンナップで悪くても同点、下手をすれば逆転サヨナラを覚悟しなければならない。ここからが藤川の真骨頂で三振、フライ、フライでゲームセット。ついに夢にまで見た首位に躍り出た。もう少し後でもいいのだがそんな贅沢を言うのはよそう。1,5ゲーム差に阪神、巨人、中日の3チームがひしめき合う混戦である。最後に笑うのはどのチームになるであろうか。益々ペナントレースが白熱を帯びてきた。上位3チームのファンはこれからの一ヶ月は、しびれるような日々が続く。頑張れタイガース!
【試合終了】 ◇開始18時00分◇東京ドーム
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
阪 神 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 |
巨 人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
- 【阪神】
- ○安藤(1勝0敗)
- 江草
- 渡辺
- 久保田
- S藤川(39セーブ)
- 【巨人】
- ●久保(3勝3敗)
- 西村
- 豊田
- [本塁打]
- 鳥谷9号(神)
- 李27号(巨)
- 葛城2号(神)
今夜の阪神対横浜戦は阪神は杉山投手で横浜は阪神の天敵とも言える三浦投手の先発であった。あんのじょう阪神は得点圏(ランナーが2塁か3塁にいる)に6回まで毎回ランナー出るがここぞと言うときに三浦が踏ん張りタイムリーが出ない。イライラしながら見ていたが両チームとも点を取らねば試合に勝てないので投手を代えてきた。阪神には強力な押さえの投手、久保田、ウイリアムス、藤川がいるのでとにかく1点を先にとれば勝ちは見えてくる。横浜は外人の左腕に代えてきたのでシメシメと思っていた。結局9回に横浜の守りのミスで阪神は無死満塁のサヨナラの絶好機を迎えた。シーツ選手がツーナッシングからレフト前にヒットを打ちサヨナラゲームとなった。ボールになる球を投げれば三振しただろうに何でまともにストライクの球を投げるのだろうか。アホとしか言いようが無い。ヒットを12本も打ち1点しか取れないのは寂しすぎるがとにもかくも勝ったのでと文句は言うまい。7連勝とハッピーエンドでめでたしめでたしであった。明日から巨人との3連戦が待っている。全部勝てば文句なしに首位になる。しかしそんなに急ぐことはない。じわりじわりと真綿で首を絞めればいいのだ。
【試合終了】 ◇開始18時00分◇甲子園
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
横 浜 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
阪 神 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
- 【横浜】
- 三浦
- ●マットホワイト(0勝3敗)
- 【阪神】
- 杉山
- 久保田
- ○藤川(5勝2敗)
ついにタイガースはドラゴンズに取って代わり4月12日以来(146日)の2位に浮上した。首位のジャイアンツとゲーム差は1.5ゲームだ。1週間前には絶望的な5ゲーム差が付いていたのにまたまた再接近である。結局中日も巨人も決め手がないから抜け出せれない。阪神は今夜の横浜戦が終われば次は巨人戦だ。巨人に3タテをくらわせば待望の首位が見えてくるがそんな贅沢は言わない。2勝1敗で十分である。とりあえず今夜の横浜に勝って7連勝といきたいものだ。
阪神3対2横浜
順位 | チーム | 試合 | 勝数 | 敗数 | 引分 | 勝率 | 勝差 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 巨 人 | 123 | 68 | 54 | 1 | .557 | - | 584 | 473 | 163 | 56 | .279 | 3.56 |
2 | 阪 神 | 119 | 63 | 52 | 4 | .548 | 1.5 | 440 | 439 | 93 | 42 | .260 | 3.33 |
3 | 中 日 | 118 | 63 | 53 | 2 | .543 | 2 | 514 | 469 | 104 | 66 | .261 | 3.73 |
4 | 横 浜 | 114 | 55 | 58 | 1 | .487 | 8.5 | 451 | 506 | 94 | 25 | .271 | 4.16 |
5 | ヤクルト | 115 | 48 | 67 | 0 | .417 | 16.5 | 485 | 499 | 113 | 53 | .270 | 4.08 |
6 | 広 島 | 119 | 48 | 69 | 2 | .410 | 17.5 | 442 | 567 | 107 | 55 | .262 | 4.34 |