8月17日(水曜日)
8月の半ばから、庭のあちこちにタカサゴユリ(高砂百合)が咲き始めました。
タカサゴユリは、種が飛べばどこでも咲きます。コンクリートの隙間から、今年も元気よく咲いています。
タカサゴユリは台湾原産の帰化植物で、観賞用として大正時代に渡来しました。名前のタカサゴは、琉球語に由来する台湾の
別称で、台湾のユリという意味。
これと見た目は同じで、酷似しているのがテッポウユリ。
テッポウユリは4~6月に咲き、タカサゴユリに比べ、丈も花の大きさも若干小さい。簡単な見分け方は、タカサゴユリの花被片の外側に赤紫色の筋があるが、テッポウユリにはこれが無い。
またタカサゴユリは、テッポウユリに比べ葉が細く、別名:細葉鉄砲百合(ホソバテッポウユリ)と呼ばれています。
8月、9月に見る白いユリの花は、タカサゴユリと思ってほぼ間違いないでしょう。
タカサゴユリは、生えて1年目は花は咲きません。2年目から咲くが、1本から咲く花の数は1~15個と千差万別です。
【豆 知 識】
・百合(ゆり)科。ユリ属の多年草。
・学名 : Lilium formosanum (高砂百合)
Lilium : ユリ属
formosanum : 台湾の
Lilium(リリウム)は、ギリシャ語の「leirion(白色)」が語源。
別名:細葉鉄砲百合(ほそばてっぽうゆり)、タイワンユリ(台湾百合)。
英名は Formosa lily, Taiwan lily。
・花期:夏
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