10月16日(土曜日)
阪神・巨人ファンであれば誰でも観たい、プロ野球セリーグのクライマックスシリーズ・ファーストステージ阪神対巨人の試合。このプラチナチケットを手に入れたので、行かないかと源氏の好夫さんから二日前にお誘いがあった。モチロン二つ返事でOKだ。
11時30分に大阪駅前のヨドバシカメラの8階にある”うおまん”で待ち合わせをした。この店には中学の同級生の「か~子」さんが働いている。店に入り、「か~子さん今日は来ていますか?」と尋ねると「はい!来ています」の返事がありホッとする。席に座ると、「か~子」さんが顔を出してくれた。6月末にこの店で中学の同級会をやったので、4ヶ月ぶりの顔だ。白髪の一本、シワの一本も増えているかと見るが、頭は白髪なので確認出来ず。シワは、シワ32だが歳の数(66)まで程遠い8本しか・・・。か~子さんは、相変わらず元気で威勢が良い。
料理を注文して、泡盛を飲みながら源氏の好夫さんを待った。しばらくすると、源氏の好夫さん夫婦と娘さんが現れた。まずは乾杯!
やがて注文済みの、「できたて豆富と大海老の天婦羅御膳」が運ばれてきた。
飲んで食べて満足の1時間。
ボチボチ甲子園へ行こうと、会計伝票を探すも見当たらない。か~子さん呼んでもらうと、「今日は私のおごり」と言ってきかない。店で払うの払わないだので、いいとしこいたおっさんおばさんが言い争うのも見苦しいので、ここは素直に皆で、「ありがとう!ご馳走様!」。今度大阪に行ったら、倍返ししましょうね。
源氏の好夫さんの嫁と娘さんとはここでサヨナラをして、二人でいざ甲子園へ。
甲子園には高校野球では毎年のように来ているが、プロ野球で来るのは何年ぶりだろうか。覚えていないくらいの、久しブリブリの照り焼きだ。指定席は1塁側のファーストのちょい後ろで、7列目だ。目の前に金網があるので、もう少し後ろがいいのだがそんなことを言えばバチが当たる。試合に先駆けてサインボールの投げ入れがあった。飛んで来た!ヨッシャ!
ナイスキャッチ!と思ったが、弾いてしまい前の青年がキャッチ。その青年が気の毒と思ったのか、はたまた坊主頭に敬意を払ってかサインボールを渡してくれた。有難う!
ボールを記念撮影すれば満足したので、ボールをキャッチした青年に、「どうぞ」と言って手渡した。すがすがしい気持ちだ。
源氏の好夫さんも、サインボールをキャッチしたかと思ったら弾いてしまい残念でした。試合は予想通り、阪神は能見、巨人は東野の先発で始まった。能見はコントロールがままならず1、2回にランナーをためてピンチを招くが、なんとか0で切り抜けた。巨人ファンの源氏の好夫さんに、「チャンスを逃せば阪神が点を取るぞ」と言ったとたん、ブラゼルが先制のホームランをかっ飛ばした。球場は阪神ファンが9割を占めているので、喜びの大歓声があがる。よっしゃ~。
点を取った次の回を抑えれば阪神ペースになる。3回の表、巨人の先頭バッターは坂本だ。「坂本はビックリ箱なので一発が」と言ったとたん、予言が的中してしまった。同点にされたショックか能見がピリッとしない。まずい外野守備もあり、あれよあれよと言う間に逆転され2対1。5回もまたもや小笠原にタイムリーを打たれ3対1。景気づけに焼酎を飲むも効果なし。
ラッキー7も応援の風船がど~っと舞い上がるも、選手は踊ってくれない。
3回、8回と阪神はチャンスがあったが、ここ1本が出ない。出るは”あ~あ”のため息。
何のことはない、このまま3対1で巨人に押し切られた。
巨人はヒット10本。阪神は単発のヒット5本では勝ち目は無い。肩を落として帰路についた。
阪神が勝てば観客が分散されて帰るのだが、負ければ駅にどっと押し寄せる。これを見ると、とても電車に乗る気が失せてしまった。「源氏の好夫さんこっちへ」とタクシーが停まって入る所へ。大阪まで乗るつもりが、電車の乗り換えるのもイヤになり、とりあえず源氏の好夫さん住む交野へ。ここまで来れば車を置いている京田辺市も一緒だ。タクシー料金は結構かかったが、麻雀友達が三日前にカンパしてくれたのでタダで乗れた。愛妻から途中電話がかかり、京田辺市にある”我が家”で、愛妻と神戸から帰省していた次男と合流し残念会を開いた。
阪神は今日負ければ、今シーズンは終わりの崖ぷちに立たされた。このまま崖から落ちて死んでは泣くに泣けない。とにかく打たねば活路は開けない。打線が奮起し、男の意地を見せてくれ!頑張れタイガース!
まったくお気の毒様です。
6対2をひっくり返されるとは・・・
M君も明日は甲子園に行けると確信していたことと思います。
悔しい!